[797] 2013年08月25日(日)
「ウワサに翻弄される日々」
「Nikon D700」の後継機として、登場するかなり前から噂にのぼっていたカメラ、それが「Nikon D800」だった。
我輩はこの「D800」が発売されればすぐに手に入れるつもりで、数年間待ち続けていた。
仕様・性能はもちろん、名称(型式名)すら確定でなかった頃から後継機購入を考えていたなどというのは、冷静に考えるとマトモではない。しかし「D700」が良いカメラであるがゆえに、その細かい欠点が目に付き、それら欠点を後継機がクリアしてくれることを期待したのである。
しかし期待すればするほど「D800」はなかなか現れず、その間にウェブ上で流れてくるウワサに翻弄させられた。
ちなみにウワサの情報源としては、デジタルカメラ関係のウワサ掲載サイト「デジカメinfo」や海外サイト、「2ちゃんねる」、「価格.com」などである。
「D800」が現行製品となっている現在、あらためて振り返ってみると、当時のウワサは完全なガセネタもあれば、真実にかなり近かったものもあり、それらが入り混じっていた。
ウワサとして語られる項目としては、「発売時期」、「名称(型式名)」、「仕様・性能」、「外観デザイン」、「価格」がある。どれもが興味を惹く項目で、ウワサが出る度に一喜一憂させられたものだった。
中には今考えるとバカバカしいと思えるような内容もあったが、そういうふうに考えられるのは、あくまでも未来人としての視点だからに過ぎぬ(参考 雑文160「未来人としての視点」)。
それに、当時は情報に飢えていたので、明らかに信憑性の低い情報であっても何かの真実が隠れていないかと考えていた。捏造された外観写真も、ガセネタだと承知で何度眺めたことか。
さてここ最近、我輩はNewバージョンのOLYMPUS OM-Dのウワサに翻弄されている。というのも、我輩はNewOM-Dの購入を既に決めているからだ。「D800」を待ち焦がれていた時のことを想い出す。
現時点では、NewOM-Dが「E-M5」の後継機なのか、あるいは上位機なのかは分からない。しかしいずれにしても、後から発売されるOM-Dは性能が向上したものに違いない。だから期待するのである。
この期待の大きさは、現行の「E-M5」が素晴らしいカメラであるからに他ならない。
「E-M5」は、フルサイズの1/4面積しかないマイクロフォーサーズでありながらも、強力な手ブレ補正機能と優秀な交換レンズにより低感度域ではフルサイズカメラにも劣らぬ画像を得ることが出来る。
いや画質面だけでなく、小型システムゆえにフルサイズカメラを動員出来ないような場面(例えばレストランでの撮影や事前に予定の無い撮影など)でも気軽に撮影することが可能で、実際に我輩のもとでも多くの写真を得て実績をあげている。
しかしそうは言っても、「E-M5」には改良して欲しい点が幾つもある。素晴らしいカメラだけに、「あと少し何とかして欲しい」と期待するのだ。
我輩がNewOM-Dに期待する具体的内容は以下の通り。
●ISO100対応
現行「E-M5」では最低ISO感度は200となっている。イメージセンサーの高感度特性向上のために低感度が犠牲となったのだとは思うが、ISO100以下の設定が欲しいと思う。
F値の明るいレンズを開放で使いたいというニーズが多いことは事実であるし、我輩としてもテーブルトップスタジオでのストロボ撮影では低感度を必要とする。
●高感度での画質向上
現行「E-M5」では、それまでのマイクロフォーサーズカメラと比較して高感度特性は大きく向上したが、さすがにフルサイズと比べると高感度特性は劣る。フルサイズと同等なノイズ特性はあくまでもISO200での話。NewOM-Dでは、ISO400まではフルサイズと同等のノイズ特性であって欲しい。
●像面位相差AF
ミラーレス一眼カメラで一般的に使われるコントラスト式AFは、今や合焦速度は位相差AFと遜色無いほど高速化されたが、低照度の条件となるとかなり非力である。しかも、主要被写体よりも背景のほうがコントラストが高い場合はそちらに引っ張られてしまう。その点、位相差AFでは低照度に強く、また合焦位置も事前に分かるので手前の被写体を優先させて背景抜けを防ぐことが可能なはず。
●小さなフォーカスエリア
現行「E-M5」ではフォーカスエリアが広過ぎるのでピンポイントでの合焦は難しい。狭いエリアにすることも可能だが、一旦スイッチを切るとその設定が解除されてしまう。NewOM-Dでは狭いエリアに固定出来ることを期待する(「E-M5」でもファームウェアで対応してくれれば可能なはず)。
●内蔵ストロボ
通常のストロボ撮影では、クリップオンストロボや、場合によってはモノブロックストロボなどを使うので問題無いが、ちょっとしたメモ撮影の時は内蔵ストロボがあれば重宝する。無くて困ることはあっても、有って困ることは無いはずだ。
OLYMPUSが他社よりも優れている部分は幾つもあるが、この点だけは大きく劣っている。搭載することによるデメリットが無く、機能として大きな可能性が広がる重要な要素のはず。OM-DだけでなくPENにもその傾向が強いので、もしかしたらOLYMPUSにとって内蔵ストロボは小さなスペースに詰め込むには技術的に難しい問題なのか。他社では問題無い技術でも、ある会社では難問であるというケースはままある。もしそういう問題でないとすれば、OLYMPUS側の意思によるものだろう。我輩から見れば、それはほとんど意地に近い。
●一体式グリップ
現状はグリップは外付けタイプであるが、シャッターボタンとシャッターボタン同軸の電子ダイヤルがダブってしまいムダである。それに、カメラ本体のバッテリー交換はグリップを外さないと出来ないのが面倒。
グリップはホールディング性を向上させるので、このクラスのカメラには必須であろう。ならばグリップはムダの無い一体型が望ましい。
●メインスイッチ位置
一眼レフカメラのようなOVF(光学式ファインダー)の場合、スイッチを入れっぱなしにしていてもバッテリーの減りはほとんど無いが、EVF(電子式ファインダー)カメラではスイッチをこまめに切らねばバッテリーを消耗してしまう。だから、メインスイッチの位置は右手でカメラをグリップした状態を崩すことなく操作出来る位置が好ましい。
我輩の希望としては、NikonやPENTAXの一眼レフカメラのようにシャッターボタン周りにメインスイッチがあればと思う。
●シンクロターミナル
スタジオなどで使うストロボ撮影ではシンクロターミナルは重要である。また、クリップオンストロボであってもカメラからストロボを離して使うにはシンクロコードを必要とする。昔使っていたコンパクトデジタルカメラ「CAMEDIA C-2020Z」ではシンクロターミナルがあり重宝した。
もちろん、ホットシューからアダプタを介せばシンクロコードを接続可能ではあるが、作業性は良くない。何しろ、カメラの頭からコードが伸びるので取り回しに苦労させられるし、接点が増えるので接触不良になることも多い。そもそもアダプタは余計な携行物となるので困る。
恐らく、一般的なニーズとしてシンクロターミナルを必要とするのは1,000人中1人くらいであろうが、もしプロ機を標榜するならば、派手な飛び道具ばかりでなく地味な構成要素を地道に備えて欲しい。
●HDMI信号出力
カメラを一脚などに載せて高く持ち上げたりしてハイアングルの撮影をしたい時など、外部ディスプレイにライブビュー画像を出力する機能は重要である。これこそフィルムカメラではマネ出来ないデジタルカメラ的な使い方の1つと言える。しかし「E-M5」ではHDMI信号がスルーで出せず、単なる再生出力端子の役目しか無い。動画撮影機能も本格的とするならば、これはさすがに対応してもらわねば困る。
●外部バッテリーの単三電池対応
専用電池は事実上その製品の寿命を握る。もし汎用の電池が利用出来るならば、その製品の寿命は半永久的となる。外部バッテリーは後付けのアクセサリー扱いなので、NewOM-Dだけでなく「E-M5」のほうでも単三電池仕様の外部バッテリーを発売してもらいたい。これはメーカーの責任として用意するべきことで、ニーズの大小の話ではない。
以上、書きたいことを書いたが、そのほとんどは 雑文762にて「E-M5」の不満点として挙げた内容である。
ただ、この内容は必ずしも一般ウケするものとは言えないところが悩ましい。あくまでも我輩個人の要求であり、メーカーが気にもかけていないような項目もあろう。
ところがここにきて、機能を削ぎ落とした廉価版OM-Dが現れるというウワサが出た。
全く予想外の、いわば不意を突かれたような情報でかなり戸惑ったが、どう解釈すれば良いのだ?
我輩にとって、廉価版への一般ニーズがあるかどうかは別段どうでも良い。問題は、今まで待ち望んでいたNewOM-Dの正体が結局は廉価版OM-Dなのかどうか。もしそれとは別にハイエンドなOM-Dがあるならば、何も問題無いのだが・・・。
それからしばらくして、再びNewOM-Dのウワサが入ってきた。具体的な名称は「E-M7」であるという。我輩自身もそんなネーミングを想像していたので、このウワサは真実であろう。
今度のOM-Dは、フォーサーズマウントとマイクロフォーサーズマウントの両方に対応したハイブリッドであると言うのだ。
現在、フォーサーズマウントのレンズは、マウントアダプタを使えばマイクロフォーサーズカメラにも装着可能である。だがウワサによれば、NewOM-Dはフォーサーズレンズの能力を100パーセント活かすという。
その記述から、NewOM-Dは2つのマウントをアダプタ無しで使えるという憶測を生んだのだ。
しかし普通に考えれば、2つのマウントをアダプタ無しで使い分けることなど有り得ない。マウント形状の違いだけでなく、フランジバックが2倍もの差がある。
それでも無理矢理考えるとすれば、「スライド式マウント切替」とか、「跳ね上げ式マウント切替」、あるいは「2眼レフ的な並列マウント」になろう。
また、カメラボディの裏表にそれぞれマウントを設けた「裏表マウント切替」という方法もある。さすがに使いづらいとは思うが。
いずれにせよ、どちらか一方のマウントしか使わない者にとっては他方のマウント構造が死加重となり何の貢献もしない。要するに、両マウントを1台のカメラで使いたいユーザーにしか意味の無いカメラでしかないのだ。
我輩が考えるに、これは像面位相差式AFを搭載したことによりアダプタを介したフォーサーズレンズでも快適なAFが可能であるということが誤って伝わったウワサではないだろうか。
まあ、いずれ正式発表が出れば本当のことが分かる。
そうこうしているうち、NewPENとして「E-P5」が発表・発売された。
これは、5軸手ブレ補正機能、ISO100対応、1/8000秒シャッター、WiFi機能、そして外付けながらも約230万ドットの高精細EVFが使えるなど、個別の性能では上クラスの「E-M5」を凌駕した。
巷では、下位機種が上位機種の性能を上回ることを「下剋上」と呼んでいるが、この下剋上はあくまでもタイミングの関係で発生した一時的な状況であるので、我輩としてはあまり気にしていない。むしろ、NewOM-Dの性能を垣間見るものとして注目した。
その後、NewOM-Dの仕様に関するウワサが出てきたが、やはり発売されたばかりの「E-P5」の仕様をそのまま取り入れたようなものとなっていた。冷静に見れば少々上位機種としての迫力に欠けるが、一応これで下克上の状況が解消されることになる。
もちろん、この時点ではまだウワサのレベルでしかないが、地味な仕様なだけに真実味を感ずる。
それにしても、早く公式な発表は出ないものか。
8月に入ると、公式発表は9月2週目というウワサが出た。これもウワサであり、真偽は定かでない。
9月はまだまだ先。しばらくは悶々とした日々を過ごすことになるのか。
毎日何も手に着かず、ウワサ情報サイト「デジカメinfo」をチェックしていたところ、突如として「OM-D E-M1」という名のカメラが浮上した。そしていつの間にか、この名称がハイエンドOM-Dということになっている。
それ以降、「E-M7」の名称はウワサに出なくなった。
それから数日後、ついに運命の日がやってきた。NewOM-Dのリーク画像が出てきたのだ。いよいよ、姿を現したか。
それは動画であったのだが、それゆえ様々な角度からその姿を見ることが出来る。
見たところそれなりに質感は高いので、第三者がガセネタとして作ったニセモノという感じはしない。少なくともメーカーが作ったものに間違いあるまい。
実はこの動画、現時点では既に削除されている。
外国から発信された情報だが、メーカー指示による意図的なリークであろう。つまり、瞬間的に見せることによって一般人の反応を見るための工作なのだ。
ただそれにしても、こういうのがいつも外国発というのが気にくわない。
我輩は今まで著作権を意識してなるべく他人の撮った写真は転載しないようにしてきた。転載したとしても引用の範囲にとどめ、引用元を明示している。
ところが今回は引用元もよく分からない怪しい画像だ。仕方無いのでそのまま転載しようと思う。その結果、どこからかクレームが付けば、逆にこちらから問い詰めたい。お前は誰で、そして誰に頼まれ、どういう意図でリークしたのかを。
さて肝心の画像だが、元が動画なのでキャプチャーして静止画として切り取った。そのため画質はあまり良くなく、細部までは写っていないところもある。
まずは、正面から見た姿。
現行「E-M5」に非常に似ているが、大きなグリップが目に付く。マイクロフォーサーズカメラは小柄なため、グリップはこれくらい大きなものがあると頼もしい。まずは合格点をやりたい。
それから、ブラックボディの革張りがシボ柄になっており凝縮感を醸し出している。「E-M5」のブラックボディでは人工的なパターン柄だったので気に入らなかったが、これならブラックボディを選びたい。
しかしながら「E-M5」同様、内蔵ストロボが無いように見えるのが残念だ。もっと小さなコンパクトカメラにさえストロボが内蔵されているのだから、このボディに内蔵するのは技術的に難しいはずがあるまい。何か我輩の与り知らぬ問題でもあるのだろうか? まさか、バッテリー節約のため?
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「E-M5」のデザインがベースになっていることが分かる。内蔵ストロボも同様に無い。 |
次に、上部から見たところであるが、かなりゴチャゴチャしており、そこからも凝縮感を感ずる。これまでの"軟弱なデジカメ"というよりも、"頼りになりそうな機械装置"という印象になった。
ボディはプラスチックっぽく見えるが、それは画像のせいでそう見えるのであり、流れ的に金属製をやめるはずが無い。ただ、外装を強化プラスチック(ABS樹脂)で覆ったほうが弾力があって衝撃に強くなるであろうから、我輩個人的にはプラスチックのほうが好ましいと考える。
モードダイヤルは軍艦部に移っているが、ロックボタンがあり、まるで「Nikon F3」のシャッターダイヤルのような雰囲気がある。出来ればそれと同じように文字を色分けしてもらいたいところだが、刻印であれば入手したあとに自分で塗料を流し込めば済む。
また、この角度から見るとグリップが細身であることが分かる。これはかつてフィルムカメラの「Canon EOS600系」で採用されたグリップに似ている(参考: 雑文652)。あのグリップは指掛かりを優先させたがためにリチウム電池がグリップ内に納まらないものとなった。だがそれだけにグリップ感は素晴らしかった。今回のNewOM-Dでは、それが期待出来そう。
ただ、メインスイッチがなぜか左肩へ移動しているのでガッカリした。これでは、カメラを握る右手のみでスイッチ操作出来ないではないか。まるでフィルムカメラのOMシリーズの露出計スイッチのよう。色々と実用性を追求しながら、ここで実用性を捨ててまさか懐古趣味に走ったか? なぜここだけ?
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全体的にゴチャゴチャしたところに凝縮感を感ずる。グリップは細身なので指掛かりは良さそう。だがなぜかメインスイッチが左肩にある。 |
さて今度は、斜めから見た画像キャプチャである。
これを見ると、どうもシンクロターミナルがあるように思う。そこには樹脂キャップが被っており確かなことは言えないが、よく見ると稲妻マークが見えるようだ。もしそうならば、これはやはりシンクロターミナルか。
かつては、シンクロターミナルはどのカメラにも付いている当たり前の部材であったが、最近はプロ機以外では見ることは無い。しかし、このカメラにそれが付いているとすれば、このカメラはプロ機の位置付けということになる。
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シンクロターミナルが見えるが、もしそれが本当ならばこれがプロ機であることを示す。 |
そして、背面の画像。
「E-P5」のようなファンクションレバーが確認出来る。このレバーは我輩自身未経験だが、見た感じ便利そうに思う。ボタン類も、「E-M5」よりも押し易そうに思うが、実際に触ってみないと分からない。
親指の部分にシボ革が貼られており、全体的にカメラっぽさが増した。
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ボタン類はストロークが短く押し易そうである。 |
最後に軍艦部については、エッジがシャープな印象がある。この画像は窓際で撮られたものなので、多少コントラストが高くなっておりそう感じるのかも知れない。少なくとも、重厚感があるのは間違いない。
我輩は「E-M5」はシルバーボディを選んだが、NewOM-Dの軍艦部がこれくらい重厚ならばブラックボディのほうが似合うだろう。
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軍艦部のゴチャゴチャ感は、プロ用カメラっぽさを感ずる。ただし常時表示の液晶があると便利だったろう。 |
それにしても、早く入手して操作してみたいカメラだ。メインスイッチの位置が残念ではあるものの、この凝縮感とスパルタンな感じにワクワクしてくる。
ただ、この画像を見た後で手元の「E-M5」を見るとチープに感ずるのが困る。
それにしても、このウワサ記事へのコメント書き込みを見ると、ほとんどの者がこのデザインを気に入らないようだったのは驚いた。もちろん賛否両論はあることは予想されたが、コメントを見たところほぼ9割以上の者がデザインに不満を漏らしている。一体、どういうことだ? 十分使い易そうで機能的なデザインだと思うが、どこに難があるというのか理解出来ない。
見たところ、グリップの造形に不満が多いようだが、これくらい大きくても結局はレンズの分だけ出っ張るのだからコンパクト性には支障無いはず。まあ、「EOS600系」のグリップ感を体験したことが無い者の意見だろうと思うが、実際の製品が出てから握ってみればこのグリップの優位性が理解出来ることだろう。
以上、NewOM-Dの画像が出てきたことにより、今回ようやく具体的なイメージを掴むことが出来た。今後出るであろうウワサ情報も、この画像をベースにして真偽の判断に繋げられる。
ウワサに翻弄されるのは、もうすぐ終わりだ。
●追記
この記事を書き終わる寸前に、さらなるウワサ情報が入ってきた。今度はNewOM-Dのキチンとした外観写真である。
それを見ると、動画で見た画像よりも更に直線的な感じがする。ボディ塗装が縮緬状になって高級感がある。もしかしたらこのカメラにはシルバーモデルは存在しないのかも知れない。
ちなみにその画像をレタッチして掲載してみた。
モードダイヤルは、入手したらすぐにこのように着色するつもり。
●追記 2013/08/28
新しいウワサ情報によれば、実売価格は本体のみで15万円ほど、そして12-40mm F2.8 レンズキットで22万円ほどになるらしい。高いな・・・。
もし新レンズとの組合せで位相差AFが可能ならば暗いシチュエーションでもAFが使えるようになるので買う価値はあるが、もしそうでなければ、画質が向上しない限りこれだけの金を出すメリットは(少なくとも我輩には)無いかも知れぬ。
●追記 2013/08/29
新しいウワサ情報によれば、高感度特性が現行「E-M5」よりも1段向上するらしい。もしこれが本当だとすると、高い金を出してでも購入する意味はあるかも知れない。
なお、上の画像はリーク画像をレタッチしたもの。
●追記 2013/08/30
何だかよく分からないが、更に詳細な画像がGoogle検索で引っかかった。
見たところメーカーがキッチリ撮影した広報用写真に見えるのだが、元画像は気持ち悪い韓国の恨み言が重ね書きされていたのでレタッチして転載した。このタイミングで広報用画像が出るのは明らかにおかしいので、韓国からの悪意ある流出だろうか? この画像について、これまでの意図したリーク画像とは異なるものを感ずる。
いずれにせよGoogleに出るということは、ほぼ消せない状態であるといことになろう。
●追記 2013/08/30
また新たなリーク画像が韓国から出たようなので、気持ち悪い重ね書き文字を塗りつぶし、ダイヤルの着色などのレタッチを施して転載してみた。ちなみにこの画像を得た手掛かりは2ちゃんねるによるもの。
●追記 2013/08/31
予想実売価格について、想定よりもかなり高価なので購入の意思が揺らいでいる。
そこで、我輩的に基準を考えてみた。
下記のうち1つでも機能・性能が実現されれば購入する。
●内蔵ストロボ
外観写真を見るに内蔵ストロボへの期待は絶望的であるが、万一内蔵であれば躊躇無く買う。それだけの価値はある。
●外部バッテリーの単三電池対応
今すぐに使うものではないが、製品寿命の長さを決定付けることは大きい。
●新レンズ併用による像面位相差AF
コントラストAFは暗さにめっぽう弱いので位相差AFは是非欲しい。現行のマイクロフォーサーズレンズでの像面位相差AFは難しいと思われるが、新レンズ12-40mmにて位相差AFが可能になるならレンズとセットで導入したい。
●高感度での画質向上
感度1段分の画質向上ならば価値は大きい。
●追記 2013/09/02
シルバーボディでは似合わないとは思ったものの、手元の「E-M5」のモードダイヤル部について、加工練習を兼ねて着色してみた。配色としては、Canonに倣って「P」は緑、「A」は赤とした。
元々入っていたホワイト塗料が意外に硬く、ほじくりかえすのに苦労して小さな傷も少々入ってしまったのだが、塗料の塗り込みはまあまあか。次はもう少し上手くやれると思う。
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それにしても当雑文で追記を重ねているうち、「E-M1購入までの記録」というような内容になってきたかも知れぬ。
●追記 2013/09/04
当雑文は最新情報を紹介するものではないのでウワサ情報を逐一転載する必要もないのだが、「E-M1」のウワサ情報を受けて我輩自身の一喜一憂する様を記録しておくのも後々興味深いものとなろう。そういう意図を以てこの先も追記を重ねたいと思う。
さて今回得たウワサ情報によれば、「E-M1」の公式発表が9月10日になるらしいとのこと。あと1週間ということになる。この日になれば、詳しい仕様を確定情報として知ることが出来るということで期待は高まる。PDFでのカタログがダウンロード出来るだろうか。
我輩としては、やはり新レンズ12-40mmとの組合せで像面位相差AFが可能かということが気になる。繰り返しになるが、コントラスト式AFでは合焦スピードは位相差AFと変わらないほど向上したが、低照度下ではAFがほとんど機能しないのがネック。またそればかりでなく背景抜けも良く起こるのが困る。
既存のマイクロフォーサーズレンズで位相差AFが効かないとすれば、それは構造上の問題であろうから仕方あるまい。しかし新レンズでは設計時から位相差AFを考慮出来たはずなので、是非対応してもらいたいと思う。
だがこの件についてのウワサ情報はまだ全く入ってこないので、恐らく新レンズであっても位相差AF対応の可能性は残念ながら低いだろう(もし対応しているならばその情報だけがリークされないのは不自然)。
ところで、NewOM-Dのネーミングはもはや「E-M1」で確定だと思われるので、今後は「E-M1」の名称で記述する。
●追記 2013/09/07
昨日、またもや韓国発と思われるリーク画像に行き当たった。今回の画像は数多い。
ただ、これにも気持ち悪い韓国の日本に対する恨み言が重ね書きされており、完全には消しきれないのでやむなく画像縮小にてごまかして下に転載する。
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それはともかく、色々な角度からの眺めが得られたおかげで外見上のイメージが段々固まってきた。
やはりグリップは細いタイプで指掛かりは良さそうに思う。
一方、「E-M5」と同じように付属品的外付けストロボが見られる。これはつまり、内蔵ストロボ無しが確定ということであり、非常に残念。
というわけで、後は仕様詳細と発売時期の確定情報を待つのみか。
●追記 2013/09/08
2ちゃんねるのほうを見ると、「E-M1」と新レンズの価格が出始めている。
・OM-D E-M1ボディーのみ144,800円
・M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO 89,880円
・OM-D E-M1 12-40mm F2.8 レンズキット 219,800円
これらが定価なのか実売価格なのかハッキリしないし、そもそも本当かどうかすら分からない。敵による情報攪乱という可能性も捨てきれぬ。
答えはあと2日で出る見込みであるが、もしこの値段が実売価格だとするならば高過ぎて手が出そうにない。ボディのみならば何とかなるかも知れぬが、新レンズとの組合せでのみ位相差AFが可能ということであればボディだけで導入する意味は薄れる。
●追記 2013/09/10
公式発表のあると言われた9月10日、日付の変わる0時過ぎにチェックしてみたが、特にアナウンスは無かったので寝た。
朝起きてチェックしてみたが、まだアナウンスは無かった。
昼過ぎ13時くらいになって、ようやく公式発表が出た。
大急ぎで仕様を確認したところ、これまでリークされた以上の新しい情報は無い。結局、我輩の購入意志を決定付ける仕様は出てこなかったわけだ。マイクロフォーサーズレンズの位相差AF対応にしても、動体撮影用のコンティニュアスAFでのみ動作するようで、我輩の求める低照度下で有用なシングルAFでの位相差AFは対応していない。
しかしそれとは別に、5軸手ブレ補正が進化した点や、新レンズ12-40mmF2.8が0.6倍までの近接撮影が可能だという点について、新たな魅力として感じている次第。
価格については、オリンパスオンラインショップでの価格は先日リークされた情報の通りであった。まだこの時点で「価格.com」での登録は無いので、一般カメラ販売店での売価は不明。少なくとも、ヨドバシカメラのオンラインショップでは予約を受けて受けており、値段は完全に同じである。
ただ悩ましいことに、Newレンズとのセット品を選ぶと納期は10月下旬となり、ボディのみの納期10月上旬よりも2〜3週間ほど遅くなってしまう。かといって単品ずつ注文すれば3万円ほど割高になってしまう。
●追記 2013/09/11
単品ずつ注文するとセット買いよりも3万円高いと書いたのだが、実は間違いで、よく見ると1万円ちょっとの割高で済むようだった。
まあ、ボディのみ購入であっても、レンズはPanasonicの12-35mmF2.8を持っているので急いでNewレンズを買う必要もあるまい。画質の違いがどれほどあるのかを他人様のレビューなどを参考にして見極めてからにしようと思う。
というわけで、先ほどオリンパスオンラインショップにてボディのみの予約注文を入れた。ポイントを上限まで注ぎ込んで123,080円となった。カード払いなので、金策は後から考えることにしたい。
これで、ボディのみの発売日10月上旬を待つばかり。あとちょうど1ヶ月ということになる。
ちなみに、購入を決定付けたハッキリした要素は無い。既存マイクロフォーサーズレンズでのAF能力向上や画質向上もまだハッキリしていないわけで、これと言った決定打には欠ける。
しかし「何となくプロ機としての感触が違うのかも知れぬ」という期待をもって購入に踏み切った。
気分としては賭け事みたいなものか。
●追記 2013/09/12
外国の各テストユーザーからの詳細画像が出てくるようになった。それを見ていくと、なんとモードダイヤルの文字は刻印ではなく印刷であることが判明した。くそ、これではボディ入手後に着色加工が出来ないではないか。「E-M5」と同じだと思っていただけにショックは大きい・・・。
それにしても、テストユーザーがなぜ外国人ばかりなのかと疑問に思う。ミラーレスに投資しているのは我々日本人だぞ。まず日本人に使わせてやれ。日本人が嫌いだと言うならもう仕方無いが、それでもスジは通せ。
まったく、グラグラくる(腹が立つ)。
●追記 2013/09/13
先ほど、東京のオリンパスプラザに行ってきた。むろん、「E-M1」を手に取ってみるためである。
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ちょうどオープン時間10時に行くと、お試しコーナーでは2台の「E-M1」が置いてあり、1台が空いていたのでそれを色々といじってみた。
ハッキリ言わせてもらうと、持った感じの第一印象はそれほどの感動は無かった。不自然なところは無く自然に扱えたということがそう思わせたのかも知れないが、期待したほどのプロ感触は得られなかった。期待し過ぎたせいもあろう。
それにしても、お試しコーナーの周りには被写体とするようなものが無いので、色々と能力を試すことも出来ない。手持ちのメモリカードを入れさせてもらって撮影したが、撮るものが無いのだ。
とりあえず、我輩の「E-M5」を並べてみた。Newレンズ12-40mmF2.8があれば良かったが、残念ながら近くには置かれていなかった。
モードダイヤルについては、やはり刻印ではなく印刷で、ロックボタンが独特なトグル式であった。1度押すと回転フリーになり、もう1度押すと回転はロックされる。アイデアは良いが、我輩側がまだ慣れていない。
ファインダーのほうも、高倍率との前評判で少し期待していたが、想像していたほどの感動が無い。やはり期待のし過ぎが原因か。
ふと後ろを振り返ると、順番待ちの行列が出来ていたので、早々に順番を譲って外に出た。
結局のところ、我輩のカメラとして良いのか悪いのかあまり分からなかった。クルマと同じで、ちょっとくらい試乗しても分からない。高速道路を長時間走って初めて分かるようなこともあろう。カメラもやはり実際の撮影に即して使ってみないとその良さは分かるまい。
●追記 2013/09/15
9月13日、たまたま上野公園にてアベリアの生け垣にオオスカシバが飛来しているのを見付けたので、手持ちの「E-M5」と「Panasonic 12-35mmF2.8」で撮影した。
そのオオスカシバはこれまで見た中でも飛び抜けて美しく見え、何とか近付いて大きく写そうとしたが、動きが素早く間合いを取られてしまう。やはり35mm(換算70mm)では難しい。
しかも「E-M5」のフォーカスエリアは異様に大きいので、小さな被写体をピンポイントに合わせることは出来ず、ピンボケのカットばかりとなった。下に掲載したのは数少ないまぐれ当たりのカット。とは言っても、ピントはアベリアの葉に合ったのであり、たまたま同じフォーカス位置にオオスカシバがいただけである。
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[OLYMPUS OM-D E-M5/12-35mm/ISO800/1/4000sec. F4.5] |
何度かはフォーカスエリアを小さく設定したのだが、スイッチ入切を煩雑に行うのでその度にフォーカス枠がリセットされるのがもどかしい。
結局、一番大きく写ったものでもこのように葉に隠れてしまった。美しい色のオオスカシバだけに残念。「E-M1」ならばもう少しマシな写真になったろうか?
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[OLYMPUS OM-D E-M5/12-35mm/ISO800/1/800sec. F9.0] |
翌日、近所の公園のアベリア生け垣にオオスカシバを探しに行った。今度はもう少し望遠の14-140mmのレンズを持参した。
そこには2個体おり、さかんに飛び回っていたのだが、やはり素早い相手には間合いを詰めることは難しい上、望遠の取り回しに苦労させられた。下の写真は、数少ない成功カットである。
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[OLYMPUS OM-D E-M5/14-140mm/ISO400/1/320sec. F5.8] |
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[OLYMPUS OM-D E-M5/14-140mm/ISO400/1/400sec. F5.8] |
ただよく見ると、前の日に上野で撮影したオオスカシバの色合いとは違っていた。上野の個体は緑・赤・黄の3色であったが、今回のは黄・赤・黄の2色に見える。写真を見比べても確かにそのように見える。曇り空のせいだけではあるまい。地域性なのか、それとも緑色の鱗粉が取れたせいか。
いずれにせよ、素早い被写体が出来たことで、我輩もより一層、「E-M1」への期待を高めることとなった。ただし、今年のオオスカシバには間に合いそうにないのが大変残念・・・。
●追記 2013/09/16
YouTubeにて「E-M1」に関する外国発信の動画が多く出るようになった。中にはパッケージを開くところから始まるものもある。「完全に日本ユーザーをコケにしてるな」と見ていたところ、ふと思った。
「外国、例えばアメリカならば早めに発売してるのかも知れない。まさかとは思うが、現時点でもう手に入るということはあるまいな・・・?」
そこで念のためアメリカB&Hのサイトを見てみたところ、さすがにまだ予約受付中であった。ただ、発売予定は10月4日(ボディのみ)とある。OLYMPUSの現時点での公式発表では10月上旬ということだったので、我輩はてっきり、上旬と言えるギリギリまで引っ張って10月10日発売だと思っていた。意外と早いな。やはりアメリカ様待遇か?
<B&Hのサイト> |
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ところが2ちゃんねるの情報を見ていたところ、Amazonでは10月5日発売予定(ボディのみ)となっているというタレコミがあった。慌てて見てみると、確かにそうなっていることを確認した。
<amazonのサイト> |
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まあ、予定はあくまでも予定なのでどうなるかは分からないが、もし本当ならばあと3週間弱ということになる。いや、「2週間ちょっと」と言ったほうが近く感ずるのでそう言っておきたい。
●追記 2013/09/17
モードダイヤル着色の件、「E-M1」は刻印ではなく印刷のため着色加工が出来ないと思っていたが、ふと、「塗料での着色ではなく、染料での染色ではどうか?」と考えた。印刷された白塗料も樹脂の一種であろうから、樹脂用染料で染めれば塗料も染まるのではないだろうか。
そこで、樹脂用の染料を取り寄せてフィルター枠の印刷部分で試してみたところ、これがなかなか上手い具合に染まったではないか。
<緑と赤で染め分けた印刷部分> |
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しかも、爪で強く擦ったくらいでは色は落ちない。白塗料そのものが染料に染まっているからだ。
ちなみにこのテストでは、緑色と赤色で染め分けたのだが、緑色は染め時間が短いため薄い色となった。
まだ「E-M1」が発売されるまで時間があるので、それまでに我輩の染色技術を向上させておこうと思う。
●追記 2013/09/28
予想される発売日の10月5日まであと1週間と迫ったが、公式オンラインショップ上では発売日がいまだに「10月上旬」の表示のままとなっている。
2ちゃんねるでは「このタイミングでもまだ発売日の発表が無いということは10月5日の線は無くなったか」という意見が出始めた。「オリンパスは金曜発売が多い」という情報もあり、それを受けて「発売日はその翌週の10月11日であろうか」という説も出た。せっかくここまで待ったというのに、さらに1週間延びるというのか?
仕事の話、今月は中間決算のため月末月初の伝票処理が慌ただしく神経もスリ減るのだが、このカメラのお陰で持ち堪えているようなもの。その支えが無くなるとツライ。10月5日の発売であって欲しい。
なお、オンラインショップのポイントがまた貯まったので新レンズの「12-40mmF2.8」の予約を入れておいた。89,880円のところポイント上限目一杯使って76,398円となった。金策は考えていないが、こちらは11月下旬発売なのでゆっくり考えることにする。もしダメならばキャンセルとなろうが、最短入手を考えてとりあえず予約を入れておいた。
ちなみにこのレンズの魅力は、我輩としては最短撮影距離の短さ、つまり撮影倍率の高さである。
●追記 2013/09/29
ウェブから得た情報を総合して考えると、「E-M5」と「E-M1」の画質的違いはほとんど無いようである。当初、「E-M1」のほうが高感度特性が1段高いという情報もあったが、それを追認するような他の情報は無い。また、「E-M1」はローパスフィルターを無くすことで精鋭度を上げたということだが、「E-M5」でも元々ローパスフィルターの効きは弱くそれほどの差は無いという。
雑文772にて書いた教訓は「同じような位置付けのカメラを導入する際には、余程の性能差が無ければ同居の必然性が無い」ということだったが、今回の「E-M1」の導入では、画質に限って言えば余程の性能差があるとは言えないわけで、教訓に反する行為となりかねない。
となると、今回の「E-M1」の導入は間違いではないかという迷いが生じる。しかし「E-M1」を導入する動機は画質だけではなく他のところにもあることをここで再確認し、迷いを払拭しておきたい。
(動機1)2台目としてのOM-D
「E-M5」を使っていると、コンパクトで有用なためもう1台欲しいと思うようになった。今使っているのがシルバーボディなので、ブラックボディが欲しいところ。確かに中古では4万5千円くらいと安く、買おうと思えば買えよう(借金は必要だが)。しかし、この先OM-Dの進化型(今で言う「E-M1」)が出ることも予想された。もし新型を導入しようとすれば、2台もある「E-M5」の処置に困ろう。手放そうにも高くは売れない。
結局、2台目のOM-D導入については新型のOM-Dを待つことでムダを少なくしようと考えた。将来、また次のOM-Dが出れば、その時に「E-M5」を引退させれば良かろう。
(動機2)高倍率・広視野EVF
以前、雑文765で書いたことがここで現実となった。まあ、今回それは性能的には少し言い過ぎだが、方向性としては大変良い。
(動機3)シンクロターミナルの存在
シンクロターミナルの存在だけで10数万円のカメラを導入するのはバカげている。しかし、一瞬「それでも良いか」と思わせることも事実。何しろ、シンクロターミナルはストロボ撮影では必須であり、撮影効率に関わる問題である。確かにシューアダプタを使えば何とでもなるのだが、アダプタの煩わしさはシンクロコードを多用する者にしか解るまい。それは例えるならばマウントアダプタのようなもので、全ての所有レンズが直接装着出来ない状況を想像すれば良い。それにしてもこんな小さなターミナル1つ要求するだけでプロ用カメラしか選択肢が無いというのが信じられない。昔はプロ向けに増設改造サービスもあったのだが(Canon T90など)。
(動機4)スポットフォーカスエリア
「E-M5」のフォーカスエリアはバカみたいに大きい。そのため、背景へのフォーカス抜けが生ずる。しかし「E-M1」ではフォーカスエリアがスポット的に使えるのでその問題も軽減されよう。フォーカスを合わせたい所だけにフォーカスエリアを被せれば良いのだ。
●追記 2013/09/29
発売日についての情報を探る中、カメラ販売店「タンタンショップ」にて10月8日発売予定という表示を見付けた。
<タンタンショップの表示> |
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この表示は、OLYMPUSから何らかの情報を得た上でのものか、あるいは10月上旬というところでタンタンショップが適当に考えて書き入れたものかは不明。
ちなみにタンタンショップはエアコン購入時に利用したことがあるが、ショップが手配した設置業者がなかなか来ないので連絡したところ「ウチは設置業者ではないので知らない」と言われたことがある。それ以来タンタンショップの文字を見ると顔をしかめるようになった。
まあともかく、現時点でOLYMPUSからの発売日発表が無いということで10月5日(amazonとPCボンバー)の線は薄く、また10月11日という説についても10月上旬の定義から外れるので有り得ない。そうなると、10月8日というところが今考えられるところでは一番当たっていそうに思うのだ。
こんな小さな記述について、まさに一喜一憂の状況。
●追記 2013/10/01
いよいよ本日より、OLYMPUSがこれまでアナウンスしていた「10月上旬」に突入した。
10月1日の発売開始は無いとしても、少なくとも10月に入ればOLYMPUSから発売日に関する何らかの告知がオンラインショップ上にあろうかと予想したのだが・・・、いまだに「10月上旬」の表示のままで変化が無い。本当に発売する気があるのか?
これはどう考えても、早めに発売するような兆候とは言えない。となれば、「10月上旬」と言えるギリギリ末日の10月10日となるのが最短スケジュールなのだろう。
あと10日か・・・。
ただ、これ以上ダンマリを決め込むと日本各地で暴動が勃発するはず。もしそうなったらOLYMPUSはどのように収拾をつけるのか。政府も治安維持のため介入せざるを得まい。もし機動隊投入という事態ともなれば、安倍内閣の政権運営に大きな影響を及ぼすことにもなろう。
最悪の事態を避けるため、OLYMPUSには早急に発売日に関する公式声明を出してもらいたい。
●追記 2013/10/01 12:00
現在、2ちゃんねるにて「ショップから今週金曜日入荷するという連絡あり」との書き込みがあった。もしかしたら敵兵による攪乱情報かも知れないので即座にこの情報に飛び付くことは出来ないが、続報を待ちたい。
●追記 2013/10/01 20:30
今週入荷についての続報は全く無いので、やはりこれは敵兵による攪乱情報であったと判断する。普通に考えれば、メーカーから発売日についてのアナウンスが無いのにショップから発送案内が出ることなど有り得ない話。
というわけで、実際の発売日は10月10日であることが濃厚という結論に至った。
●追記 2013/10/02 12:30
2ちゃんねるを見ると、どうも発売日についての攪乱情報を流す敵兵が張り付いているようだ。この日は「ステータスが出荷待ちとなった」と書かれたのだが、数人がその情報に惑わされている。「出荷待ち」表示は当初からのものだから何の意味も無いが、わざわざ書込むことでミスリードを狙っているわけだ。
しかし我輩は、10月10日が発売日であるという確信に至ったのでそのような攪乱情報は特に気にも留めない。現時点で発売日に関する公式発表が無い以上、今週発売ということは絶対に有り得んのだ。
●追記 2013/10/02 23:00
2ちゃんねるでの書き込みによれば、公式オンラインショップのステータスが「出荷待ち」から「出荷手続中」に変わったという。そんなバカなことがあろうかと一応確認してみたところ、なんと、本当に「出荷手続中」となっているではないか。
<ステータスの表示> |
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我輩の読みでは10日発売のはず。まだ1週間もあるのにステータスが変わるというのは何かおかしい。発売日に関する公式発表が無いのにこの表示はどういうことだ?
ちなみに、オンラインショップの商品説明のページではボディのみの場合「10月上旬発売予定・発売日以降のお届け」となっており、これはある意味当たり前の記述だが、12-40mmレンズキットのほうは最初は「10月下旬発売予定・発売日以降のお届け」だったのに今は「10月下旬発売予定・11月以降のお届け」へ変わっているという。見てみると確かにそうなっていた。
<レンズキットの発売日とお届けが違う> |
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我輩はボディのみの注文なので今のところ関係無いが、レンズキットのほうは発売日に手に入らないということになる。つまり、発売日に発売されないということになり、意味が分からなくなってきた。
OLYMPUSも攪乱情報を流し始めたか?
●追記 2013/10/03 12:00
ついにOLYMPUSが発売日の公式発表を行った。それによればボディのみの発売日は10月11日となっているが、これは上旬と言えるのか? まあ1日遅いにせよ、我輩の読みは大体合っていたことになる。
ちなみに12-40mmレンズキットの発売日は10月19日で、ボディのみの発売日と1週間くらいしか変わらないではないか。一瞬、ボディのみの注文をキャンセルしてレンズキットにしようかと思ったが、ステータスが「出荷手続中」なので、画面上でのキャンセルは出来なくなった。昨日のステータス変更はこれが狙いか。この状態のまま10月11日まで引っ張るつもりらしい。
いずれにせよ、12〜14日の3連休前に届くか届かないかの違いは大きいので、このままで悔いは無い。
ただ問題は、我輩が使っているRAW現像ソフト「SilkyPix」の対応がいつになるかということ。RAWデータをバイナリエディタを使って機種情報を書き換えれば現時点でも読み込めるのだが、「E-M1」で新しく追加された機能のレンズ収差補正が効くのかは不明。
●追記 2013/10/03 23:00
昨日の、発売日に発売されないという奇妙な表示になっている12-40mmレンズキットの件、ナゾが解けた。「価格.com」の書き込みを見ていたところ、その件は、今の時点で注文した場合は11月以降になるという意味で、もっと前に注文していれば発売日には届くということが書かれていた。言われてみれば、確かにそうだな。
●追記 2013/10/04 14:00
オリンパス公式サイトの発表によると、「12-40mmレンズキットの予約が多過ぎ、発売日(10月19日)での供給は不足する見通し」とのこと。高性能レンズの生産に時間がかかるようだ。やはり、ボディ単体の予約にしておいて正解だった。
・・・いや、この状況では、全てが終わってみなければ何が最善だったのかは結論は出せまい。人間とは、未来を知らぬ状況の下、結果はどうあろうとその場その場で最善を考えて行動するもの。本雑文も、数ケ月後になって見返せば未来人の視点(参考:雑文160)としては馬鹿げた判断・行動も多かろう。しかしこれが、我輩のその時の最善なのである。そして、そのことを忠実に記録することにこの雑文の意味があると考える。
●追記 2013/10/05 12:00
「E-M1」が届いたらすぐに3連休の撮影に入るつもりだが、それが終われば直ちにカメラ外観写真を撮影したいと思っている。と言うのも、以前「Canon AE-1P」の捏造カタログ(PDFファイル)を作った時のように、「E-M1」でも捏造判カタログを作ろうかと思っているからだ。元々我輩は、自分の手で自分の好きなようにカタログを作りたいと思ってカメラのブツ撮りを始めたのである(参考:雑文078)。
<以前作ったAE-1Pの捏造カタログ> |
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ちなみに、「AE-1P」の捏造カタログを作ろうと思った直接の動機は、現存するカタログが古くなっていたためにキッチリ作り直したかったということである。
今の時代であればカメラのカタログなどメーカーサイトからでPDFダウンロード出来る。しかもそれはDTPデータ(コンピュータで作った組版データ)から直接生成させた極めて高品質のPDFデータである。
ところが昔のカタログは当然ながらPDFデータは存在しない。もしPDFデータがあったとしても、それはDTPで作られてはいないので印刷物をスキャンしたものしか無い。スキャンであれば当然ながら傾いたり、モアレがあったり、ボヤけたり、汚れやムラがあったりとクオリティは劣悪。そこで、自分で作ることにしたというわけだ。
<本物のカタログをスキャンしたもの> |
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出来れば本物の内容そのままに忠実に再現したかったのだが、手元に宇崎竜童は無いので(仮に本人がいたとしても今は年を取っている)表紙その他多少の改変は仕方無い。
さて、今回「E-M1」の捏造カタログを作ろうと思った動機は、「AE-1P」のようにキッチリ作り直すということではない。なぜならば、既にキッチリしたPDFデータはメーカーサイトからダウンロード出来るからだ。わざわざ我輩がそれに似せて作る意味は無い。
ただ、現代のカタログには昔のカメラのカタログのようなワクワクするような魅力が無い。表面上のデザインセンスは良いものの、メカニズムや機能を説明する力に欠けている。結果、「凄いカメラだなあ」と思う前に「キレイなカタログだなあ」としか思わない。
さしずめ昔のカタログは「理系」で、今は「文系」というところか。製品の根源となる理屈や合理性は陰に隠れて見えてこない。
そこで我輩は、昔のカタログを参考にしながら、「E-M1」のカタログを捏造しようと思った。これこそが、今回の動機である。
本来ならば、昔のOLYMPUSのカタログを参考にすべきだろうが、そもそも昔のカタログでもOLYMPUSのものはワクワクするものは少なかった。だから、メーカー問わず参考にするつもりである。
●追記 2013/10/05 19:00
捏造カタログ制作の件、よく考えたら12-40mmレンズが11月下旬発売ということで、それが無いと本格的な外観写真が撮れないことに気付いた。
仕方無いので、とりあえずはカタログの構想や線画描きでもやっていようかと思う。
<線画描画中> |
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ちなみに「AE-1P」の捏造カタログのほうだが、最近「モータードライブMA」と「スピードライト188A」を入手したので、アクセサリのページに追加出来そうだ。ただし「E-M1」の捏造カタログの後になるだろう。
●追記 2013/10/06 21:30
捏造カタログで使う線画のほうは空いた時間にちまちまやっているが、中身の描写がまた面倒臭い。細かいということもあるが、よく分からない箇所も多いからだ。
<線画描画中> |
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詳しいことは、現物が届いてから分解すれば分かるだろう・・・というのは冗談。
まあ、10年後くらいにはネットオークションでジャンク品が千円くらいで出ていることだろうから、それを分解して参考にしようか。気の長い話だが。
●追記 2013/10/07 23:30
いよいよ今週金曜日が発売日で、あと5日で手元に届くことになる。仕事も手に着かず全く落ち着かない(仕事はせざるを得ないが)。
これまでに液晶保護シートと62mm薄型プロテクトフィルターを通販で注文している。ボディとレンズが届けばすぐに使い始められるようにするためだが、手元に届くまで手持ち無沙汰なので注文したというのが実際のところ。そのうち余計な物まで買いそうだ。
本日は帰宅時にヨドバシカメラへ寄り、シンクロコードとストラップを買った。
シンクロコードはスパイラルの短いタイプで、屋外撮影でちょっとストロボをカメラから離したい時に使うことを想定したもの。「E-M1」にはシンクロターミナルがあるので、アダプタを使うこと無く直接このコードが繋がるのが素晴らしい。こんなことはフルサイズカメラ「Nikon D600」ですら成し得ない。「E-M1」は、同様にシンクロターミナルを持つ「CAMEDIA C-2020Z」の再来と言って良いだろう。
<シンクロコードとストラップを購入> |
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ストラップのほうは、幅の狭いものを購入。幅広のストラップは手に巻いて使うには難しいので、我輩としては細いタイプが有り難い。取り付け部まで細いタイプのミラーレス用のため頼りないのだが仕方あるまい。
それにしてもストラップ選びはなかなか難しかった。というのも、幅の狭いミラーレス用はいわゆるカメラ女子向けとされておりデザインがダサいものばかり。その中でようやく見付けたのがこれだった。長さ調整が余計な部分だが、致し方ない。
<ストラップ> |
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●追記 2013/10/08 12:00
どうにも気持ちが落ち着かず、発売当日での午後休暇申請を出した。中間決算処理が終わった後なので問題無かろう。
ただ、4時間勤務のためだけに通勤時間4時間かけるのは非効率なので普段は滅多に半休は取らないのだが、この日はもう仕方無い。どのみち、3連休の車中泊に行こうとする直前のタイミングでの発売日なので、夜に帰宅後箱を開けてすぐに出発というのも不安がある。早めに帰宅し、多少の試し撮りなどしておくに越したことは無い。
ちなみに「E-M1」のバッテリーは「E-M5」と共通のため、付属の新品バッテリーへの充電を待たずとも手元のものを使ってすぐに撮影可能となる。
●追記 2013/10/09 21:30
発売日まであと2日、「価格.com」や「2ちゃんねる」を見ると、「発送メールが届いた!」とか「オレのはまだだ・・・」という書き込みが出始めた。
ちなみに我輩のほうはまだ1週間前のステータス「出荷手続中」のままで変化無し。恐らく、遠方のほうから発送して発売日に届くよう調整しているのであろう。だとすれば、我輩への発送メールは明日になるか。
一方、3連休車中泊の件、そろそろ準備をせねばならないのだが、まだ何も揃えていない。
●追記 2013/10/10 17:30
業務時間が終わって一息ついたところ、それを見ていたかのようなタイミングでメールが来た。
「[オリンパス オンラインショップ] 商品を発送いたしました」
ようやく、来たか・・・。
配送業者はヤマト運輸とのこと。
●追記 2013/10/11 09:00
いよいよ本日、「E-M1」の発売日となった。
ちなみに昨夜は職場関係の酒宴のため帰宅が少々遅くなったが、日付が変わる前に「価格.com」の口コミを確認したところ、どうやら発売日前日にフラゲ(フライング・ゲット)した者が出たようだ。販売店は「カメラのキタムラ」とのこと。
フラゲというのはたかだか1日早い入手であるので、フラゲしたという事実を掲示板に書込んで自慢すること以外に実質的な利点は無い。しかも、その自慢は次の日になってしまうと全く意味を為さなくなってしまうので大急ぎでやらねばならぬ。結果、意味のある使用レポートにすらならず、自慢の域を越えることは無い。だからこそ、フラゲした販売店の名前を挙げるなど余計なことまで書いてしまうのだ。
いずれにせよ、本日我輩も手にすることになる。
そして、この雑文への追記もやっと終えることが出来よう。
●追記 2013/10/11 09:10
自宅から、「オリンパスロジテックスから、宅急便が届いた」とのメールが来た。
まさに、2ちゃんねるでよくあるAA(アスキーアート)の「来たか。 ガタッ」という心境。
●追記 2013/10/11 18:45
何ということだ、本体が届いたというのに、液晶保護シートがまだ届かないではないか。それに、カメラを比べてみると、せっかく「E-M1用」を頼んだというのに背面液晶のサイズが「E-M5」とほぼ同じ。これならば、わざわざ「E-M1用」ではなく今流通している「E-M5用」を買えば良かった。
あまり時間が無いもののとりあえずの外観撮影をしてみたが、ホコリは着いているしレンズもフィルター装着状態。縮小画像ならば目立つまい・・・ということで、掲載してみた。
<E-M1> |
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これから車中泊3連休に持って行く予定なのだが、本格的に外観写真を撮る前に傷が付いては困る。液晶保護シートは別のカメラに貼っているものを流用しておこう。
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