2000/04/05
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表紙
1.主旨と説明
2.用語集
3.基本操作法
4.我輩所有機
5.カメラ雑文
6.写真置き場
7.テーマ別写真
8.リンク
9.掲示板
10.アンケート
11.その他企画
12.カタログ
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Canon AE-1 PROGRAM
印刷用 (76KB)
スペック
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シャッター
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1/1000〜2秒・B(電子シャッター)
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X接点
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1/60秒
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測光方式
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中央部重点測光
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撮影モード
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シャッタースピード優先/プログラム/マニュアル
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サイズ
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141.0×88.0×48.0mm
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重量
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565g
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発売年
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1981年
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新品価格
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−絶版−
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中古相場
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\20,000前後
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備考
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モータードライブ、ワインダー装着可。
ファインダー視野率94%
ファインダー倍率0.83倍
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ダイヤル部
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我輩の説明
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このAE−1プログラムは、建前上AE−1の後継機という位置付けであるが、どう見てもA−1のスペックダウン機である。その証拠に、モータードライブはA−1と共用できる。また、デザイン的にもA−1に近い。
今回A−1をノミネートしなかったのは、A−1の操作系は比較的ゴチャゴチャしているからである(それでも最近のカメラと比べれば簡潔だが)。
AE−1プログラムは、ユーザーがフォーカシングスクリーンを交換できる。しかし今となっては、スクリーンは新品では手に入らず、中古カメラ店でもあまり見かけない。
標準で装着されているフォーカシングスクリーンは、中央のスプリットプリズム部が特殊加工(プリズムに2段階の角度が付いている)されており、F5.6よりも暗いレンズでも、黒くカゲることがない。
ファインダー内情報は、設定したシャッタースピードに対応する絞り値の指示がLED(発光ダイオード)によって表示される。FDレンズの構造上、絞り環を動かしても露出表示に変化は無い。
基本的にAシリーズは、ダイヤルを人差し指1本で回すことを前提に作られている。しかし、AE−1ではダイヤルが固く、ギザギザが人差し指に痛い。A−1もダイヤル露出部が少なく、操作がしやすいとは言えない。ところがこのAE−1プログラムは、ダイヤルの回転が実にスムーズであり、クリック感もなかなかのものだ。一応、「PROGRAM」の位置ではクリックが重くなっており、誤って動かないようになっている。
撮影モードも、「シャッタースピード優先」と「プログラム」、そして「マニュアル」と3つあるが、スマートにまとめられており、戸惑うことはない。
使用電池は、6Vの4LR44アルカリマンガン電池であり、これはAシリーズ共通である。バッテリーチェック自体が電力を消費するので、あまり長くバッテリーチェックボタンを押し続けないようにしたほうがいい。
AE−1と同様によく売れたそうだが、そろそろ中古カメラ店でも程度の良い物は少なくなってきた。大抵のものは油切れのために、シャッターを切ると「キシュン!」と鳴き現象が起こる。これはオーバーホールに出せば何とかなるハズだが、費用はもちろん掛かる。
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