2000/04/05
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表紙
1.主旨と説明
2.用語集
3.基本操作法
4.我輩所有機
5.カメラ雑文
6.写真置き場
7.テーマ別写真
8.リンク
9.掲示板
10.アンケート
11.その他企画
12.カタログ
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Nikon F3
印刷用 (65KB)
スペック
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シャッター
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1/2000〜8秒・B・T・X(電子シャッター)
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X接点
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1/80秒
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測光方式
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中央部重点測光(ほぼ部分測光に近い)
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撮影モード
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絞り優先/マニュアル
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サイズ
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148.5×101.5×65.5mm
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重量
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715g(F3)/760g(F3HP)/740g(F3/T)
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発売年
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1980年
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新品価格
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−絶版−
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中古相場
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\75,000前後(F3)/\85,000前後(F3HP)/\110,000前後(F3/T)
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備考
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ファインダー及びファインダースクリーン交換可。
モータードライブ装着可。
露出計は液晶によるデジタル表示。 絞り値は光学直読式。
ミラーアップ可能。
多重露出可能。
ファインダー視野率100%
ファインダー倍率0.8倍(F3)/0.75倍(F3HP・F3/T)
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ダイヤル部
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我輩の説明
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1980年にNikon EMと同時に発売されて以来、20年もの長きに渡って発売され続けている。(追加記事:2000年10月末で生産終了)
今の世の中、20年前のモデルが立派に現行機種として通用するものは他にない。
その理由は、実際に手に取って操作してみればすぐに分かるはずだ。
ちょっとした操作感や耐久性のために、カタログスペックにはのぼらない部分についても、十分に時間をかけた設計が行われている。
コイツは車で言えばメルセデス・ベンツだ(実際、初期のF3のグリップ部分には、ベンツのステアリングに張られたレザーと同じ素材が使われた)。
また、電池消耗時に使用する「緊急作動レバー」もあり、まるで何かの任務をおびたカメラのようで実に楽しい。
特筆すべきは、巻き上げレバーが劇的に軽いということだ。もちろん、小刻み巻き上げも可能だ。ただしプロ用として割り切ったのか、露出計の表示が小さく見づらい。
どうせカメラという高い買い物をするのだから、中古のF3よりも思い切って新品を購入し、そこから使い込んでいくほうがいい。
チタンボディのF3/Tもあるが、こちらは22万円。
(追記:2000年10月末をもって、全F3生産完了。)
我輩は、このF3がニコンの生物顕微鏡のカタログに「一付属品」として掲載されているのを見た。数百万円もの顕微鏡システムの中に見事に溶け込むF3の姿。ダイヤルに刻まれたシャッタースピードと、顕微鏡の倍率刻印が見事に統一されている。それはまさしく研究設備の一部であり、F3にとっては公務であるのだ。我々は、その研究設備を「遊びや趣味で使う」という贅沢を堪能することができる。
F3のボディには、テプラの管理番号がよく似合う。
(※F3には、ノーマルの「F3アイレベル」、アイポイントの長い「F3HP」、チタン外装の「F3/T」、オートフォーカス仕様の「F3AF」、報道向けの「F3P」、限定用の「F3/Limited」、ハイスピードモーターの「F3H」がある)
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Nikon F3(アイレベル)
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Nikon F3HP
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Nikon F3/T
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Nikon F3/T(チタンカラー)
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Nikon F3P(プレス仕様)
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Nikon F3 Limited
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Nikon F3H(ハイスピードモーター)
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WAVE形式のサウンドデータ(ZIP圧縮)
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F3+MD−4単速巻上音 (f3_1.zip/11KB)
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F3+MD−4連続巻上音 (f3_2.zip/18KB)
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F3ミラーアップ状態+MD−4単速巻上音 (f3_3.zip/10KB)
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F3ミラーアップ状態+MD−4連続巻上音 (f3_4.zip/15KB)
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