2000/04/05
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表紙
1.主旨と説明
2.用語集
3.基本操作法
4.我輩所有機
5.カメラ雑文
6.写真置き場
7.テーマ別写真
8.リンク
9.掲示板
10.アンケート
11.その他企画
12.カタログ
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Nikon F4
印刷用 (92KB)
スペック
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シャッター
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1/8000〜8秒・B・T・X(電子シャッター)
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X接点
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1/250秒
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測光方式
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多分割(マルチパターン)測光/中央部重点測光/スポット測光
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撮影モード
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絞り優先/シャッタースピード優先/プログラム/マニュアル
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サイズ
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169.0×118.0×77.0mm
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重量
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1,090g
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発売年
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1988年
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新品価格
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−絶版−
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中古相場
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\70,000〜100,000前後
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備考
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ファインダー及びファインダースクリーン交換可。
装着バッテリーパックの違いにより、F4の他にF4SやF4Eがある。
露出計は液晶によるデジタル表示。 絞り値は光学直読式。
ミラーアップ可能。
AE撮影時は、30秒まで露光可能。
ファインダー視野率100%
ファインダー倍率0.75倍(DP20使用時)
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ダイヤル部
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我輩の説明
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ダイヤル式カメラを使うコンセプトとしては、このカメラのノミネートは適当でないかも知れない。
なぜなら、ダイヤルでシャッタースピードの設定ができることには違いないが、もし撮影モード設定レバーが「P(プログラム)」や「A(絞り優先)」の位置にあれば、シャッターダイヤルの設定は無視されるのだ。
これは、ダイヤル式カメラに慣れていると、かなり戸惑ってしまう。1/500秒でシャッターを切ったつもりでいても、実際にはプログラムモードで1/250秒だったりするということもあり得るわけだ。
ファインダー内できちんと露出確認をすれば、そんな間違いは防ぐことができるのだが、カメラの露出計をほとんど使わない我輩には少々辛い。
ただ、同じ方式を採用しているFAをカタログに入れている以上、F4を外す理由が無い。
そろそろ良い点を書こうと思ったが、もう一つ気になる所がある。それはボディの大きさだ。
よく、「F3にモータードライブを付けたものよりは小さいぞ」と言われるが、それにしてもホールディングが心許ない。
元々、グリップというのは直線的なほうが持ちやすい。短時間なら「人間工学」に優れた手の形に沿ったグリップがフィット感がある。しかしそれは逆に、引っかかりが乏しく長時間持ち続けていると辛くなる。ストラップをしっかりと手首に巻き付けて撮影したい。
さて、F4はプロ用カメラである。さすがにシャッターの音は切れが良い。多少のタイムラグがあるようだが、AFを使う場合にはそちらのタイムラグのほうが大きいので、気にしても仕方がない。MFレンズを装着した時に気になる程度だ。
巻き上げレバーが無いため、巻き上げモードには「低速巻き上げモード」が用意されている。ゆっくりではあるが、モータ音を極力抑えた撮影が可能となる。
逆に、音さえ気にしなければ、バッテリーパックを交換するだけで秒間4コマから秒間5.7コマへアップする。
なお、初期型では電気系統のトラブルがたまにあるという噂を聞く。我輩自身は、借り物を一時期使用しただけなので、少なくともその間に不具合は無かった。
ただし、肝心なシャッターダイヤルの数字が刻印ではなく印刷であることが悔やまれる。やはり初期型の話だが、コスレて数字がハゲ落ちたということが多発したそうだ。これはカメラ雑誌に写真付きで掲載されていたので確かである。後期のものはハゲにくくなったとのことだが・・・。
正直言って、中古で手に入れるには積極的に薦められるカメラではないが、良い個体に巡り会えれば末永く使えるカメラとなることだろう。
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WAVE形式のサウンドデータ(ZIP圧縮)
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F4単速巻上音 (f4_1.zip/10KB)
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F4高速巻上音 (f4_2.zip/21KB)
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F4中速巻上音 (f4_3.zip/19KB)
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F4低速巻上音 (f4_4.zip/28KB)
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