[793] 2013年04月14日(日)
「D600とD700のノイズ比較」
「 雑文770」及び「 雑文771」では、我輩所有のデジタルカメラについての理想条件と現実条件でのノイズ比較を行った。
デジタルカメラでは、高感度で撮影するよりもRAW現像時に明るさの後処理するほうがノイズが酷くなることを確認した。要するに、撮影時の適正露出が大切であるということである。
しかしながら現実問題として、撮影時に主要被写体を適正露出となるよう調整したとしてもハイライトが白飛びしてしまうことが多い。そういう場合にはやはりアンダー露出として後処理で調整するほうが白飛びも抑えられるし、実際、デジタルカメラの多くは白飛びを恐れてアンダー気味のAE露出となるようである。
今回、「Nikon D700」を手放して新たに「Nikon D600」を導入したわけだが、ノイズ嫌悪症の我輩にとってこの選択が正しかったのかを早急に確かめたく、以下にテスト撮影を行った。
<共通撮影対象> |
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まず基本性能を見るために、理想条件としてRAW無調整での画像を比較する。もちろんRAW現像ソフトで現像する限りは無調整とはなり得ないが、パラメータとしては初期設定のままということになる。少なくともノイズの出方に影響がある明るさ・コントラスト調整などは行っていない。
ちなみに、「D600」と「D700」は画素数が大きく異なるため、等倍同士の比較に加え、リサイズして同じ大きさにした場合の比較を行うこととする。
また、「D600」のほうでは被写体のホコリが目立つため、ノイズ比較としては影の部分にて行いたい。
以上の比較画像を見ると、意外にも「D700」のノイズの少なさが目立った。それぞれの等倍同士の画像を比較すると「D700」のほうがノイズが少ない。さすがに画素数が少ないほうが1ピクセルあたりの受光面積が大きいということだろう。
しかしながら「D600」も2,400万画素にしてはそこそこの低ノイズであった。この点は技術的な改善があってのことであろう。そして画素数の多さで情報量をカバーし、細かい部分の描写を得ている。
さて次は現実条件として、撮影時にわざと-1.5EVのアンダー露出とし、RAW現像時に明るさを+1.5EVに持ち上げたものを掲載する。これが実際の使用を想定した比較となる。
これらを見ると、理想条件でのノイズ感は「D700」に少し及ばない程度の「D600」であったものの、現実条件では予想外に健闘している。レタッチ耐性としてはかなり高いと言えよう。
マイクロフォーサーズの「OLYMPUS OM-D E-M5」のノイズ感は「D700」と同レベルであることは以前確かめた通りで、それを上回る「D600」の導入は心強く感ずると共に、今回の導入が無駄遣いではなかったとホッとした。
しかしながら問題は交換レンズについてで、レンズ性能が悪ければせっかくのカメラ性能は活かせない。光学性能はもとより、手ブレ防止機能の能力も画質を左右する大きな要因となる。それゆえ、高性能なカメラボディを活かすには手持ちの交換レンズの性能を見極めねば今回のテストだけでは片手落ちとなろう。
次回テストでは、「D600」に我輩所有レンズをそれぞれ装着し、絞り値を変えながら撮り比べたい。また、同条件で撮影したマイクロフォーサーズカメラとの比較も行う予定。
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