ちなみに、千葉−大阪間の陸路11時間半は、クルマのエンジンを1度たりとも切ることは無かった。
途中でトイレに行ったり車内で昼食を摂ったりもしたが、夏の暑さのため、エンジンを切ってエアコンを止めることは出来なかったのである。
さて、今年は地方の高速道路が一律1,000円となるため、渋滞は去年よりも更に深刻になることは容易に想像出来る。
そうなると、去年と同じような旅程ではフェリー出航に到底間に合うまい。渋滞回避のためには、夜中出発して渋滞に捕まる前に関東圏を脱出するしか方法が無い。豚児とヘナチョコ妻には申し訳ないが、渋滞の中で長時間乗車するよりもマシかと思う。
ただ、渋滞に捕まらないということになれば、逆に早く到着し過ぎることになる。もし夜中2時頃に出発すると、午前中には大阪に到着してしまうのだ。フェリー出航は夜であるから、それまで時間を潰さねばならぬ。
そこで思い付いたのが、静岡県浜松市にある「スズキ歴史館」であった。ここは以前から行ってみたいと思っていたが、わざわざこのためだけに千葉から行く気も起きなかった。だから、今回はちょうど良い機会ということになる。
場所は大阪ではないものの、静岡県まで出ればもう渋滞の心配は無かろう。午前中にこの博物館を訪れ、午後は大阪へ移動することにしたい。
ところで、九州上陸後の行動については、祖父母が高齢ということもあり、あまり実家に居続けるのも苦労をかけることになるため、2日間ほどはホテルに泊まる予定とした。
どうせホテルに泊まるならばと、長崎へ小旅行することを考えた。行き先は「ハウステンボス」、そしてカピバラで有名な「長崎バイオパーク」である。
また、別府へは日帰りで行き、スギノイパレスのアトラクションプールで家族で遊ぶことにしようかと思う。
それから、父方の祖母にも会いに行くことも考えている。
父親とは、我輩が幼児の頃に両親が離婚したために20年ほど会っていなかったが、10年前の帰省をきっかけに会うようになり、ここ最近は毎年会っている。ただし、父親と会うことが本意ではなく、あくまでも父方の祖母に豚児を会わせることが目的である。出来る限り多く会わせることによって、距離と世代と事情の離れた縁を結び付けたいと思う。
そこで父親に連絡を取ったところ、今年は衆議院選挙が月末にあるためその準備に忙しくて時間が取れないかも知れないという。父親は確かに政治活動をしていたが(参考:
雑文502「未来」)、確かそれは引退したとか聞いたが・・・?
結局、九州に着いてからあらためて連絡を取り、スケジュールを調整することになった。しかし実際にはこちらのスケジュールは決まっているので、九州滞在最終日に会うことを告げてそれが無理ならば諦めるしか無い。
旅費については、今年からは豚児も子供料金がかかるようになるため、どこかで節約しなければならない。
まずフェリー料金を節約するため、去年は個室だったところを今年は寝台の相部屋とした。
そしてホテルはとにかく安いところを探した。
肝心のカメラについては、中判は一眼レフの「BRONICA SQ-Ai」は外せないが、軽量装備を要求する場面も想定して沈胴式レンジファインダーの「New MAMIYA-6」も持って行く。クルマならば荷物の重量は気にならないのが良い。
デジタルカメラのほうは、当然ながら情報量の多い2,000万画素機「Canon EOS-5D Mk2」を使う。フルハイビジョンも撮影出来るビデオカメラとして使えるのが便利。
それから忘れてはならないのが、3年前に帰省した際、置き去りにした折り畳み自転車のこと(参考:
雑文581「夏の帰省2006(その2)」)。実家に持ち込んだは良いが、その後3年間ずっと持ち帰れずにいた。
せっかくの折り畳み自転車、もし手元にあれば、別の場所に行く時にクルマに積んで行くことで行動範囲が広がろう。
今年こそは、ぜひ持ち帰りたい。