[637] 2008年11月24日(月)
「浄土平行き(3)」
2008年11月12日水曜日。
いつもどおりに会社の事務所へ出社。自分の席のパソコンを立ち上げてブラウザを開いた。我輩はブラウザの「ホーム」を、Yahoo!のトップページに設定しているため、当然ながらまずYahoo!が表示される。
そして・・・、目を疑うような写真が目に入った。
なんと、写真付きニュースで「吾妻山、25年ぶり大規模噴気」と出ていたのである。
「山形県と福島県の県境にある吾妻山連峰の一切経山(写真)で11日、大穴火口付近から噴気が約300メートルの高さまで上がっているのが確認された。吾妻山で大規模な噴気を観測したのは25年ぶり」
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一切経山というのは、去年2回ほど行った山である。
<1回目: 雑文603「浄土平行き」>
<2回目: 雑文609「浄土平行き(2)」>
一切経山周辺は、高山植物の保護及び火山性有毒ガスの関係で、立ち入り禁止区域が実に多い。そのため決められたルートでの一次元的(線分)な移動しか出来ず、2次元的(面)での活動は難しい。蔵王のお釜のように、興味深い岩や地形に近付いて見ることは出来ないのだ。ストーリーの決まった物語のように、読んでしまえばそこで終わる。
去年2回訪れた後、もはやこの地へ訪れることは無かろうと思った。
ところが、その一切経山で異変が起きているのである。
2度訪れて目の前に見たあの山が、モクモクと白い噴気を噴き出しているというのだから心も落ち着かない。物語は、現在進行形となったのだ。
去年は噴気前の姿を観察し、そして今年は噴気中の姿を観察する。人間の一生から見れば実に気の長い地質的変化が、今まさに我輩の時間の中で起こったのである。この変化を見ずして何を見ようか。
情報を収集すると、1次元的ルートの一切経山登山道さえ通行禁止となったようである。そうなると、ふもとの浄土平駐車場か、近くの吾妻小富士山頂から望遠撮影する以外に方法は無い。
望遠撮影に適したカメラとなれば、35mm一眼レフあるいはデジタル一眼レフカメラしか無い。中判カメラはもちろん持って行くとしても、中判用レンズは最大250mm。1.4倍テレコンバータを使っても350mm(35mm換算で200mm)か。
その点、デジタル一眼レフだと最大300mmレンズ(35mm換算で450mm)が使える。いや、そう言えばMFの500mmレフレックスニッコール(35mm換算で450mm)もあったか。未使用状態で保管してあるが、こういう時に使わずにいつ使う?
ところがよく考えると、実は先日、デジタル一眼レフカメラ「Nikon D200」を落下破損させ修理に出したばかりなのだ。だから、デジタルカメラはコンパクトタイプのものしか無い。そんなカメラで望遠撮影はムリ。
まあ、デジタルではなくとも35mmフィルム一眼レフがあるので、そちらを使うことになろうか。
それにしても、磐梯吾妻スカイラインの冬季通行止めは11月17日(月)から来年4月上旬までとのこと。つまり、今度の土日がラストチャンスとなる。本当にギリギリのタイミングで噴気活動が起こったものだ。数日遅ければ見られなかったわけだ。
しかし安心してはいられない。もしこの土日に曇ったりでもしたら、もう見る機会は無くなる。曇りとは、すなわち山岳での濃霧に他ならない。
もし来年の通行止め解除まで待つとしても5ヶ月先になるわけで、その間に噴気は収まってしまう可能性は非常に高い。
天気予報のサイトをチェックすると、なんと11月14日(金)以外はあまり天気良くないらしい。
うーむ、11月14日(金)、休暇を取るか・・・?
困ったことに、11月10日(月)に休暇取ったばかりであった。同じ週に2度も休暇取るというのはさすがに・・・。
迷ったまま翌日11月13日(木)を迎え、引き続き関連するサイトを検索していた。すると、噴気が少し弱まってるとの情報があるではないか。かなり焦る。
結局、快晴の予報が出てる11月14日(金)に休暇を取ることにした。しかも、職場のデジタル一眼レフカメラ「PENTAX K10D」と望遠ズームレンズを借りることにした。
職場のPENTAX K10Dと望遠レンズ |
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同僚には「気を付けてな」と見送られながら定時後帰途についたのだが、よく考えると、帰宅してしばらくしたら出発なのである。
というのも、クルマで行くと片道5時間。朝着こうと思えば午前2時くらいに出発しなければならぬ。会社の定時が18時、帰り着くのが20時、風呂に入って食事すればもう21時、そこから支度となれば22〜23時になってしまうだろう。
磐梯吾妻スカイラインと浄土平駐車場のゲートは、夜中には係員がいなくなるためフリー通行が可能となる。だから早朝5時くらいに着くようにすればスカイライン通行料¥1,570と駐車料金¥410が浮く。
そうなると、出発は遅くとも午前1時か。睡眠時間2時間であるからこれはキツイな。
実際、布団に入ったのは23時半くらいだった。うーむ、やはり起床は3時くらいにしよう・・・。スカイライン通行料と駐車料金はかかるが、睡眠時間が少ないと安全運転も難しい。
それでも午前4時を越えるとETCの深夜割引が適用されないため、これがギリギリの線となる。
早朝3時前、目覚まし時計が鳴り、さっそく着替えてクルマに乗り込む。
荷物は寝る前にクルマに積み込み済みのため、こまごまとした物をチェックをした後でクルマに乗るだけである。暗いので忘れ物とかあっても気付きにくいのが注意したいところ。
今回、車内で仮眠することを考えて毛布や枕、そして目隠し用の布なども積み込んでいる。
ヒンヤリと暗い車内に入り、エンジンに火を入れる。
何度も言うことだが、やはり暗い中での出発は気分が盛り上がる。
ナビ設定 |
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[PENTAX K10D/18-55mm] 2008/11/14 03:01 |
それにしても片道300kmで5時間のドライブ、以前は長距離ドライブという感じだったが、今年の夏休みの帰省で11時間半もの運転を経験した今となっては、大したものでもないように思えるのが自分でも驚く。
家を出発し、すぐにガソリンスタンドに行って満タンにしたのだが、ハイオク単価は割引券を使って131円だった。3ヶ月前で最高201円だったのが信じられない。
それから、コンビニエンスストアに寄って食料(朝食・昼食・菓子・スポーツ飲料)を買い込んだ。また、カメラのLR44電池が無くなっていたため、それも一緒に買った。コンビニエンスストアであるから値段が普通より倍以上したが、この時間で手に入れるには仕方無い。
あまりノンビリしてると、4時のETC割引に適用されなくなってしまうからすぐにクルマに乗り込んで発車したいところ。しかし、タイヤが微妙に空気圧が足らないような気がする。ちょっとタイヤが潰れて見える・・・?
これから高速道路を走ることもあり念のためにタイヤ1つだけ計ってみたところ、200kpaになっていた。高速道路を走るのであれば250kpaくらいにしておきたいところ。これはちょっとマズイ・・・。
だが時間が無いのでとりあえず出発してETCゲートをくぐっておくことにする。そして最初のサービスエリアで空気を充填しようと思う。
気のせいか、高速道路を走ってると、ハンドルが微妙に取られるような感触がある。やはり空気圧が足りないせいか?
何はともあれ、4時近くに最初のサービスエリア「蓮田サービスエリア」に入り、安全そうなところでクルマを停めて足踏みポンプで充填開始。真っ暗な中で懐中電灯片手にプラス50kpaの充填は結構手間だったが、何とか完了。
その後は、高速走行でも不安定な感じは無くなった。一安心である。
さて、ETCも4時前通過を果たしたわけで、しばらく走ってると気が緩んで眠たくなってきた。
5時半頃、限界を感じて中間地点の上河内サービスエリアに入って仮眠を取ることにした。
トランクスルー状態にして寝るまでもないかと思い、普通に運転席で座席をリクライニングして毛布を被って寝ることにした。もし夏だったら暑くてとても寝るどころではなかったろう。少し寒いくらいの今の季節がちょうど良い。
それに、自宅から枕も持ってきたのでそれを使う。いつもの枕なのでかなり寝心地が良い。
しばらくして目を覚ますと、もう外は明るくなっていた。
そろそろトイレに行って出発するか。
外に出ると、ヒンヤリと空気が冷たい。この様子だと、山の上のほうはかなり寒かろう。実は、ズボンの下にスエットを履いている。
夜明けの上河内サービスエリア |
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[PENTAX K10D/18-55mm] 2008/11/14 06:39 |
ここから先は、ノンストップで走った。
福島西インターチェンジで降り、福島市内を走っていると、前方の山から白いモクモクが立ち昇ってるのが見えるではないか。ビックリした。こんなところから見えるとは思わなかったので、かなり意表を突かれた。
撮影しようと思いクルマを停める場所を探しながら走っていると、ちょうど良いところにコンビニエンスストアがあり、そこにクルマを停めた。時間は8時17分。よく見ると、前回も停まったコンビニエンスストアだった。
福島市内のコンビニエンスストア |
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[PENTAX K10D/18-55mm] 2008/11/14 08:17 |
とにかく、クルマの中でカメラの準備をして撮影開始。
おもしろいことに、コンビニの店員の人たちも交代で山のほうを見て「あ、ホントだー」などと言っている。
コンビニエンスストアからの眺め |
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[BRONICA SQ-Ai/40mm] 2008/11/14 08:20 |
250mmレンズで撮影し、さらにトリミング拡大したもの 左は吾妻小富士 |
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[BRONICA SQ-Ai/250mm] 2008/11/14 08:25 |
こうして見ると、なかなか異様な光景である。
いつもは何の変哲もない山々だったのに、そこから1本の煙のスジが立っている。いくら火山地帯とはいえ、普段無かったものが突然現れると異様な気がする。それは地元の人間も同じだろう。
撮影は早く終わらせ、さっそく磐梯吾妻スカイラインで上まで登ってみようかと思う。
クルマで走ってる前方に、あの煙が見えている。
なかなか近付かないくらい遠方にあるのにあれほどハッキリと見えるのであるから、ちょっとした不気味さを感じてくる。
磐梯吾妻スカイラインを目指す |
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[PENTAX K10D/18-55mm] 2008/11/14 09:01 |
さて、磐梯吾妻スカイライン料金所のところまでやってきた。途中に看板があり、どうやら11月は夜間通行止めと書いてあるようだ。もし当初の予定通りに早く来たとしても意味無かったらしい。
料金所で1,570円を払うと、係員のオイちゃんが「途中3カ所くらい凍結してるところがあるという報告がありますんで気を付けてください」と忠告してくれた。
我輩のクルマはFRでノーマルタイヤであるから、ちょっとした不安がよぎる・・・。
磐梯吾妻スカイライン料金所 |
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[車載ビデオカメラ] 2008/11/14 09:19 |
しばらくは何も問題は無かったため「まあ大丈夫か」などと油断していたが、日陰になっている路面が白くなってるのが見えた。少し緊張が走る。
急動作をせずゆっくりとした走りを心掛けるのだが、上り坂であるからアクセルを踏まないわけにはいかないし、ステアリングも切らないわけにはいかない。リアが微妙に横滑りするのを感じた。カウンター当てようかと一瞬考えたのだが、そこまでは必要無さそうだったため、そのまま慎重にカーブを曲がった。
凍結路面 |
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[車載ビデオカメラ] 2008/11/14 09:25 |
赤城山の県道16号に比べればかなり広い道路で、しかも対向車が来ていない状況で、落ち着いてその場を切り抜けることが出来た。
もっとも、いつもならばこのような季節に山へ行くことはありえないわけだが、まあ今回は噴気活動という予定外のイベントだからな・・・。
さて、危険地帯を抜けた後は、九十九折り(つづらおり)の道をガンガン登っていく。
しばらく走ってると、だんだん草木の無い不毛の大地が広がってきた。そして幾つかのカーブを抜けると、一切経山の噴気が目の前に迫っていた。九十九折りの道を登ってた時は一時的に噴気が見えなくなっていたため、急に目の前に現れたという印象。
目の前に迫った一切経山の噴気 |
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[PENTAX K10D/18-55mm] 2008/11/14 09:30 |
浄土平駐車場入り口で普通車料金410円を払い、中に入る。
入り口付近の駐車場はアスファルト舗装されているが、天文台のある脇道に入って少し行くと未舗装の駐車場がある。そこは一切経山に近い駐車場であるから、そこにクルマを乗り入れることにした。
浄土平駐車場からの眺め |
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[PENTAX K10D/18-55mm] 2008/11/14 09:55 |
今回の噴気活動のため、一切経山への登山道は立ち入り禁止にされている。だから、登山の用意は不要である。基本的には、クルマのそばで写真を撮るような感じになる。
大型三脚を含めた多くの機材をクルマに乗せており、そのそばで写真を撮れるのはなかなか好都合と言える。
もちろん、登れるのなら登って噴気を目の前で見てみたいわけだが。
この場所は、多くの観光客がいる舗装された駐車場から少し離れてるので静かである。耳を澄ますと、風の音に混じって噴気の音がかすかに「シュオー」と聞こえてきた。なんでも、噴気が始まった初日はジェット機のような「ゴォー」という音がしたそうだ。
噴気口の位置について、去年撮った写真とを並べてみる。
今回の噴気口 |
去年の同じ場所 |
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[PENTAX K10D/18-55mm] 2008/11/14 09:55 |
[RICOH GR-D] 2007/05/29 14:30 |
それにしても、ここは噴気口からは近いわけだが、見上げる感じになってしまうので、噴気口が隠れてここからでは見えない。近付き過ぎか。
背後にある吾妻小富士のほうに登れば、噴気口もよく見えるかも知れない。
噴気口が見えない |
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[PENTAX K10D/70-300mm] 2008/11/14 09:56 |
ところで、ここは標高が1,600メートルくらいあるため気圧が低くなっている。
コンビニエンスストアで買った菓子袋を見るとパンパンに膨らんでいる。それから、お茶のペットボトルを開けると「プシューッ」という音がした。
パンパンに膨らんだ菓子袋 |
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[PENTAX K10D/18-55mm] 2008/11/14 10:16 |
さて、クルマを移動させ、吾妻小富士に近い場所に駐車しなおした。そこはレストハウスの前で、まずはトイレに行って来る。
そしてカメラの用意をしたのだが、やはりクルマから機材を全て持って行くのはムリであるから、とりあえず中判カメラと35mmフィルムカメラ、そしてそれぞれの交換レンズを何本かと、軽量三脚を持って行くことにした。
吾妻小富士に登るのは今回が2度目。
1度目は一切経山への登山でかなり足が疲れてたので、手軽な吾妻小富士でもかなり難儀した記憶がある。
けれども今度はさすがに順調で、およそ6分で登り切った。まあ、スカートの女性でも登れるくらいの山であるから自慢にもならぬ。
吾妻小富士の頂上に立って眺めると、なるほど、一切経山の噴気口がよく見えた。
そこで三脚を立てて望遠撮影を始めたのだが、なんと中判カメラのほうは1.4倍テレコンバータをクルマに置いてきたことに気付いた。せっかく望遠撮影のために吾妻小富士に登ったというのに・・・。
まあ、そんなに大変な登りではないから、後でまた登って来ることにする。
それにしても、1機のヘリコプターが一切経山を回ったりホバリングしたりしている。上空から噴気の様子を撮影しているのだろうか。そこからの風景を見てみたいものだ。
吾妻小富士山頂から (当日2度目の登頂時) |
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[BRONICA SQ-Ai/40mm] 2008/11/14 13:10 |
一通りの撮影を終え、吾妻小富士から降りてクルマに戻ると、なんだか腹が空いてきた。時間は11時半なのだが、まあ、早い昼食ということでコンビニ弁当を食べた。ちょっと足りなかったのでお菓子を食べ、そして少し眠くなってしまい、昼寝をした。
1時間くらいは寝たか。
何となく起き、しばらくまたお菓子などを食ってウダウダしていたが、13時前にまた吾妻小富士に登ることにした。
今度はさきほど忘れた中判カメラ用テレコンバータと、ついでにデジタル一眼レフカメラとビデオカメラを持って行くことにした。35mm判フィルムカメラとそのレンズはクルマに置いていく。
デジタルカメラで望遠撮影した画像を詳細に見てみると、噴気口の下側に新しい土砂の流れた跡が認められる。これは恐らく、最初の噴気が出る時に栓を抜くように表面の土砂を押し上げたものではないかと思う。あまり飛び散ったように見えないので、ボコンと盛り上がり静かに土砂が流れたのかも知れない。
その瞬間の様子を見てみたかった。
一切経山噴気口の望遠撮影 |
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[PENTAX K10D/70-300mm] 2008/11/14 12:54 |
とにかく、中判カメラ用のテレコンバーターを付けて望遠撮影をした。レンズの合成焦点距離は350mm。拡大率としては物足りないところだが、我輩の中判機材では最高の拡大率となる。三脚無しで撮影はまず不可能であろう。
(※後日現像してみると、やはり強風の中での軽量三脚ではブレがあり使えなかった。ミラーアップ撮影すべきだったか。)
望遠レンズとテレコンバーターを装着した中判カメラ |
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[PENTAX K10D/18-55mm] 2008/11/14 13:13 |
ここでも、今回の噴気口と去年の同じ場所を比べてみることにしたい。
これを見ると、やっぱり去年は噴気口が開いていなかったことが分かる。こういう定点撮影はなかなか興味深い。
今回の噴気口 |
去年の同じ場所 |
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[PENTAX K10D/70-300mm] 2008/11/14 13:44 |
[[RICOH GR-D] 2007/05/29 14:18 |
さて、これからどうするか・・・と思い、ふと振り返って吾妻小富士を見てみた。今回は一切経山の噴気の観察として吾妻小富士に登ったわけだが、せっかくであるから吾妻小富士のフチを回る「お鉢巡り」をしようかと思う。
意外とスリリングな行程であったが、山の向こう側の福島市内が一望できたのは面白かった。朝、ふもとの福島市内から吾妻小富士が見えたのだから、上からも市内が見えて当然か。
吾妻小富士山頂から福島市内が一望できる |
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[PENTAX K10D/18-55mm] 2008/11/14 13:45 |
お鉢巡りはおよそ1時間弱。浄土平に戻ってクルマで一息ついたのは14時半くらいだった。
この後、クルマの写真など撮るなどして、15時に駐車場を出て帰路についた。何しろ片道5時間かかるから、この時間でも帰宅は20時になってしまう。
さてふもとに降りた後に燃料計を見ると、行きで満タンにしたガソリンも1/2になっていた。多分その状態でも帰り着けるとは思うが、ギリギリは怖いので高速道路に乗る前にガソリン10リッターを入れておいた。
途中、また眠くなり、矢板北パーキングエリアで1時間ほど仮眠。
自宅へ帰り着いたのは、20時09分だった。仮眠したにしてはまあまあの時間であった。
さて、気になる土日の天気だが、やはり予報通り曇りだったようだ。無理にでも休暇を取った甲斐があったと言える。
そして月曜日には磐梯吾妻スカイラインの冬季閉鎖開始ということで、まさに噴気を見るには最後のチャンスだったことになる。
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