2000/04/05
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表紙

1.主旨と説明
2.用語集
3.基本操作法
4.我輩所有機
5.カメラ雑文
6.写真置き場
7.テーマ別写真
8.リンク
9.掲示板
10.アンケート
11.その他企画

12.カタログ Nikon
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 FM3A
 FM2
 FM
 FE2
 FE
 FA
 FG
 FM10
 FE10
 F4
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RICOH
 XR-7M II
 XR-8SUPER

カメラ雑文

[462] 2004年01月01日(木)
「10年目」

去年はブローニーフィルムを多く使った。この流れで、今年もブローニーを多く使うことになろう。
とりあえず年越しの時点で220フィルム16本、120フィルム20本ある。ブローニーフィルムは限られた店にしか置いていないため、年末年始など長期の休暇での写真活動では、経済的に許す範囲内で出来るだけ多くのフィルムを手元に用意しておきたい。

さて前回の雑文では、BRONICAのカメラやレンズ、アクセサリ等の予備を手に入れたということについて書いた。
そこでこれを良い機会であると考え、雑文152「7年目」の時と同様に所有機材のリストアップをし、今年一年の撮影計画に役立てることとした。機材自慢としてまとめようかとも思ったが、ローライやハッセルブラッドならともかく、ブロニカなどいくら集めても自慢として成立せぬところが痛い。

とりあえず、「カメラボディ」、「交換レンズ」、「その他アクセサリ」に分けて以下にリスト化した。これが、10年かけて購入したブロニカSQシリーズの成果ということになる。


●カメラボディ

SQシリーズカメラボディ

・SQ-Ai(1) (BodyNo.1508975)メインカメラ
・SQ-Ai(2) (BodyNo.1525490)予備
・SQ (BodyNo.1100275)シャッター制御不安定なためストロボ撮影にしか使えぬサブカメラ

最初に購入したのは中古のSQであった。それまでの中判カメラと言えば、安物二眼レフ「LOMO LUBITEL 166B」や「BEAUTYFLEX」を使っていたのだが、思い通りの写真(Nikon F3などのテーブルトップ写真)が撮れないため、一眼レフの導入に踏み切った。

そういうわけでフジヤカメラにて\38,000で購入した中古のSQボディとフィルムバックのセットだったが、交換レンズまでは資金が足らず、しばらくは35mmカメラ用のレンズを手で保持しながら撮影の練習をしていたが、どうしても光が漏れて大した写真とはならなかった(SQはレンズシャッターのため、シャッターの無い35mmカメラ用レンズを使うために暗黒中でストロボ撮影していた)。

その後ボーナスが出たタイミングだと思うが、新品のレンズを購入してSQに装着した。
ところがシャッタースピードが狂っていることがそこで初めて判明。1/2秒でシャッターを切っても8秒くらいになってしまう。それでも電池を入れて2〜3日様子を見ていると、徐々に正確に切れるようになってきた。とは言うものの、本当に正確なのかは確証が無く、結局、新品のSQ-Aiをヨドバシカメラにて購入した。

そしてそのSQ-Aiも10年目となり、多少の不調が出たが、オーバーホールによって調子を取り戻した。しかしカメラをオーバーホールに出すためには代わりのカメラが必要であることを痛感し、先日、予備のカメラボディを購入することになったのである。
これにより今後、SQ-Aiを修理やオーバーホールすることに躊躇する必要が無くなった。


●交換レンズ

SQシリーズ用レンズ

・PS 35mm F3.5 Fish-Eye魚眼撮影用
・PS 40mm F4.0(1)広角撮影用(常用)
・PS 40mm F4.0(2)広角撮影用(予備)
・PS 65mm F4.0一般撮影用
・PS 80mm F2.8開放F値優先撮影用
・PS 110mm F4.0低倍率接写用(軽量のため一般使用)
・PS 110mm F4.5高倍率接写用(重量物のため室内専用)
・PS 180mm F4.5ポートレート、低倍率接写用
・S 250mm F5.6想定される用途は無いが、とりあえず所有
・テレコンバータ1.4x想定される用途は無いが、とりあえず所有
・接写リング2種高倍率接写用

交換レンズは一眼レフの要(かなめ)である。過去にレンズ交換出来ない一眼レフも幾つか発売されたものだが、どれもマイナーな存在で終わった。それほどに一眼レフに於ける交換レンズの位置付けは重要である。
当然ながら我輩も交換レンズを色々なシーンを想定して揃え始めた。

最初はテーブルトップスタジオ用としてマクロ110mmレンズ、そして最短撮影距離の短い180mmレンズを購入。
その後、風景撮影としても使うことを考え、35mmカメラの24mmレンズの画角に近い広角40mmレンズを購入。だが40mmでは広角レンズの歪みが強いため、自然な描写を期待して広角65mmレンズも追加購入した。
そしてこの状態が10年近く続いた。

しかしブロニカもタムロンに吸収されてしまい、さすがにブロニカの行く末が心配となってきた。
最初の購入後は長年ブロニカの製品について不勉強だったのだが、改めてカタログを見てみると35mm魚眼レンズが新たに加わっていたことを発見した。だが時既に遅くそれは生産終了となっており、メーカーにさえ在庫は無かった。仕方無くアメリカのサイト上で在庫を見付け、輸入代行業者を通して手に入れた。それから1年後には国内のカメラ店にも35mm魚眼レンズの在庫を幾つか見付けたが、1年待たされて手に入れるよりも写真が多く残せたことは幸運であったと思う。

また、使い道が無いがとりあえず中古の望遠250mmレンズを\35,000で購入。必要になった時に必要なレンズが無ければ困るため、今必要無くとも確保するのが一眼レフシステムの正しい買い方である。これはNikon F3の時にも書いた。

さらにマクロ110mmレンズがリニューアルされ、レンズ単体で1:1の等倍撮影接写が可能となったとのことで、大阪・国立カメラで5割引の新品を購入。それに伴い旧タイプの110mmレンズは手放すつもりだったが、新タイプが予想以上に大きく重く、1メートルの撮影距離から露出倍数がかかるため操作性が悪く、結局は両方とも手元に置くことになった。

それから、今まで購入したレンズを見渡すと開放F値がF4よりも明るいものが無く、F2.8の80mmレンズをインターネットオークションにて\25,000で導入した。主にストロボを使わない室内のシーンで使うことになろう。


●その他アクセサリ
・フィルムバック66-120(1)120フィルム用
・フィルムバック66-120(2)120フィルム用
・フィルムバック66-120(3)120フィルム用
・フィルムバック66-220(1)220フィルム用
・フィルムバック66-220(2)220フィルム用
・ポラロイドフィルムバックポラロイドフィルム用
・プリズムファインダー45常用
・AEプリズムファインダー想定される用途は無いが、とりあえずのストック
・MEプリズムファインダープリズムファインダー45導入前の常用
・ウェストレベルファインダー野外軽量装備用、室内高倍率用
・モータードライブ(1)連続撮影用だが電池室液漏れあり、電気接点腐食進行中
・モータードライブ(2)予備
・スピードグリップ(1)常用
・スピードグリップ(2)予備
・リモートコードモータードライブ用

まずフィルムバックは全てを中古で3つ揃えた。フィルムの使い分けをすることが目的である。
さらに露出確認用としてポラロイドフィルムバックも購入した。当時はデジタルカメラが存在しなかったため、ストロボの瞬間光を最終確認するにはポラロイドを使うしか方法が無い(モデリングランプが大体の目安になるが、最終確認はやはりポラロイドバックを使って実際に撮影しなければ難しい)。
その後フィルムバックの1つを流用して魚眼カメラを製作したため、新品のフィルムバックを補充した。
また撮影会に参加する際、連続撮影のために220フィルムバックを中古で2つ用意した。

モータードライブは10年前の段階で導入していたが、たまに使うという頻度のため、不覚にも電池の液漏れを引き起こしてしまった。動作はするのだが、今後のことを考え新品でもう1台ストックすることにした。

プリズムファインダーは、動きのあるものを撮影するためとしてMEプリズムファインダーを購入。TTL測光は全くやらないが、念のためにTTL測光出来るAEプリズムファインダーも中古で手に入れた。
プリズムファインダー45は、ローアングルも容易なプリズムファインダーとして最近導入した。視度調整はノブで連続的に調整できるため(マイナス補正のレンズも入れてあるが)、体調に合わせた最適な視度をその都度得られるというメリットもある。
ウェストレベルファインダーはルーペの倍率が高く、厳密なピント合わせには欠かせない。テーブルトップ撮影では必ずこのファインダーを使う。さらにこのウェストレベルファインダーは、ライトボックス上でポジを見る時に利用出来る。全視野が見渡せ、周囲の遮光も良く、撮影時のスタイルで鑑賞出来るのが便利。この用法は、35mm判ポジの閲覧用としてもNikon F3用の高倍率ファインダーを用いていることにも共通する。