2000/04/05
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表紙

1.主旨と説明
2.用語集
3.基本操作法
4.我輩所有機
5.カメラ雑文
6.写真置き場
7.テーマ別写真
8.リンク
9.掲示板
10.アンケート
11.その他企画

12.カタログ Nikon
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カメラ雑文

[450] 2003年10月29日(水)
「すべてを察して笑ってくれ」

先日、オークションでゼロハリバートンのノートパソコンを売却した。
まとまった金が手に入った。
次の日、カメラのチャンプたまプラーザ店で「FUJI GA645Wi」の委託品を購入した。
まとまった金が出て行った・・・。


我輩は今まで、中判としては66判を専門に使ってきた。それは我輩のポリシーである。そうでなければ、手に入りにくい66判の対角線魚眼レンズなど大金を投じて手に入れたりはしない。
(66判魚眼レンズの入手価格は諸経費を含めると645判魚眼レンズの2.5倍だった)

もしここで645判を受け入れることになれば、今までの苦労が報われない。我輩の状況として645は受け入れられないのである。
そもそも、中判導入前にさんざん熟考した結果選んだ66判。再考の余地は全く無い。

しかしながら、これまで何度か645判の誘惑に負けそうになったことがあった。そのことは雑文425でも書いたとおり。
645判の魅力は、フルオートカメラが用意されているということと、撮影枚数の多さである。220フィルムを使えば32枚撮りとなる(カメラによっては若干少ない場合がある)。
気合いを入れた撮影はあるとしても、それとは別に、フルオートでフィルム残数を気にすることなく気軽に撮影したいこともある。

ならば、66判と両立させることは出来ないか?
しかし、それぞれの位置付けが難しい。66判は情報量を詰め込んだ「作品」と言えるが、645判はどうする?その存在理由は?
現在、我輩は中判の写真整理は一貫している。プリント写真(メディアプリント)に焼き付ける場合でも、縦位置の印画紙に66判の正方形のままノートリミングで配置し、その下の余白に撮影データを記述する。それが統一フォーマットである。


RGBの指標はプリント時にCMYに変換されるが色バラツキ判定の目安になる。

この統一フォーマットに645判を混ぜればレイアウトが変わる。縦位置や横位置などの区別も考えねばならなくなる。今までの秩序を乱すことになり非常に具合が悪い。

しかし気軽に中判を使いたいという気持ちがあるのであるから、何とか645判の位置付けをヒネリ出したい。
35mm判の場合、機動性と望遠撮影の役割を担っている。メモ用途も35mm判の役割。ただし、画質に関しては妥協がある。
ならば、645判を35mm判を補完するという位置付けにするか。そうすれば、66判のほうの秩序を乱さずに済む。
これだ。

そういうことで、我輩のカバンには常時「FUJI GA645Wi」が入ることとなり、飲み会などの記念撮影などに使われるようになった。
中判ならば一人一人の表情まで良く出るので具合が良い。

結局、他人から見れば、何ともくだらないことに思考を費やしているように思えるかも知れない。「645判だの66判だの、いちいち大げさに考えず好きな物を使えば良いだろう」と。

まあ、まあ、すべてを察して笑ってくれ。


FUJI GA645Wi