昨日、表参道へ撮影に行った。
先週、
F3のシャッターを再認識したということを書いた。F3のシャッターでテンポ良く撮ろうと思ったわけである。
本当は、前日の祭日に行く予定だったのだが、曇りのため光量が足らず断念した。
昨日は朝から良い天気で、その日を逃すと次の日は再び曇りや雨となると天気予報が言っている。
さて、表参道では道行く女性を撮ろうと思った。何人かに声を掛け、表参道の雰囲気をバックに数枚撮らせてもらった。
F3のシャッター音とモータードライブのリズミカルな音が撮影をやり易くする。それくらいの音でなければ、開かれた空間ではシャッター音というのは意外と聞き取りにくい。
もしF4などの巻き上げモーター内蔵のカメラなら、音がマイルドなため、なかなかメリハリを利かせることが難しい。F3やFAなど、外付けモータードライブで派手な音が出せるものならば、「撮影している」ということが相手にも自分にもハッキリと感覚出来る。
今回は、オークションで手に入れたニコンFAとモータードライブの到着が、出掛けるまでに間に合わなかったため、2台のF3(F3/TとF3リミテッド)を使用したのだが、モータードライブの装着は1台のみである。
一方に50mm、もう一方に24mmを装着している。つまり2本のレンズで撮影したのだが、一方が手巻きというのはリズムを維持するのが難しい。2台とも派手な音で撮りたかった。
ところで、表参道はカメラマンが多いな。女性も一眼レフを持っていることが多い。その通りはそういう雰囲気なのだろう。そうでなければ、逆に我輩も声掛け写真は撮れない。
そうは言っても、季節的にも時間的にも条件が良くなかったかも知れない。結局撮れたのは4人だけだった。そばにいた美容院の呼び込みマンも、何人か女性にアタックしたが、結果は芳しくない様子。女性を止めるのは難しく、彼は歩きながら話しかけ、我輩の前を何度も往復した。さすがに我輩はあそこまで押しが強くない。
夕方になると、散策する人よりも帰宅する人の流れが大きくなり、声すら掛けられなくなった。もう足が急いでいるのが分かる。
しかし何より、陽が短いのが撮影を切り上げたきっかけとなった。ストロボは持って行ったのだが、うっかりガンカプラーを忘れ、F3に使うことが出来なかったのだ。FAがあれば、少なくともそれには使えたのだが。
ん・・・?待てよ、書いていて思い出したが、F3リミテッドのペンタ部には汎用ストロボを取り付けるシューが付いていたんじゃないか。迂闊だった。
まあ、いずれにせよ今度はもっと早い時間に、F3とFAのそれぞれにモータードライブを装着してみようかと思う。
しかし、モータードライブで撮っている時はなかなか楽しかったなあ。これこそ外付けモータードライブの醍醐味。
この日撮った写真を載せたかったが、まだ2台のカメラにフィルムは入ったまま。数回撮影に行ってやっと現像に出せるという感じかもな。忘れた頃に載せることになろうか。
帰宅後、FAが届いた。