夏の長期休暇は、福岡に帰省しようと思っている。
実は去年の夏も帰省したのだが、今回は2年連続で帰省することになった。
(いつもなら3年に1度くらい)
目的の1つは、懐かしいカメラのカタログを探すため。そしてもう1つは、田舎の風景を採集するため。
最近は、田舎でも風景の変化が激しい。出来る限り現在の様子を残しておきたいと思っている。そういう意味を含め、「風景の採集」という言葉を使った。
(こういう場所は、定点撮影をすれば面白そうだ。)
もし、旅行という位置付けであれば、軽量な「ニコンFG」を選択するかも知れない。しかし今回はあくまで撮影が目的であるから、頼りないFGはやめておく。
「ミノルタα−9000」も考えたが、コイツは危険だ。この前、電池を入れ替えたら機能を停止しやがった。元の電池に入れ替えても動かない。テスターで調べても、電池の側に異常は無い。どうにもこうにも動かない。手も足も出ない。故障かと諦めかけた。
しかし、電池を入れ替えた後に起こったということが妙に引っかかり、電池を抜いて一晩寝かせておくことにした。案の定、次の日には何事も無かったかのように元気に動いた。よく分からん。トラブルはこれ以降発生していないが、遠出には使いたくない。
それなら「ニコンFA」ではどうか。しかし、我輩のFAはゴールドボディ。まあ、あえてゴールドを使うというのもいいかも知れないが、田舎では相当に目立ち、新聞に載ったりするのでやめておく。ちなみに新聞の見出しは、「金のカメラを使う男、出没す」というところか。
そうなると、いつものF3/T(白)の出番か。軽量とは言えないが、これならシロウトが見れば、金や黒よりも安物カメラに見えて都合がいい。
レンズは「24mmF2.8」と「50mmF1.8」を使う予定。露出計は小型のセコニック。それから、久しぶりにステレオ写真アダプター(ペンタックス製)も使ってみることにする。
去年はどうしたかと言うと・・・、カメラボディは黒のF3を持って行った。
「もっとええカメラ買えよ」と父親に言われた、あのF3である。
レンズは「24mmF2.8」と「50mmF1.4」。田舎の風景は50mmでは収まりきれず、ほとんどの写真は24mmを使った。そうなると、今年の50mmはステレオアダプター専用となろう(ステレオアダプターは焦点距離50mm、絞り値f5.6でのみ使用可)。このような他に用途の無い、いわゆる「死荷重」となるレンズは、なるべく軽いほうがいい。この「50mmF1.8」は逆輸入モノ。プラスチック鏡胴で軽量薄型コンパクトなり。
しかし、九州まで新幹線で7時間くらい掛かる・・・。いくら撮影機材を減らそうと、本やMDなどの「暇つぶしグッズ」のほうが重くなっては、元も子も無いな。