[785] 2013年02月04日(月)
「年末年始帰省日記(事前計画~1日目-12月29日)」
●事前計画と手配
夏の九州帰省はこれまで恒例行事だったが、2011年の帰省では暑さと日焼けにより初日から体力的なダメージを被った。夏の暑さというのは本当にやっかいだ。
寒さについては着込めば何とかなるわけで対処のしようがあるが、暑さについては服を脱ぐにも限界がありどうにもならぬところがある。
そこで今回の帰省では、年末年始での予定を立てることにし、夏の帰省は取りやめた。
さて帰省の方法としては、例年ならばクルマで千葉から大阪まで高速道路を走り、大阪からはフェリーで九州へ向かう。
しかしながら先日の北海道旅行の岐路にてフェリーで思わぬ船酔いをしてから(参考: 雑文779)船に乗るのが気が重い。
また、今年は体調と旅費を考えてヘナチョコ妻が今年は参加しない方針となった。豚児も成長したことだし母親がおらずとも大丈夫だろう。むしろヘナチョコもたまには豚児と離れてゆっくりしたほうが良い。
そうなると、長距離をクルマで移動する際に豚児の世話をする役目を我輩がせねばならぬ。もちろん、赤ん坊ではないからそんなに世話がいるわけではないが、それでも運転に集中出来ないようなこともあろう。
以上のことを考えると、今回は新幹線でパッと行ってみたいと思う。新幹線ならば5時間で着く。朝10時に東京を出れば、午後のおやつまでには着く計算。
ただしその場合、現地での移動手段を考えねばならぬ。毎度書いていることだが、地元では西鉄バスの路線が廃止され大変不便になっている。
話は少々ズレるが、これは自家用車普及の弊害である。よく「田舎はクルマが無いと生活出来ない」と言われるが、ちょっと前までは田舎でもクルマを持っている家庭は少なかった。級友の中でも、クルマを持っていたのは商売をしている家や農家だけだった。だからこそ汽車やバスの路線が山奥まで伸びていたのだが、クルマが普及するにつれて汽車やバスの利用客が減り、やがて赤字を出すようになり廃線となった。そのあおりで駅やバス通りを中心とした商店街は見る間に閑散とし、見事なほどのシャッター街と化した。田舎の交通インフラを壊したのは田舎人の責任である。
そういうわけで当初はレンタカーを借りようかと思ったが、レンタカーも数日に渡って借りるのも金がかかるし、その間の夜間駐車場料金もバカにならない。そうであれば、必要に応じてにタクシーを使ったほうが合理的かも知れない。
ただし、別府へ小旅行してみようと思っているので、そこでは1泊2日でレンタカーを借りようかと思う。
まず新幹線の切符について、東京駅発ならば並べば自由席でも座れるだろう。確かに1人帰省の頃はそれでも良かったが、今回は豚児と2人なので予定が不明確なところはなるべく排除しておきたい。やはり指定券は取っておこうと思う。
ところが指定券発売は乗車1ヶ月前。一応、1ヶ月以上前でもWebでの予約システムで順番待ち出来るのだが、発売日当日になって「予約はお取りできませんでした」とのメールが入って慌てた。すぐさま予約システムにログインして空席照会しようとしたが、「アクセスが集中しているので時間をおいてログインしてください」とのメッセージが出るだけで先に進めない。その時は勤務中だったので駅で買うことも出来ず、急遽ヘナチョコに連絡して地元駅で買ってもらうことにした。希望の時間で取れるとは思えないので、とりあえず「予約出来る範囲にて一番早い時間で」とだけ言っておいた。
結果的に、東京を7時13分に出る便が取れた。もっと早い便もあったようだが、あまりにも早いと最寄り駅の始発でも間に合わないのでこの便を取ってくれたとのこと。
レンタカーについては、別府駅近くのレンタカー屋もあったが料金がちょっと高い。安いところを検索していると、駅から少し離れるが「ニコニコレンタカー」がヒットした。
コンパクトカーが1泊2日で1万円。カーナビゲーションはオプション料金だが、時前のポータブルナビを持って行けば済むので余計な出費は抑えられる。
どうせならば珍しい色が良いので、日産マーチの"うぐいす色"を予約してみた。
ところで、帰りの新幹線についてはあまり心配していなかった。Uターンでは特定の日に集中することもあまり無かろう。
しかしテレビのニュースを見ていると、我輩の考えていたUターン日に最も混むらしい。読みは甘かった。
この時点で既にUターン日の1ヶ月前は過ぎていた。恐る恐る予約システムにログインしてみると、やはり日中の予約は全て埋まっており、グリーン車くらいしか選択肢が無い。グリーン車は高すぎる・・・。
色々と時間条件を変えて検索したところ、18時47分の空席があった。さすがに東京着は23時32分とかなり遅く、最寄り駅までには日付が変わる。そうは言っても他に選択肢は無いのでその便の指定券を取った。
深夜の歩きはツライので、せめて最寄り駅1つ前からタクシーで自宅まで帰ることにしよう。
さて、肝心の撮影機材について考えたい。
今回は豚児との二人旅で、場合によっては豚児の荷物の面倒を見なければならぬこともあろうから、中判カメラはやめて余程デジタルカメラのみでいこうかと考えたが、記録性を考えるとフィルム撮影はどうやっても外せない。そこで、メインカメラはフルオートの「FUJI GA645Wi」を投入することにした。これ以上無い、まさに最大限の妥協である。
<妥協としてのフルオート645判カメラ「FUJI GA645Wi」> |
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デジタルカメラのほうは、メインは「OLYMPUS OM-D E-M5」と超広角ズームレンズ「LUMIX 7-14mm(換算14-28mm)」、そしてサブとして、「E-M5」と同じイメージセンサーを搭載した「OLYMPUS E-PM2」とパンケーキ標準ズームレンズ「LUMIX 14-42mm(換算28-84mm)」を使う。いずれも軽量・コンパクトのカメラなので、レンズ2本を使い分けるならば、いっそのことカメラ2台を使い分けたほうが面倒が無い。
ちなみに、「E-PM2」は1ヶ月前に購入した。
<デジタルカメラ「OM-D E-M5」と「E-PM2」> |
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ところで豚児については、最近買い与えたフォーサーズカメラ「OLYMPUS E-410」(参考: 雑文782)を持たせる予定。25mm(換算50mm)レンズ1本と不便はあろうが、我輩が初めて買った一眼レフカメラ「Canon AE-1」でも、当初は「50mmF1.8」1本だけだったことを考えると妥当な選択であろうと思う。
●12月28日(金)-帰省前日
帰省前日、関東では雨が降っていた。
夕方、仕事納めをして年末の大掃除にとりかかったが、その最中にふと、「豚児は50mm相当で撮れるか・・・?」と余計なことが頭に浮かんだ。
旅の撮影ではやはり50mm相当の画角では狭いだろう。我輩が初めて一眼レフカメラ(Canon AE-1)を使い始めた頃は自分の意思で50mmレンズと向かい合ったが、豚児の場合は習い事として我輩が押し付けたもの。景色を広く写すために広角をカバーするズームレンズを与えたほうが良いのではないか?
出発前日ということもありあれこれ迷ったが、結局、帰宅途中に雨の中を新宿マップカメラに寄り、14-42mmズームを7千円ほどで入手した。この日はとりあえず、レンズのことは豚児には内緒にしておこうと思う。旅の間に標準レンズでは撮りにくそうにしていたら、その時に渡せば良い。
<豚児用に急遽購入した14-42mmズーム> |
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●12月29日(土)-1日目
起床は早朝5時過ぎ。豚児のバッグの中を見ると、シルバニアファミリーとやらで使うようなミニチュア家具がいっぱい出てきた。他にもオモチャやら何やらがパンパンに詰まっており、とても旅行に行くバッグの中身とは思えない。
「何を勘違いしているんだ?」とどやしつけると、渋々それらを出した。いつものクルマ移動の感覚で、「何とかなるだろう」と思ったらしい。
朝は6時くらいに家を出るので、5時過ぎ起床だと朝食には早過ぎる。そのためヘナチョコ妻におにぎりを作ってもらい、新幹線車内で食べることにしていた。
東京駅までは普段の通勤経路と同じなので気が重かったが、早朝のため全路線で座ることが出来たので、心配したほどの疲労は無かった。
東京駅に着いて新幹線ホームに上がると、我々の乗る列車が既にあった。指定席を取っているので慌てることは無い。ただし指定席を取った車両が遠く離れているのでかなり歩く必要があった。
<東京駅の新幹線ホーム> |
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[OLYMPUS OM-D E-M5/7-14mm/ISO200] 2012/12/29 07:10 |
途中、豚児に「ホームから新幹線の写真を撮ってはどうか」と提案してみた。こういうところを撮っておくと旅の想い出になる。
豚児は「そっか」と言い、カメラを取り出そうとしたが背中に背負っているリュックに入っているためモタモタしていた。そしてようやくカメラを構えて撮影を始めた。
50mm相当では撮るのはなかなか難しいだろう。苦労しているところでズームレンズを渡すと効果的だと思った。しかし豚児は50mm相当でも何事も無く写真を撮るので、逆にこちらが戸惑い思わず声を掛けた。
「おい、新幹線が一部しか画面に入らなくて困らないのか?」
「そう言えばそうかも。」
そこでズームレンズに交換させ、改めて新幹線を撮影させた。
そんなことをやっていると発車時間が迫ってきたので、撮影もそこそこに車内に入った。
席に座り、ズームレンズのことについてまた話をした。
「このレンズのほうが広く写せるから便利だろう?」
「うーん、そうかも知れない。」
本当にそう思っているのか今ひとつ心のこもっていない返答だったが、せっかく我輩が雨の中新宿まで行って調達したレンズだから、しばらくそのレンズを使わせてみよう。
新幹線の中では、指定席であってもデッキには立ち客がいて落ち着かない。我々の席は車両の一番端。デッキの立ち客がいるので自動ドアが開きっぱなしになるので風が通って寒い。そのため車掌が来て自動ドアを手動に切り替えてしまった。
九州までの5時間は退屈ではあったが、それでもクルマを運転しての5時間に比べれば段違い。時々寝ているのであっという間と言っても良かろう。
関門トンネルを抜けると、馴染みの風景が広がった。紅白の煙突と白い煙(蒸気らしいが)がまさに北九州。
<北九州の風景> |
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[OLYMPUS OM-D E-M5/7-14mm/ISO200] 2012/12/29 12:10 |
12時10分、定刻どおり小倉駅に到着。昼食は、待ち合わせしている我輩の母親と一緒に食べることにした。それにしても、九州にいることの実感が薄い。今朝まで関東にいたのに、昼飯時に九州とは。
<小倉駅> (※画像クリックで横1200ドットの画像が別ウィンドウで開く) |
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[OLYMPUS OM-D E-M5/7-14mm/ISO200] 2012/12/29 12:19 |
3人で駅前のデパート「コレット」にて昼食を食べた後、しばらく店内の自然菜園で撮影などをした。
<豚児撮影中> |
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[OLYMPUS OM-D E-M5/7-14mm/ISO200] 2012/12/29 13:13 |
<豚児撮影写真> |
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[OLYMPUS E-410/14-42mm/ISO200] 2012/12/29 13:13 |
その後、地下食品街の回転まんじゅう(別名:今川焼)を買い、隣接した休憩コーナーで食べた。やはり地元の回転饅頭が美味い。出来立てをその場で食べるのが最高。
関東では1個120円というのも珍しくないが、ここは1個90円と安く、黒あんと白あんのみ。チョコレートとかクリームとか妙なものが無く基本に徹しているのが良い。
<回転まんじゅう> |
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[OLYMPUS OM-D E-M5/7-14mm/ISO200] 2012/12/29 13:39 |
次に、駅前にある「漫画ミュージアム」に行ってみた。
途中、松本零士のマンガキャラクターがあるなどして期待させたが、ミュージアム内は単なるキャラクターショップという感じで今ひとつ意味が分からなかった。今考えると、「漫画ミュージアム」という名前の店舗か。
<キャプテン・ハーロック像> |
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[OLYMPUS OM-D E-M5/7-14mm/ISO200] 2012/12/29 14:12 |
「漫画ミュージアム」に費やす時間がほとんど無かったので、気を取り直し、西鉄バスに乗って「チャチャタウン」へ行くことになった。
「チャチャタウン?」
最初、どういう場所なのか知らなかったが、行ってみるとショッピングモールのようなところで、いっちょまえに観覧車まである。しかし全体の規模はかなり小さかった。
ちなみに「チャチャタウン」の「チャ」とは、北九州近辺の人間が語尾に使う「~っちゃ。」に由来するとのこと。
<チャチャタウン> |
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[OLYMPUS OM-D E-M5/7-14mm/ISO200] 2012/12/29 15:00 |
それにしても、先ほど回転まんじゅうを食べたばかりだというのに、また饅頭系の食べ物が食べたくなった。
「チャチャタウン」の食料品店で饅頭系の菓子を探したが、めぼしいものは無く、とりあえず夕食の食料品を買ってからバスに乗り、魚町(うおまち)の井筒屋の地下街に寄ってみることにした。
<井筒屋> |
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[OLYMPUS OM-D E-M5/7-14mm/ISO200] 2012/12/29 15:29 |
探してみると土産物は多かったものの、それらは観光客向けのせいかいちいち値段が高い。そういうものではなく、普通に買って食べる饅頭が欲しいのだ。
仕方無いので、入り口近くで売っていた「井筒屋饅頭」を買うことにした。
あずきのアンコではなくクリーム入りだが、1個30円とかなり安い。今夜はこれで我慢しよう。
<1個30円の井筒屋饅頭> |
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井筒屋前のバス停からバスに乗り、母親のアパート方面に向かった。
バスを降りると、目の前のビルの入り口に大きなしめ飾りがあるのが見えた。
そういえば最近はこんな大きなしめ飾りは見なくなった気がする。何でもダウンサイジングされ、クルマのしめ飾りも省略される世の中だが、しめ飾りくらいは大きくいきたいものだ。
<大きなしめ飾り> |
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[OLYMPUS E-PM2/14-42mm/ISO200] 2012/12/29 15:43 |
母親のアパートは引っ越して2年も経っていないと思うが、以前のワンルームに比べると部屋が2つになり泊まり易い。
ところで最近、母親はミラーレスデジタルカメラを買ったとのこと。早速見せてもらった。
見るとそれは、赤色鮮やかな「Nikon 1 J2」だった。
少し使わせてもらったのだが、設定の変え方がまた独特な操作体系で、取扱説明書を見てもさっぱり分からない。マニュアルモードに変えるだけでも全く糸口が掴めず一時は諦めかけたが、ああでもないこうでもないと色々やってようやくやり方が分かった。
<母親のデジタルカメラ「Nikon 1 J2」> |
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[OLYMPUS E-PM2/14-42mm/ISO200] 2012/12/29 18:33 |
さて、明日は豚児を連れて別府へ小旅行に行く予定。
現地でレンタカーも借りるので母親も連れて行こうかと思ったが、年末年始でも仕事があるとのこと。
残念。
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