[672] 2009年09月09日(水)
「2009年夏 九州帰省日記(2日目)」
●8月8日(土) 2日目
<事前計画:新門司8:30着→平尾台→小倉母親宅→宗像市ホテル(泊)>
朝、6時前に目が覚めた。
窓の無い船室のため、時計を見るまでは夜中なのか朝なのかが分からない。
<船室> |
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[Canon EOS 5D Mark2/24-105mm] 2009/08/08 06:30 |
食堂の朝食は6時半からとのこと。しかしヘナチョコの体調が優れず食欲が無さそうだったため、九州上陸した後でコンビニエンスストアでおにぎりなどを買って食べようということになり、フェリーの食堂へ行くのはやめた。
そうなると下船までには時間があるので、ヘナチョコを船室に残して豚児と2人で甲板に出て行き交う船を見て過ごした。
<フェリー甲板と航路掲示板> |
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[Canon EOS 5D Mark2/24-105mm] 2009/08/08 07:03-07:14 |
それから1時間ほど過ぎた8時過ぎ、フェリーが間もなく接岸するとアナウンスがあり、我々は荷物を持ってロビーに出た。
いよいよ九州上陸。
ドライバーの我輩はクルマに戻り、クルマで下船。ヘナチョコらは歩行者用タラップでフェリー案内所へ渡る。
<下船後の待ち合わせ場所 (※向こうに見える船は無関係)> |
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[Canon EOS 5D Mark2/24-105mm] 2009/08/08 08:37 |
さて、この日の予定としては、日中は平尾台のカルスト地形(石灰岩地形)を見て回る。そして我輩の母親が豚児に手作り料理を食べさせたいとのことで、夕方には小倉にある母親の住むマンションへ寄ることにした。そして宿泊は、次の日の長崎に少しでも近い場所として、宗像市にある「チサンイン宗像」というホテルに泊まることになっている。
早速、平尾台を目指すが、朝にも関わらず日差しが強くてめまいがしそうだ。
それに、上陸からしばらく経ってもヘナチョコの体調が回復しないため、酷暑の平尾台へ行くのは危険と感じ、急遽、祖父母のいる京都郡(みやこぐん)の実家へ帰ることにした。
コンビニエンスストアの駐車場から実家に電話すると祖父が出たが、祖母は「マルショク」(=スーパーマーケットの名前)へ買いものに行っているとのこと。まあ、帰り着くまでには祖母も戻るだろう。
ところでクルマのガソリン残量も4分の1になっていたので、ここで九州最初の給油を行った。
<九州で最初の給油> |
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[Canon EOS 5D Mark2/24-105mm] 2009/08/08 09:24 |
その後、1時間くらい運転すると実家近くまで来た。
さすがに田舎のせいで道が狭くなる。何しろ町内には、我輩が子供の頃から信号機が1つしか無い。それくらいの交通量である。全国的に少子高齢化と言われているのだから、こんな田舎では年寄りばかりでクルマを運転出来る人間も多くはなかろう。
実家に着いたのでチャイムを鳴らしたが、誰も出ない。
窓から覗くと祖父がテレビを観ていた。テレビの音でチャイムが聞こえないらしい。仕方ないので電話をかけたところ、祖父はフラフラした足取りでようやく電話に出た。祖母はまだ帰っていないとのこと。祖父に玄関を開けてもらおうかと思ったが、フラフラの足取りを見たのでやめておいた。
ヘナチョコは体調が優れないので、とりあえずクルマに戻って窓全開状態で風通しを良くしてシートに座らせ、我輩は歩いて近所のマルショクへ行ってみることにした。
ところがどこにも祖母は見付からなかった。
「マルショクとは言っても、もしかして隣町の大きいマルショクのほうに行ったかも知れんなぁ。」
我輩はまた歩いて戻ることにした。
それにしても暑い。「ワシャワシャワシャ」とやかましいくらいにクマゼミが大合唱をしている。まさに、"九州の夏"という感じがした。
道端で、ウォーキング姿の老人が腰掛けて汗を拭いていたところを通りかかり、何となく目が合ったので互いに会釈した。ごく自然に挨拶が成立したので我輩自身驚いた。知らない者同士で会釈する雰囲気がそこにはあるようだ。
実家のほうに戻ってみると、ちょうど祖母がタクシーに乗って帰ってきたところだった。やはり隣町のほうのマルショクへ行ったようだ。
室内へ入り、体調の悪いヘナチョコを布団に寝かせ、我輩と豚児はジュースやカキ氷を食べた。
朝から体力が抜けたようになり、このまま1日がダラダラと過ぎそうに感ずる。遠路はるばる旅してこのザマかと思うと気が滅入るが仕方無い。平尾台はここからでもそんなに遠くはないが、今回は諦めた。
昼食のことは何も考えていなかったが、祖母は「それなら近所のマルショクで買おてきちゃるわ(買ってきてあげるよ)」と言って出かけていった。
祖母は90歳にも近いので「クルマで行こうか」と誘ったが「歩いたほうが健康にええけ」とスタスタ行ってしまったのには驚かされた。涼しい季節ならばともかく、こんな暑い日に・・・。
後から考えると、高齢になると暑さ寒さに鈍感になるため、本人が平気だと思っても危ないことがあるので注意が必要であった。しかし誰も祖母を止められる者がいないのも事実。
夕方になり、そろそろヘナチョコの体調も回復してきたようなので、我々3人は、我輩の母親のいる小倉のマンションへ向かった。
マンションへは1時間15分ほどで到着。1年前に来た時よりも、周囲の建物が無くなり、殺風景になった。というのもこの辺りは再開発が行なわれているため、近々このマンションも取り壊されることになっている。
豚児は「早くばあちゃんに会いたいなぁ」と言っていたが、最初は少し慣れずにおとなしかったが、次第に打ち解けて仲良くなっていた。
夕食も食べ、みんなで記念写真を撮った。ただし、中判カメラはクルマに置いてきたため、デジタルカメラで撮ってしまった。まあ、九州最後の日に祖父母も一緒に全員で中判写真の記念撮影をするつもりではある。
<夕食> |
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[Canon EOS 5D Mark2/24-105mm] 2009/08/08 18:06 |
マンションから小倉の夕景を見た。
いかにも小倉という眺めがまた良い。故郷に帰ってきたという実感がわく。
ただし来年はもうこのマンションも無くなり、長年見てきたこの角度からの眺めは今回限りとなる・・・。
<小倉の夕景> |
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[Canon EOS 5D Mark2/24-105mm] 2009/08/08 19:31 |
さて、この日の宿である「チサンイン宗像」、場所をGoogle地図で見ると近そうに感じていたが、ルート検索してみると1時間ちょっとはかかると判明。21時のチェックインに間に合うようにと、20時前にクルマで出発した。
交通状況から、少し遅れるかと思われたが、何とか21時ちょうどに到着出来た。ただ、慣れない道での夜間走行はやはり疲れた。
<「チサンイン宗像」に到着> |
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[Canon EOS 5D Mark2/24-105mm] 2009/08/08 21:04 |
この日泊まる「チサンイン宗像」は、建ってから1年もしないような新しいホテルで驚いた。もちろん部屋でインターネットも可能である(パソコンは持ち込みとなるが)。
これで大人2人+小学生1人の料金が7,500円。まあまあではないかと思う。
<「チサンイン宗像」の客室> |
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[Canon EOS 5D Mark2/24-105mm] 2009/08/08 21:17 |
豚児はもう寝る時間だが、やたらにテンションが高い。普段からテンションが高いのは否定しないが、この日はヘナチョコの体力を吸い取っているようにも思える。
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