[618] 2008年02月11日(月)
「Nikon COOLPIX P5100」
次のコンパクトデジタルカメラ購入の件、結局のところ、「Nikon COOLPIX P5100」を選び購入した。手持ち金が無いためとりあえずは家計から支出してあり、それは後々解決せねばならぬ。
それにしても、機種選定の決め手は、やはり「直感」であった。
どの機種も満足出来るものではなかったため、どこかで妥協をせねばならないのだが、ではどれを妥協すべきなのかと考えると答が出ない。
最終的には「Nikon COOLPIX P5100」と「Canon PowerShot G9」の2機種に絞ったものの、この状態で2〜3日は悩んだ。
P5100は胸ポケットに入るコンパクトさと実売3万円の価格が魅力。対してG9はマニュアル露出の操作性が良い。この2つの良いところが融合してくれればどんなに良いだろう・・・。
しかしそんなことを考えてもどうにもならない。
コンパクトさは大きなメリットでもあるし、最初の直感を信じてP5100を選んだ。
ネットショップから代金引換便で注文し、翌日にはもう届いた。
ちょうど車で出かける直前だったこともあり、新しく届いたカメラを胸ポケットに入れて車に乗った。
走行距離を記録するためにわざわざ一眼レフを使おうと思っていただけに、小さなメモカメラの便利さを改めて実感した。しかも、このカメラは1,200万画素である。上手く撮影すれば、メモとしての情報量はこれまで以上になろう。
起動時間を測ると、電源ボタンを押すと約1.5秒で撮影可能状態となる。終了も同じ。
ただ、レリーズボタン周りのレバーで電源が入るお馴染みの方式でないのが残念。レバーはズーム操作に使われるようになっており、電源スイッチは小さなボタン式になっている。
Nikon COOLPIX P5100 |
さて、このカメラの特長の一つとして、ホットシューが装備されており外部ストロボが装着可能ということである。Nikon純正のオートストロボを使うとTTL調光が可能となる。
我輩はこのカメラをBRONICAなどの中判カメラの露出計用途とするため、本番カメラで設定を再現出来ない専用ストロボは使わない。そのため、SUNPAKのB3000Sを装着して撮影してみた。
ところが、内蔵ストロボが発光するものの、外部ストロボは全く光らない。
メニュー画面やセットアップ画面に外部ストロボ使用の項目があるかと探してみたが見当たらない。説明書には、純正の外部ストロボの使用については「自動で切り替わる」と書いてあるが、汎用ストロボについては一切記述が無い。
「もしかして、汎用ストロボは使えないのか・・・?」
我輩は、心臓の鼓動が少し早くなるのを感じた。
せっかく購入したカメラが、用途の半分を失うことになるかも知れない。
我輩は、P5100の扱いに気を遣い始めた。なぜならば、場合によってはこのカメラを売らねばならないかも知れないからだ。傷や汚れを付けないようにしなければ・・・。
何度も設定関連のメニューをいじってみたが、内蔵ストロボのほうが光ったり光らなかったりするだけで、外部ストロボは全く反応無し。
それでも諦めきれず色々とやってみるうち、「発光切り換え」項目から「内蔵発光禁止」を選択して外部ストロボを装着したところ、やっとSUNPAKのストロボが発光してくれた。
COOLPIX 5400の時もそうだったが、汎用外部ストロボの使い始めで苦労するのはNikonの特徴なのか・・・?
SUNPAK B3000Sとの組み合わせ |
ようやく、汎用ストロボが使えるようになったため、試しに一眼レフデジタルカメラと画質を比べてみようと思う。下に、同じ条件で撮影した写真から、縮小処理せずそのまま切り出した画像を掲載した。
Nikon COOLPIX P5100
ISO100 1/125sec F4.3(ストロボ撮影) 画質「FINE」の等倍切出し |
Nikon D200
ISO100 1/125sec F4.8(ストロボ撮影) 画質「FINE」の等倍切出し |
元ファイルは容量が大きいため画面の一部分を切出ししたが、それを保存する際にJPEG再圧縮されるため、厳密には元の画質よりも劣化しているはず。それでも、見た目にそれほど変わらないと思った圧縮率で保存し、しかも両カメラ共に同じ圧縮率で保存したため、比較として考えるならば参考になろう。
ちなみに、P5100はホワイトバランスのマニュアル調整は定常光のみ可能で、ストロボ光では出来ないとのこと。それはつまり、バウンス撮影にはあまり向いていないということである。我輩の場合、P5100でバウンス撮影する時は本番撮影ではなくポラ切り代わりのため、少しくらい色が乗っても構わない。
とりあえずは、感度チェックしたところ特に問題無く、これから露出計用途として徐々に使ってみようかと思う。
またメモ用途としては、通勤カバンに入れておき、何かあれば撮影してみることにしたい。
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