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 [179] 2000年11月16日(木) 
「煮詰まった時の雑念」 
 
人間、煮詰まると何もうまくいかなくなる。 
 
ここ2日ほど職場のWeb環境の調子悪く、全く仕事にならない。FTPで客先のサーバにファイルを転送しなければならないのだが、いつも途中で切断されてしまう。完全復旧も見通しがつかないとのこと。繋がったかと思い作業を始めると、途中でまた切断されてしまう。 
それ故、他のことが考えられなくなってしまい、当サイトの「カメラ雑文」更新までも滞っている。帰宅すれば即、思考は停止。 
 
そんな時ふと、思った。 
これは我輩に限ったことかも知れないが、1つのことに思考が囚われ過ぎていると何も出来なくなることがある。根を詰めると他の事が考えられなくなるのだ。 
 
我輩は飽きっぽいクセに、いったんハマると根を詰めて取り組む。それは子供の頃から変わらない。 
プラモデルの組立て、モデルガンの木製グリップ製作など、作業が順調な時ならばいつでも中断する事が出来るのだが、一度困難な部分に入ると、もう手が放せなくなってしまう。 
こうなると時間が経つのも忘れる。「ご飯だよ」と言われても聞こえない。 
結局、それが逆効果となり諦めてしまうことも多かった。そして後日改めてやってみると、すんなりうまくいくことがあった。 
 
 
写真のことでも、あまりに1つの観念に囚われ過ぎていると行き詰まることがあるような気がする。何でもないことにこだわり過ぎ、他の事が目に入らなかったりするのが原因か。 
もっと発想の転換をすれば、写真についての何か新しい可能性を見出せるかも知れない。その「何か」とは、現時点の我輩には分からない。ただ何となく、そう感じる。 
 
もしこの文章を読む者が、ここから何かが思い当たり、そして自分なりの解釈で新しい地平を見ることが出来るなら、それはそれでいい。 
また反対に、我輩が将来この文章を読んだ時、この文章を書いた時に気付かなかったようなものをそこに見るかも知れない。 
 
 
結局、何が書きたいのか分からなくなってきたが、人間、煮詰まると、肝心なことは考えられない代わりに妙なことを考えてしまうのか。 
 
それは我輩だけに限ったことかも知れない。
 
 
 
  
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