どうだろう?ゴールドのイヤミが少しは緩和され、他と協調性を持ったような気がするが。
それにしても、FAを操作したあとでF3を操作すると、結構感動してしまう。やはりF3の重量感と巻き上げ感、シャッターの安定感がよろしい。まさしく再認識という感じだ。
<欲望の転化>
タナカカメラのサイトで、「ペンタックスLX-2000」が1台売りに出されている。説明によると、注文がキャンセルされたものらしい。
値段は「要問合せ」だということで不明だが、3秒ほど迷ってしまった。もしそれがチタンだったら買ったかも知れない。
しかしそれで終わればいいものを、なぜか「その代わり」を無意識に探してしまうのが悪いクセ。
ヤフーのオークションで「F2 チタン」や「F3 チタン」などと検索してしまう。だが、もう35mmカメラはこれ以上あっても意味が無いということに気付く。使う人間はたった1人であることを自分に言い聞かせると、なんとか冷静になれる。
今から考えると、我輩の
イラク空軍的装備は、このような欲望の転化という心理状況の中で構築されていったものであろうと想像する。
もう、よほどのことがない限り、35mm一眼レフのボディを買うのは止めようと思う。そうでないと、保存カメラの順番さえ回ってこなくなるという笑えない状況に陥るかも知れない。
では、自分が買えないのなら、この物欲を他の人間に譲ることにしようと思う(「欲望の転化」ならぬ「欲望の転嫁」?)。
今、Nikon F3のステレオ写真を撮った。これを見れば、カタログでは得られない臨場感を目にするだろう。そしてキミも画面に手を伸ばしてF3を手にしようとするはずだ。
新品F3を買うのは今しかない。札束を持って走れ、カメラ屋へ!