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 [155] 2000年10月06日(金) 
「Nikon F4」 
 
我輩がニコンF4が嫌いな理由はいくつもある。 
 
まず、デザイン。 
丸みを帯びたと言われるそのボディ、どうみても「角が取れている」ようには見えず、「膨らんでハミ出している」ように見えてしまう。 
 
次に、その大きさ。 
我輩は基本的に、レンズマウント下部が底面に近くなければカメラとして認めたくない。以前使っていたキヤノンEOS630はマウント下部よりもさらに厚底であり、そこが唯一気に入らなかった。F4も同じである。 
 
そして質感。 
刻印ではなく印刷で手を抜いた各部材の表示、プラスチック外装のテカリ、滑り易いグリップ。 
 
遅いAF。 
AF速度に寛大な我輩でも、このクラスのカメラへの期待は大きく、その分遅く感じることになる。 
 
 
さて、今回なぜこのようにF4のことを書いたのかというと、最近F4が気になって仕方がないのである。どう考えても嫌いなカメラであるし、必要でもない。しかし気が付くとオークションで「Nikon F4」などと検索してたりする。 
 
いろいろ考えてみると、どうも、F4のシャッターダイヤルが気になるらしい。ワインダー内蔵のAFカメラで、ダイヤルを備えているカメラはかなり少ない。そういえば、同じくダイヤル式の「F−401」や「F−501」を検索していたことを思い出した。 
やはり、我輩はダイヤル式でなくては絶対にダメな人間なのだ。 
 
その中にあって、F4は素晴らしく見える。F−401やF−501がF4の引き立て役というわけか。 
 
そんなわけで、今、当サイトで紹介しているF4の写真を見て検討している。まさか自分の購入に役立つとはおもわなかったぞ、このカメラカタログのコーナー。 
 
いやいや、まだ買うとは決まったわけじゃない。これ以上書くと、自己暗示に掛かってしまいそうだ。
 
 
 
  
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