昨日の「買うモノを1つ見つけた」の続きだが、レンズ(Ai100〜300mmF5.6S)が届いたので報告する。
届いた箱を見て驚いた。かなり大きいダンボール箱だ。しかし、中は緩衝剤が詰まっており、レンズの箱はそれほどではなかった。
箱を開け、レンズを注意深く取り出す。ムム・・・?思ったほど大きくはないな。
我輩が中学生の頃に使っていた、「キヤノンNewFD100〜300mmF5.6」とほぼ同サイズであるはずが、心なしか小さく見える。子供の頃の勉強机が小さく見えるのと同じ原理だろうか。
(左)-Ai100-300mmF5.6S
(右)-NewFD100-300mmF5.6
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あの頃、友人の持つNewFD70〜210mmに対抗するため、お年玉や小遣いをはたいて買ったのが、NewFD100〜300mmF5.6だった。それはまるで、米国戦艦の40センチ砲に対抗するために、やたらデカイ46センチ砲を積んだ戦艦大和のようなものだ(気分としては)。
友人は、「こっちは明るさがF4だから、少し明るいぞ。」と言っていたような気がするが、所詮、負け犬の遠吠えでしかない。仲間内では、焦点距離の数字こそが勝敗を決する(写真で勝負しろよ)。
しかし、だからと言って300mmは無用の長物というわけでもなかった。当時、野鳥を撮影しはじめたということもあり、300mm砲はかなり重宝した。
狙いはカワセミである。
友人たちはせいぜい135mm止まりだったため(前述の70〜210mmの友人は野鳥メンバーではない)、小さなカワセミはゴミのようにしか写らない。接近しようにも、コンクリートで固められた岸壁や水門のある場所では人間の姿は目立ちすぎる。どうしても離れた草ムラから狙うしかないのだ。我輩はそいつらの羨望を浴びながら、300mmでカワセミをフィルムに収めていった。たまにケンコーの2倍テレコンバーターを装着したりと、今思うと無茶なことを平気でやっていた。
中学生の時に撮影したカワセミ。
[CanonAE-1 NewFD100-300mmF5.6]
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今回購入したAi100〜300mmF5.6Sは、中学時代の記憶を一気に甦らせた。そうなると、次に買うモノは2倍のテレコンバーターか・・・?