2000/04/05
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表紙

1.主旨と説明
2.用語集
3.基本操作法
4.我輩所有機
5.カメラ雑文
6.写真置き場
7.テーマ別写真
8.リンク
9.掲示板
10.アンケート
11.その他企画

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カメラ雑文

[775] 2012年10月23日(火)
「再び、北海道車中泊の旅(3日目−10月1日)」


道の駅「スペース・アップルよいち」での車中泊。この日の朝、6時過ぎに目が覚めた。

雨は降ったり止んだりを繰り返しているが、止む時は空が一瞬明るくなったりするので「このまま晴れるかな」と思ったりもするが、すぐにまた曇って雨が降る。台風の影響で雨雲がちぎれちぎれに飛んでいるのであろうか。

<道の駅「スペース・アップルよいち」>
道の駅「スペース・アップルよいち」
[OLYMPUS OM-D E-M5/7-14mm/ISO200] 2012/10/01 06:50

温度計を見ると、現時点での温度と最低気温が共に19度。これ以下には下がらなかったらしい。やはり、明け方にしては比較的温度が高い。

この道の駅「スペース・アップルよいち」には、到着時は暗い時間だったのであまり様子が分からなかったが、改めて見るとなかなか面白いところであった。

まず目に付くのがスペースシャトルのオブジェ。実物と比べると造形がおかしいところが色々とあるが、姿勢制御エンジンや耐熱タイルの配色など基本的な構成は実物と同じように思える。たまに、想像だけで造形したようなスペースシャトルのオブジェを見掛けることがあるが、それとは一線を画す。

<スペースシャトルのオブジェ>
スペースシャトルのオブジェ
[OLYMPUS OM-D E-M5/14-140mm/ISO200] 2012/10/01 06:52

さて、この日は基本的に函館への移動なのだが、途中で「ニセコ大湯沼」、「二股温泉石灰華」、「湯ノ岱(ゆのたい)温泉泉源」の各スポットに寄れるようルートをとる。

それから、自宅でGoogleマップでルート検討時、偶然に船の形を見つけた。「何だこれは?」と調べてみると、幕末に座礁沈没した江戸幕府軍艦「開陽丸」を再現したものであるらしい。これは是が非でも行かねばなるまい。

<Googleマップで見付けた船の形>
Googleマップで見付けた船の形
Googleマップで見付けた船の形
[Google Map]

ただし移動時間を考えると、最後のスポット「湯ノ岱温泉泉源」への到着時刻が16時半と遅くなることが判明。現地が山間であれば陽が落ちるのが早く、撮影に支障をきたす恐れがある。

予定では出発は6時半だが、実際の出発は7時少し前だった。
ニセコを目指して走るが、やはり雨が降ったり止んだりを繰り返して天気が安定しない。

約1時間後、最初のスポット「ニセコ大湯沼」が近い山道まで来た時、ふと右手に水無し川の川床があるのが見えた。
我輩はこれまでにも水が流れた跡について興味を強く持っていた(参考:雑文420雑文447雑文609雑文679雑文695雑文711)。こんな場所を素通り出来るわけが無い。

<水無し川の川床>
(※画像クリックで横1200ドットの画像が別ウィンドウで開く)
水無し川の川床
[LUMIX DMC-GF5/7-14mm/ISO200] 2012/10/01 07:50

クルマを降りてみると、大変見事な川床が伸びていた。草に囲まれ、川筋がハッキリと見て取れる。そして砂の流れが水の流れを表現していた。我輩には、見えない水が見えるようだ。本当に素晴らしい場所だ。
もし出来ることならば、ここに数日滞在して実際にここを水が流れる様子を観察したり、上流で雨水が集まり川が発生する現場をこの眼で見たい。

<水無し川の川床>
(※画像クリックで横1200ドットの画像が別ウィンドウで開く)
水無し川の川床
[LUMIX DMC-GF5/7-14mm/ISO200] 2012/10/01 07:51

我輩にとって川とは、自然に触れた原点でもある。
子供の頃、雨の日に庭で川を作って遊んだ時、ミニチュアの侵食・堆積の動きを見た。そして同時に、雨が降らなくとも流れ続ける自然の川とのスケールの違いも感じた。

自然はスケールが大き過ぎて、普段はなかなか全体像を見渡すことは出来ない。見えるのは、自然の一部分だけ。だから我輩は、スケールの小さな模式図的自然を求める。
今、目の前にあるのが、それである。

この水無し川の上流は山の斜面を登っているが、その先は雲に没しておりよく見えない。そう言えば、だんだん風が強くなってきた。台風が近付いている。 それでも雨が降っていなかったので645判を中心に撮影していたが、10分ほどすると周囲は真っ白になり風もさらに強く吹き付けるようになった。たまらず車内に退避し様子をうかがっていたが、これ以上は無理と判断しクルマを発車させ「大湯沼」に向かった。

<風が強くなってきたので車内に退避>
風が強くなってきたので車内に退避
[OLYMPUS OM-D E-M5/14-140mm/ISO200] 2012/10/01 07:59

「大湯沼」にはそこから10分で着いた。この天気のせいか、平日のせいか、人影は全く無い。
先ほどよりも少しだけ山を下ったので、雲に包まれることは無くなり、風も少し弱くなったかと思う。しかし風に小雨が混じっているので撥水性のあるコンパクトジャケットを着てフードを被った。
クルマを停める場所が近いので、カメラを何台もゴッソリ持って行かず、2度に分けて撮影することにした。

<大湯沼>
大湯沼
[LUMIX DMC-GF5/7-14mm/ISO200] 2012/10/01 08:40

まず最初はデジタルカメラとし、「OLYMPUS OM-D E-M5」を使う。このカメラは防滴仕様なのでこういう場面では有用ではあるが、交換レンズのほうが防滴でないものしか持っていないので油断は出来ない。
風が横殴り状態なので、カメラをコンパクトジャケットの内側に隠して歩く。そして撮影時に素早くカメラを出すわけだが、その僅かな間に風に乗った小雨が横から当たって超広角レンズのレンズ面に水滴を付着させ、その水滴が写真画像上に影を落とした。我輩はカメラをハンカチで拭きながら撮影した。

<大湯沼>
大湯沼
大湯沼
[LUMIX DMC-GF5/7-14mm/ISO200] 2012/10/01 08:34-08:40

その撮影が終わるとクルマに戻り、今度は645判での撮影をしようと準備した。
ところが雨が一時的に強くなり、しばらく待機を余儀なくされた。こんな時、クルマの閉鎖空間が有り難く思う。逃げ込める場所があるというのは幸せなことだ。
雨は降ったり止んだりを繰り返すので、タイミングを見計らって銀塩フィルム撮影を行った。

時計を見ると9時過ぎ。クルマを発車させ第2スポット「二股温泉石灰華」を目指す。
郊外の道路なので、建物などほとんど無く、直線に延びた道が距離感を失わせる。我輩の前後にもクルマがいない。ラジオを聴きながら、漫然と運転していた。

しばらく走っていると、不意にレーダー探知機が反応してアラートが鳴り始めた。
「ピ・・・、ピ・・・、ピ・・・」
何だ?どこかに取締りレーダーでもあるのか?

<何も見えないのにレーダー探知機のアラートが鳴り始める>
何も見えないのにレーダー探知機のアラートが鳴り始める
[車載ビデオ] 2012/10/01 10:15

アラートは段々間隔が短くなり、緊張感を高めるような音になってきた。
「ピッ、ピッ、ピッ、ピッ、ピピピピピピーーー」
何かが近付いているような、そんなアラート。辺りを見渡したが特に何かが設置されているようにも見えない。誤作動か?
その時、前方の対向車線にクルマの姿が見えてきた。それはパトカーだった。

<パトカーとすれ違うまでアラートが続く>
パトカーとすれ違うまでアラートが続く
[車載ビデオ] 2012/10/01 10:15

パトカーとすれ違うとすぐにアラートは止んだので、指向性の高い電波を発していたと思われる。まさか、走行しながらレーダー波を照射しているのか?

さて、「二股温泉」はルートから少し外れた行き止まりの場所にある。
山道に入り、しばらく道路の中央線があったが、やがて中央線も無くなり、工事中で舗装が無く対向車が来るとすれ違えないようなところもあった。雨のため当然ながら泥の水溜りも多く、クルマが汚れるなぁと気が重くなった。

<工事中の泥道>
工事中の泥道
[車載ビデオ] 2012/10/01 10:25

「二股温泉」の駐車場に車を停め、ちょっと建物裏手に回ってみたところ、石灰華と呼ばれる石灰沈殿物の塊が見えていた。
しかし近付くには急斜面を下るしか無いように思う。事前のWeb情報では、登山道があるという話だったが、それが今我輩が立っているところなのかが分からない。

<二股温泉石灰華>
二股温泉石灰華
[LUMIX DMC-GF5/14-42mm/ISO200] 2012/10/01 10:36

とりあえずカメラを取りにクルマに戻り、改めて道を探ることにした。
少し頑張れば、10メートルくらいは先に進めそうに思った。しかし、露天入浴施設が隣接しているので、あまり接近すると不審者(のぞき)扱いされないかという別の心配も湧き上がってくる。
しかし露天入浴施設には人影が無かったので、意を決して降りてみた。

<斜面を少し降りてみる>
斜面を少し降りてみる
[LUMIX DMC-GF5/7-14mm/ISO200] 2012/10/01 10:51

足元は雨で濡れて滑り易くなっており神経を遣ったが、その甲斐あって見事な石灰華が眼前に広がった。

<見事な石灰華>
(※画像クリックで横1200ドットの画像が別ウィンドウで開く)
見事な石灰華
[LUMIX DMC-GF5/7-14mm/ISO200] 2012/10/01 10:51

メインカメラは中判カメラのため、デジタルカメラは軽量な「GF5」をポケットに入れて使った。
Webでは石灰華の下から見上げるようなアングルの写真も見たが、これ以上斜面を降りるには登山靴が必要だと考え、深入りせず引き返すことにした。そもそも、ここが登山道だという確信が無い。
クルマに戻ると雨が激しくなったので、ここでの任務は完了とすべきと判断し、元来た道を引き返した。

次のスポットは江戸幕府軍艦「開陽丸」の予定だが、時間があれば寄りたい場所がある。それは、函館本線の駅である「北豊津駅」。
実は我輩の実家の最寄り駅は田川線の「豊津駅」なので、妙な親近感を持ったのだ。名前が同じだけと言われればその通りなのだが、それでもせっかく通り道にあるのだから寄らない理由は無い。

「北豊津駅」に向かう道路には、「豊津入口」の看板があった。「北豊津入口」でないのが不思議だが、九州実家近くも「豊津入口」というバス停があったので、ますます親近感が湧く。

<「豊津入口」の看板>
「豊津入口」の看板
[LUMIX DMC-GF5/14-42mm/ISO200] 2012/10/01 11:48

「北豊津駅」は無人駅で、駅までの引き込み路は未舗装。やはり泥の水溜りがあってそこを通らざるを得なかった。

<北豊津駅へ入る道>
北豊津駅へ入る道
[車載ビデオ] 2012/10/01 11:33

特に駅舎と呼べるような建物は無く、単なる待合所程度。ここでは、主にホームの周りを撮ったような感じだ。田川線は単線だが、こちらは複線で立派なもの。
撮影は10分程度で終了。

<北豊津駅>
(※画像クリックで横1200ドットの画像が別ウィンドウで開く)
北豊津駅
[OLYMPUS OM-D E-M5/7-14mm/ISO200] 2012/10/01 11:42

再びクルマを走らせ、途中、コンビニエンスストアで昼食タイムとした後、13時半近くに道の駅「ルート229元和台」にクルマを停めた。泥で汚れたクルマをキレイにするためである。
というのも、これから向かう「開陽丸」を背景にしてクルマと記念写真が撮れるかも知れないと期待したからだ。位置的に撮れるかどうかは分からないが、撮れそうだという時に慌てても遅い。それに、明日は函館市内に入るのだから、あまり汚いとみっともない。

道の駅のトイレで雑巾に水を含ませ、クルマに付いた泥を落とした。
キレイになったボディに直射日光が当たってキラキラ光って見える・・・が、妙なギラギラも目に付いた。これは恐らく、泥を拭く時に砂が一緒に擦れてしまったためだろう。2枚の雑巾を使い分けて慎重に拭いたつもりだったが、ダメだったか。コーティングの層を超えてクリア塗装面に傷があると厄介だが、家に帰ってからコンパウンドで磨くか。

<クルマに付いた泥を落とす>
クルマに付いた泥を落とす
[OLYMPUS OM-D E-M5/14-140mm/ISO200] 2012/10/01 13:20-13:42

その後、海岸線に沿ってクルマを走らせていると、江ノ島のような風景と、そのそばに「開陽丸」らしき姿が見えてきた。

<「開陽丸」が見えてきた>
「開陽丸」が見えてきた
[OLYMPUS OM-D E-M5/14-140mm/ISO200] 2012/10/01 14:03

「開陽丸」へ到着したのは14時過ぎ。この時間でも少々陽の傾きを感ずる。
「開陽丸」船内は資料館になっており、沈没した本物の「開陽丸」船内から引き揚げられたものが展示されている。500円の入場券を買い、船内に入った。
そこには、大砲や砲弾、機関砲(ガトリングガン)、ピストル、そして日用品などがあった。幕末の時代のものだとは信じられないほど現代に近い道具も多くあった。こういうものを目の当たりにすると、歴史というのが現代と地続きになっていることを肌で感ずる。

<「開陽丸」船内>
(※画像クリックで横1200ドットの画像が別ウィンドウで開く)
「開陽丸」船内
[OLYMPUS OM-D E-M5/7-14mm/ISO200] 2012/10/01 14:26

ちなみに、窓口で訊いてみると展示物の撮影は自由とのことで、遠慮無く撮影させて戴いた。しかしバッテリーが切れかかり、予備のバッテリーもクルマに置いてきてしまったので、こまめにスイッチを切るようにして何とか急場をしのいだ。

<海底から引き揚げられた品々>
海底から引き揚げられた品々
海底から引き揚げられた品々
[OLYMPUS OM-D E-M5/14-140mm/ISO400] 2012/10/01 14:44-14:49

その後、外に出て海岸を歩きながら「開陽丸」の外観を撮影したり、港近くを航行するフェリーを撮ったりした。

<「開陽丸」>
(※画像クリックで横1200ドットの画像が別ウィンドウで開く)
「開陽丸」
[OLYMPUS OM-D E-M5/7-14mm/ISO200] 2012/10/01 15:09

この「開陽丸」は、船の形をした建物であるから、海に浮かんでいるわけではなく船底は地に着いている。しかし、少し距離をとって撮影すると、まさに出港しようとしているかのように見える。幕末当時の風景をリアルタイムで見ているかのような錯覚に陥った・・・。

<出港する「開陽丸」>
(※画像クリックで横1200ドットの画像が別ウィンドウで開く)
出港する「開陽丸」
[OLYMPUS OM-D E-M5/14-140mm/ISO200] 2012/10/01 15:15

さて、最後のスポット「湯ノ岱温泉」へ向かう。
15時半頃出発し、「湯ノ岱温泉」に着いたのが16時。もう、夕方の雰囲気である。ちょうど陽が沈むかどうかというギリギリのところ。そう言えば、雨雲も無くなり晴れてきたな。台風は去ったか?

ここは温泉が湧き出す地点としてWeb情報で知ったが、自然物ではなく温泉試掘の跡だという。河原にあるそうだが、正確な場所が分からないので少々不安だった。だが、橋のそばだという記述もあったので、探せばすぐ見付かるだろう。

<河原全景>
河原全景
[OLYMPUS OM-D E-M5/7-14mm/ISO200] 2012/10/01 15:59

河原は雑草が高く生えていたので見通しは利かなかったが、少し歩くとそれらしき水溜りが見えてきた。それはまさに温泉の湧き出しであった。

<温泉の湧き出し>
(※画像クリックで横1200ドットの画像が別ウィンドウで開く)
温泉の湧き出し
[OLYMPUS OM-D E-M5/7-14mm/ISO200] 2012/10/01 16:01

手を浸けてみると少々ぬるく、温泉としては物足りなさもあるが、それでも河原にボコボコ湧いている様子は面白い。だからこそ、自分でも写真に収めたいと思ったのだ。数年前の北海道行きでも石狩の原油湧出しの様子を見に行ったが、それと同じような魅力がある。

<湧き出し口>
湧き出し口
[OLYMPUS OM-D E-M5/7-14mm/ISO200] 2012/10/01 16:03

陽がどんどん暮れていくので、撮影は10分程度が限度だった。しかしそれでも、銀塩フィルム撮影、デジタル撮影、そしてハイビジョン撮影は行った。

以上をもって、この日の任務は終了した。
後から見ると、予定よりも1時間ほど早かったが、もし予定通りとなっていたら、最後の「湯ノ岱温泉」では陽も暮れてしまい諦めざるを得なかったろう。

さて、これから生活時間に入る。
次の日は函館市内で観光する予定なので、その近くの道の駅で車中泊したい。
そこで道の駅「しりうち」に行くことにした。

途中、夕食その他を調達するためにスーパーに寄る。
カーナビゲーションから検索した「コープさっぽろ(きこない店)」で惣菜を探したが、あまり種類が無く選べない。300円のてんぷら盛り合わせと、翌日の朝食用に100円のミニ焼きそばを買った。

<生活時間に入る>
生活時間に入る
[LUMIX DMC-GF5/7-14mm/ISO200] 2012/10/01 16:50

車内で食事をしていると、買い物客が入れ替わりで行き来するのが見える。皆、家に帰るんだと思うと、夕方と相まって寂しくなる。
それにしても陽が短くなったなとしみじみ思う。

食後、銭湯に向かうが、当初予定していた銭湯は「知内町健康保養センターこもれび温泉」だったが、出発直前の計画変更の影響で日程が定休日の月曜日に当たってしまい、慌てて「知内温泉」を見付けておいたのである。

途中、道の駅の前を通るので、下見ついでにトイレに寄った。
クルマは他に1台も停まっていない。不安だな・・・。

知内温泉へ向かう途中、案内板があった。その雰囲気からして、かなり古びた温泉だと想像する。

<知内温泉案内板>
知内温泉案内板
[OLYMPUS OM-D E-M5/14-140mm/ISO400] 2012/10/01 18:41

しかし実際に行ってみると、、建物は近代的で、中に入るとフロントがあった。旅館でも併設されているかのような雰囲気で逆に戸惑う。

<知内温泉>
知内温泉
[OLYMPUS OM-D E-M5/7-14mm/ISO400] 2012/10/01 18:35

事前情報では350円のはずだったが、フロントの料金表によれは430円となっていた。参考にしたWeb情報は古かったか。
金を払って改めてロビーを見渡したが、入浴の場所が分からない。
そこでフロントのオイちゃんに「あのー、初めてなもんで」と言ったところ「あ、9時までです」と返された。いやそうじゃなくて・・・。
するとオイちゃんの隣のオバちゃんが察してくれて、「そこの戸を開けてずっと先のほうですよ」と左手のほうを指した。

引き戸を開けると、長い廊下があった。まさに旅館内の雰囲気。地形に合わせて所々がスロープになっている。
その先にやっと、風呂の入り口があった。面白いなこれは。

脱衣所に入ると、誰か1人入っているのか、カゴの1つが使われている。ところが浴室に入ると、誰もいなかったので「えっ?」と思った。
それはともかく、浴室の床は鍾乳洞の千枚皿のような状態になっていたのでそれにも驚いた。まさか人が常時歩き回るような場所でこのような千枚皿が自然に形成されたとは考えにくいので、さすがにこれは人工的な造形ではないのか・・・?

気を取り直して身体を洗う。さすがに今回は手ぬぐいを忘れなかった。
その後、湯に入ったが、これがまた熱くてたまらない。少し我慢したものの、3分が限度だった。しばらく休んで再度入ってみたが、何度入っても熱いものは熱い。今度は1分くらいでギブアップ。人が入っていないから冷めないということもあろうか。

風呂から上がった後、来た道を戻って道の駅「しりうち」に向かう。
だが、道の駅「しりうち」で車中泊するべきか迷う。先ほど見たように、我輩1人だけとなると抵抗がある。かと言って別の道の駅は遠く離れている。
まあ、とりあえず道の駅「しりうち」へ行ってから考えよう。

道の駅へは10分もせずに到着した。時間は18時45分。
そこには車中泊目的と思われる軽ワンボックスが停まっていた。しばらく様子を見ていると、時々クルマが現れる。トイレ目的か。
また他にも、JR知内駅がすぐ近くにあるためか保線要員の作業車が停めたり、Uターンのため一時的に駐車場へ入るだけのクルマもある。これくらいならば寂しくなかろう。
今夜はここで車中泊することとした。

<この日の行動地図>
この日の行動地図