2000/04/05
OPEN

表紙

1.主旨と説明
2.用語集
3.基本操作法
4.我輩所有機
5.カメラ雑文
6.写真置き場
7.テーマ別写真
8.リンク
9.掲示板
10.アンケート
11.その他企画

12.カタログ Nikon
 F3 (F3H)
 FM3A
 FM2
 FM
 FE2
 FE
 FA
 FG
 FM10
 FE10
 F4
 F-401X

Canon
 AE-1P
 AE-1
 newF-1

PENTAX
 K1000
 KX
 KM
 LX
 MX
 MZ-5
 MZ-3
 MZ-M

OLYMPUS
 OM-3Ti
 OM-4Ti
 OM-2000

CONTAX
 ST
 RTS III
 Aria
 RX
 S2

MINOLTA
 X-700
 XD

RICOH
 XR-7M II
 XR-8SUPER

カメラ雑文

[789] 2013年02月24日(日)
「末年始帰省日記(5日目-1月2日)」


今はそれほど話題に上らなくなった宇宙人目撃事件(第3〜4種接近遭遇)。
過去には様々な宇宙人が目撃され、目撃者によるスケッチが公開された。
しかもそのスケッチがどれもこれもが下手クソなのだが、その下手クソさが妙に不気味さを増長し、かえって我輩の想像を膨らませるのであった。

その中でも「甲府UFO事件」(参考:雑文596)と呼ばれる目撃事件では、我輩も目撃者スケッチを基に再現イラストを描き起こしてみたりしたが、なぜか目撃者の小学生(当時)が描いた絵を越える不気味さを表現出来ないのは悔しい。

<甲府UFO事件で目撃された宇宙人のイラスト>
甲府UFO事件で目撃された宇宙人のイラスト


●1月2日(水)−5日目
この日は豚児向けの予定として「スペースワールド」に行くことにしている。特に、2日前の「ハーモニーランド」では少々不満があったので、「スペースワールド」では期待したい。

この日の予定を我輩の母親に言うと、せっかくなので一緒に行くと言う。ただし、「スペースワールド」はチケットが高いうえに屋外は寒いので、母親は隣接した「イオン」のほうに行き、昼食時に待ち合わせて一緒に食べることになった。

小倉駅からはそれほど離れていないので、特急に乗るほどでも無い。

<小倉駅>
小倉駅
[OLYMPUS OM-D E-M5/7-14mm/ISO400] 2013/01/02 10:18

途中、洞海湾にかかる赤い吊り橋の若戸大橋が車窓から見えた。
子供の頃は若戸大橋も巨大に見えたものだが、今見るとそれほどでも無いように感ずる。もっと大きな橋を大人になってからたくさん見てきたせいであろう。

<若戸大橋>
若戸大橋
[OLYMPUS OM-D E-M5/7-14mm/ISO400] 2013/01/02 10:35

「スペースワールド」の最寄り駅は、そのものずばりの「スペースワールド駅」。
この駅名、もしスペースワールドが潰れたらどうするんだろうと思ったが、そうなったら駅自体廃止するだけか。八幡駅がかなり近いので何の支障もあるまい。

<スペースワールド駅>
スペースワールド駅
[OLYMPUS OM-D E-M5/7-14mm/ISO400] 2013/01/02 10:43

駅前で母親と別れ、我輩と豚児はスペースワールドに向かった。
チケット売り場窓口は2つしか開いておらず、2日前の「ハーモニーランド」のような状態。しかしここでは多少の行列があって、すぐにチケットが買えたわけではなかった。
ちなみにチケットは割引の親子券があったが、6,980円と中途半端な値段。キリ良く7千円としないところがまたイヤらしい。

まず最初は、とりあえず映像的なパビリオン「大型映像ギャラクシーシアター」に入ろう。寒いので早く屋内に入りたいということもある。名前からして、臨場感ある宇宙開発の映像が観られそうで期待が高い。
入ってみると席数は多い上にかなり空いており、どこに座ろうか迷ったほど。

映像は昔の時代のカーチェイスから始まった。パトカーと、それに追われる犯罪者らしきクルマ。どちらもクラシックカーだった。
そして時代が下り、黎明期のレーシングカーの映像に替わった。
恐らく、この調子で技術が進んでいき、そのうち宇宙開発に繋がるのだろう。あるいは、宇宙開発に関わる技術者のプロフィールだろうか。

しかし5分、10分観ていても、カーレースが盛り上がるだけでちっとも宇宙開発のことは一向に出てこない。まさか、我々は宇宙とは全く関係の無いカーレースだけの映像を観ているのか?

結局この映像は、「NASCAR(ナスカー)」と呼ばれるアメリカで行われる一大イベントについてのものだった。「ギャラクシーシアター」と言うから宇宙モノだと思っていたのにとんだ肩透かし。
別に映像自体が面白くないわけではない。ただ、例えるならば、ラーメンが食べたくて入った店でカレーライスが出てきたようなもの。

我輩は豚児が退屈していなか気が気でなかった。せっかく高い入場料で入ったのに退屈されてはかなわん。しかし本人は「まあ面白い」と言っていたのでホッとした。

次こそは宇宙関係のものに行こうということで、「ミッション・トゥ・マーズ」というアトラクションに行った。
ここは何度か入ったことがあるので、カーレースの映像になる心配は無い。
行ってみると、待合ルームで座って待つよう指示されたが、後から来る客たちは次々に列に並び始めた。1番乗りだった我々は心配になり、立ち上がって列に並んだ。

<アトラクション待ち>
アトラクション待ち
アトラクション待ち
[OLYMPUS OM-D E-M5/7-14mm/ISO400] 2013/01/02 11:56-11:59

入場時間になり、ゲートが開いて順に入る。
ところが入った先はまた別の待合ルームで、全員が席に座ると、前方ディスプレイにてストーリー前説明や注意事項などが映し出された。結局はここで一緒くたになって順番など関係無くなるのだから、焦って並ぶ意味など無かった。

さて、アトラクションが終わった後は昼食とする。いったん場外に出て母親と合流し回転寿司店に行った。
座席には座れたものの、混んでいるせいか注文画面が受付不能状態で「しばらくお待ちください」となることが多かった。
豚児は海老が好きであるが、我輩も海老好きなので競合する。流れてくるものだけでは足らずに注文画面で大量に注文したかったが。

<昼食は回転寿司>
昼食は回転寿司
[OLYMPUS OM-D E-M5/7-14mm/ISO400] 2013/01/02 13:12

昼食後、「スペースワールド」に再入場し、また色々と巡った。

「4Dシアター」というところがあったが、以前来た時には無かったように思う。面白そうなので入ってみることにした。
ここは、立体映像に加えて水しぶきや風、そして振動などがあり、より実体験に近い効果を生み出すようにしていた。ただ、衝撃のあるシーンでは首元にシュっとエアが噴出すのでビックリする。1回やられると、「次はいつ来るか・・・?」と身構えてしまい、常に緊張が首元に集中して困る。

その後、小腹が減ったので、何か食べたいなと思いながら見渡すとクレープ屋があった。他に何も無さそうなのでクレープにするか。
列の先頭のほうで15個くらい注文していたので、2人のお兄さんが大忙しでクレープを作っていた。

<クレープ屋に並ぶ>
クレープ屋に並ぶ
[OLYMPUS OM-D E-M5/7-14mm/ISO400] 2013/01/02 14:53

10分くらい待ってようやく順番が回ってきたので注文したところ、しばらくして出されたのは違うトッピングのクレープで、違うことを指摘するとお兄さんは「すいません」と言いながらも振り返って「あー、もうヤダ・・・」とガックリしていた。忙しいのは同情するが、客に聞こえるような声で言うのは感心しない。

クレープを食べた後は、3Dプラネタリウムを観た。
ここも過去に何度か観ているが、スペースワールドの中では無理矢理楽しませようとするような不自然さは無く一番マジメなアトラクションだと思う。立体画像の特性を巧く利用して宇宙のスケール感を直感的に解り易く表現して興味深い。

プラネタリウムの後、行くあて無くさまよっていたが、寒いので手っ取り早く観覧車に乗ることにした。この流れは「ハーモニーランド」のパターンに似ている。とは言ってもこちらは立地的に展望が面白く、色々と写真も撮った。この短い時間内に全てを見渡すことは出来ないので、写真に収めた後、自宅パソコンで等倍や2倍拡大などをしてゆっくりと鑑賞しようと思う。これは我輩の写真の楽しみ方の基本と言える(参考:雑文081)。

<観覧車上からの撮影>
(※画像クリックで横1200ドットの画像が別ウィンドウで開く)
観覧車上からの撮影
[OLYMPUS OM-D E-M5/7-14mm/ISO400] 2013/01/02 16:09

ふと下を見ると、先ほどのクレープ売り場が見えた。店員は2人のお姉さんに代わったようだが列は全く無い。先ほどはたまたま客が重なったのだろうか? もしかしたら、慣れたお姉さん店員が次々に捌(さば)いてしまうため列が出来ないのか?

<先ほどのクレープ屋> (200%拡大トリミング)
先ほどのクレープ屋
[OLYMPUS OM-D E-M5/7-14mm/ISO400] 2013/01/02 16:07

ところで豚児のほうを見ると、全くカメラに触ってもいない。「せっかくだから何か撮れ」と言うと、ようやくカメラの存在に気付いたような反応をして撮影を始めた。

<豚児も撮影開始>
豚児も撮影開始
[OLYMPUS OM-D E-M5/7-14mm/ISO400] 2013/01/02 16:15

観覧車を降りた後、時計を見るともう16時20分。この季節なので陽はもうかなり傾いている。
母親と連絡を取り、16時40分までに「スペースワールド駅」へ戻ることにした。

途中、宇宙人関係の記念写真スポットやオブジェなどがあった。
これらは、冒頭でも触れたような実際の宇宙人目撃証言に基づいたもので、そういう意味ではヘタな3Dアトラクションよりもオリジナリティーを感ずる。個人的な嗜好で言わせてもらうと、このようにマニアックな超常現象的なものを増やし、地味に何度も行きたくなるようにしてもらいたい。
そうだ、ロズウェルUFO墜落事件などをモチーフにした「ロズウェル館」などはどうだろう?

<宇宙人関係の記念写真スポットやオブジェ>
(※画像クリックで横1200ドットの画像が別ウィンドウで開く)
宇宙人関係の記念写真スポット
宇宙人関係のオブジェ
[OLYMPUS OM-D E-M5/7-14mm/ISO400] 2013/01/02 16:23〜16:26

出口付近にはグッズショップが集まっており、寒いのでとりあえずショップの中に入る。これもまた昨日の「ハーモニーランド」のパターンそのもの。

ショップ内では特別欲しいと思うようなものは無かった。お菓子系にしてもキャラクター商品なので"味で勝負"などというものではないし、こまごましたグッズなど買っても部屋が散らかるだけ。
それにしても、スペースワールドのキャラクターは「ラッキーラビット」とか「ヴィッキーラビット」とか、なんだか別のところのキャラクターと似ていて目眩(めまい)がする。もう少し何とかならなかったのか。
もちろんこういう指摘は余計なお世話なのだろうが、来場者の立場としては気持ちが萎える。

そうこうしているうちに時間も無くなってきた。
土産物が何も無いというのも寂しい。いつもは観光地に行くと記念メダルを豚児に買ってやるので、今回もそういうのが無いかを探したところ、銅製プレート製造機があったので、「これでも良いか」と買った。
硬貨を入れると銅板打ち抜いて「ガチャン」と出てくるのだが、イニシャルなどを刻印するわけでもないのにその場で製造する意味が分からない。

<銅製プレート製造機>
銅製プレート製造機
[OLYMPUS OM-D E-M5/7-14mm/ISO400] 2013/01/02 16:37

まあ、細かいことは気にしない。そこを気にするのであれば、他に気にしなければいけないところはたくさんあろう。

スペースワールド駅に戻って母親と合流。ちょうど列車が来たのでそれに乗り、小倉駅へ戻った。
通常ならばそこからバスで帰るところだが、1駅区間だけモノレールに乗ってみようということになった。

<北九州モノレール>
北九州モノレール
北九州モノレール
[OLYMPUS OM-D E-M5/7-14mm/ISO400] 2013/01/02 17:03〜17:07

モノレールの空中散歩の後、降りたのは「旦過市場駅」。
たった1駅分なので、降りたのは我々3人のみ。

<旦過市場駅>
旦過市場駅
[OLYMPUS OM-D E-M5/7-14mm/ISO400] 2013/01/02 17:09

そこから旦過市場を通ってバス乗り場に向かった。いつもは賑やかな旦過市場も、正月の静けさが新鮮。

<旦過市場>
(※画像クリックで横1200ドットの画像が別ウィンドウで開く)
旦過市場
[OLYMPUS OM-D E-M5/7-14mm/ISO400] 2013/01/02 17:14

脇を流れるドブ川も、普通に見ればマイナスのイメージでしか無いが、我輩にとってこのドブ川は"いかにも小倉"という印象で、悪くは無い。
田舎の人間からすれば、汚れた街というのは工業地帯の都会という印象で憧れのようなものがあった。以前書いた雑文064「ススけた小倉の記憶」もそんな心理があったろう。

<旦過市場> ※トリミング
(※画像クリックで横1200ドットの画像が別ウィンドウで開く)
旦過市場
[OLYMPUS OM-D E-M5/7-14mm/ISO400] 2013/01/02 17:16

いつか時代を経れば、小倉の汚れた部分もキレイになってしまうのだろうか?
・・・そんな心配をする必要は、まず無い。小倉なのだから。