2000/04/05
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表紙

1.主旨と説明
2.用語集
3.基本操作法
4.我輩所有機
5.カメラ雑文
6.写真置き場
7.テーマ別写真
8.リンク
9.掲示板
10.アンケート
11.その他企画

12.カタログ Nikon
 F3 (F3H)
 FM3A
 FM2
 FM
 FE2
 FE
 FA
 FG
 FM10
 FE10
 F4
 F-401X

Canon
 AE-1P
 AE-1
 newF-1

PENTAX
 K1000
 KX
 KM
 LX
 MX
 MZ-5
 MZ-3
 MZ-M

OLYMPUS
 OM-3Ti
 OM-4Ti
 OM-2000

CONTAX
 ST
 RTS III
 Aria
 RX
 S2

MINOLTA
 X-700
 XD

RICOH
 XR-7M II
 XR-8SUPER

カメラ雑文

[766] 2012年08月13日(月)
「伊豆旅行再び」


千葉県に住んでいると、伊豆へ行く機会はあまり無い。都内を通って行かねばならぬという鬱陶しさがあるから、どうしても避けがちになる。
そんな状態でありながらも、ここ最近で3度も伊豆に行くことがあった。

まず最初は、去年の年末に家族旅行で湯河原や熱海へ行った。
この時の旅の目的は、真鶴の巨大キンメダイ煮付と熱海七湯巡りが主であった。

<キンメダイの煮付>
キンメダイの煮付

<熱海七湯巡り>
熱海七湯巡り

その次は、雑文743雑文744でも書いたように、今年1月の伊豆半島ジオパーク推進協議会主催の「伊豆ジオツアー」の参加によるものである。このツアーは1日で終わる内容なのだが、我輩は日帰りでは少々遠いため、どうせならばと車中泊で1泊して2日目は単独巡検とした。
後日、伊豆半島ジオパーク推進協議会主催のフォトコンテストにて最優秀賞を受賞し、賞品として「伊東市ホテルペア宿泊券」を受領した。
今回の雑文は、この宿泊券を利用した旅行についてまとめたものである。


賞品の「伊東市ホテルペア宿泊券」についてであるが、有効期限は7月末までとなっている。
ただし平日のみで、しかも金曜日など休前日も使えないとのこと、まことに使いづらい。要するに、平日の連続2日間の休暇を必要とするのである。

いずれにせよ、豚児の学校が平日に休みになるのは夏休みしか無く、夏休みが始まる7月20日から宿泊券の有効期限7月末までという狭い範囲でしかチャンスは無い。
一時はもう諦めねばならぬかと思ったのだが、ラッキーなことに、ちょうど職場の休暇奨励日が7月23〜24日ということが判明し、「この日に行け」という天の声だと受け取った。

ところで与えられたのはペア券のため、家族3人では追加料金がかかることになろう。予約時に訊いてみると、小学生高学年の追加は9千円近くするらしい。意外に高いな。
考えてみると、それ以外にも色々と金がかかるのを忘れていた。
クルマで行くつもりなのでガソリン代と高速道路代はもちろんだが、現地での施設入場料がバカにならぬ。ちょっと検索した観光スポットを挙げると、「伊豆シャボテン公園」、「熱川バナナワニ園」、「ぐらんぱる公園」、「ねこの博物館」、「岩崎一彰・宇宙美術館 」、「MOA美術館」、「城ヶ崎遊覧船」などがある。しかし大人2人と子供1人で1施設あたり4千円ほど必要。割引を利用しても3千5百円はかかる。ここに挙げた全ての施設を網羅することは無いだろうが、それでも4施設くらい回ると仮定すると計1万4千円か。

しかし今回のような食事付の宿泊は滅多に無いので、少々持ち出し金はあるが行ってみることにしたい。
それから、どうせ伊豆方面に行くならば、今回も真鶴にてデカいキンメダイの煮付けを食べようかと思う。ただ、あまりにデカいので、1日目の昼に食べるとホテルでの夕食が食べられなくなっても困る。食べに行くとすれば2日目の昼か。

さて、今回の旅の一応の目的として、豚児に対して地質巡検をさせてみたいと考えた。
雑文743で書いた伊豆ジオツアーで巡検した場所を案内したいところだが、一般立ち入りが出来ない鉱山が多く実現不可能のため、今回は単成火山である大室山(おおむろやま)とその噴出溶岩による海岸地形の城ヶ崎海岸について一緒に学ぼうと思う。
少なくとも我輩は半年前に城ヶ崎海岸の辺りを訪れているので多少の土地勘はある。あの大きなポットホールへ豚児を案内し、自然の力学を感じてもらおう。

<城ヶ崎海岸のポットホール>
城ヶ崎海岸のポットホール
[Nikon D700/24-120mm/ISO800] 2012/01/29 11:02

カメラの選定について、中判「PENTAX 645N」とデジタル「OLYMPUS OM-D E-M5」をメインとし、「LUMIX DMC-GF3」をサブとした。今回は家族旅行ということで撮影がメインとするような無理は出来ないことから、もしかしたら645判での撮影は少なくなるかも知れない。しかし一応は地質巡検という名目もあるので、全く撮らないということは無い。

一方、巡検とは直接関係無い旅の記録のほうはデジタルがメインとなるが、その場合は何かを主題にして撮影するというよりも、現場を可能な限り広い範囲で写し取ることが重要となる。ワンショットでその場の様子を写真として切り取り、帰宅後に拡大表示させてジックリと観るのである。

そういう用途として、これまでは「Nikon D700」と超広角14-24mmズームレンズを活用していたのだが、この組合せは中判カメラをも超える重量となるので中判カメラとの併用は難しい。特に今回は撮影目的だけの旅ではなく家族旅行なので、「D700」と超広角レンズの組合せは、デジタル撮影をメインとする時でしか使えない。

ところが今回は、マイクロフォーサーズカメラと「7-14mm(35mm判換算14-24mm)」というコンパクトな組合せが選べるため、中判カメラとの併用が十分可能となる。
確かに、「D700」のほうは高感度には強いし、レンズも開放F値2.8と明るい。しかし屋外の明るい条件下で注意深く撮りさえすれば、フルサイズであろうとマイクロフォーサーズであろうと、ほぼ同じ画質が得られることは検証済み。
なお、ウェブサイト掲載写真はサイズが小さく画質の良し悪しが判らないと思うので、幾つかの写真では長辺1,500ドットの拡大画像を用意した。

<同じ画角・画質が得られる2つのカメラ>
同じ画像が得られる2つのカメラ

一方豚児については、いつも使わせている「PENTAX *istDS」ではなく、代わりに我輩の「LUMIX DMC-GF1」を持たせた。やはり撮影が主目的ではないという理由から、なるべく軽量なカメラにしておいたほうが良いとの配慮である。
それから車載ビデオカメラについては、いつものようにドライブレコーダー的な意味も含めて全行程を撮影する。

出発時刻については、当日の早朝3時とした。
なるべく旅費を安くするためのETC深夜高速割引が適用される時間帯で、かつ平日の通勤ラッシュにハマるのを避けるためでもある。何しろ、伊豆方面に向かうには都内を抜けねばならぬ。ここは明るくなる前に抜けておきたい。

出発が早いので、前の日は計画的に21時には就寝した。豚児は19時としたが時間が早いので寝つきは悪かった。
2時に起床し、荷物をクルマに積み込んで3時頃出発。平日朝に通勤渋滞となる要注意ポイントは難なく通過。そして首都高速道路に乗り、完全にノンストップで東名高速道路に入ることが出来た。

<東名高速道路>
東名高速道路
[LUMIX DMC-GF3/14-42mm/ISO200] 2012/07/23 03:52

一旦、道の駅「伊東マリンタウン」へ行くつもりだが、その途中、追越し禁止道路にて無謀な追い越しを繰り返すフェアレディZに遭遇。早朝とはいえ、道のすぐ脇に家が軒を連ねているような生活道路でこのような運転をするといはどういう了見なのか。こういう運転を危険運転と呼ばずして何と言う?

<危険運転のフェアレディZ>
危険運転のフェアレディZ
危険運転のフェアレディZ
危険運転のフェアレディZ
[車載ビデオカメラ] 2012/07/23 05:12

道の駅「伊東マリンタウン」へは5時15分頃到着。
しばらく休憩や朝食など食べたりした後、6時半くらいに城ヶ崎海岸ポットホールを目指した。陽の当たる方向からすると、ポットホール観察は朝が良いだろうという判断である。

まず、最寄りの「いがいが根駐車場(無料)」でクルマを降り、そこから海岸方向へ雑木林を抜ける。我輩は一度来ているので特に迷うことは無いのだが、今回は暑いことに加え、早朝出発ということで時差のようなものがあり体力の消耗度合いが大きいような気がする。

しばらく歩くと雑木林を抜けて「いがいが根」の海岸に出るが、そこからまた横方向へ雑木林を通って「かんのんの浜」まで歩く。
途中、雑草の中でガサガサと音がしてゴキブリのような影が何匹も走るのが見えて驚いた。落ち着いて見ると、それは大きなフナムシの群れだった。昆虫のように見えるが脚が6本以上あるので昆虫ではない。気持ちの悪い生物ながらも興味はあるので写真に撮ろうと近付いたが、残念ながら物陰に隠れてすぐに見えなくなってしまった。

それから、林が途切れて陽が当たるところに来ると、そこでは数百匹のトンボが舞っていた。
「一体、何のお祭りだ?」と思うほどの乱舞で、写真に撮ったが空の明るさにトンボが溶け込んでうまく写らなかった。
仕方無くそのままトンボの群れを突っ切り先に進んだ。

<トンボの群れ> (※トンボが確認出来るところに赤丸を囲んでみた)
トンボの群れ
※左上隅の等倍切り出し画像
トンボの群れ
[OLYMPUS OM-D E-M5/14-140mm/ISO400] 2012/07/23 07:07

「かんのんの浜」に着いたあとは礫(れき)のゴロゴロした場所を海の方向へ歩くことになるが、豚児は最初の礫1つがなかなか越えられない。最初からこんな調子で大丈夫か・・・?
しかし岩場の歩き方を指南してやると段々慣れてきたようで我輩の後に付いて来れるようになった。ヘナチョコも少々大変そうだったが、せっかくここまで来たのだからポットホールを見せてやりたいと思った。

<岩場歩き>
岩場歩き
[OLYMPUS OM-D E-M5/14-140mm/ISO400] 2012/07/23 07:19

ポットホールは崖下にあるので、まず我輩が降りてから下から支えるように豚児を降ろした。そして同様にヘナチョコも降ろした。
満潮に近いのか、波がザブンザブンと被ってなかなか近付けない。せっかく来たのだから画素数の多い「OM-D E-M5」で撮ろうと近付いてみたが、案の定ザブンとやられてシャツとバッグが濡れてしまった。海にさらわれるような波ではなく、岩に砕けた海水が上から被るだけなので危険は無いが、事前に潮の干満時間を下調べしておけば良かったと後悔した。
(雑文を書いている今調べてみると、ちょうどこの時間は満潮のピークだったようだ)

<波を被るポットホールのドリルストーン>
波を被るポットホールのドリルストーン
[OLYMPUS OM-D E-M5/14-140mm/ISO400] 2012/07/23 07:30

我輩だけの単独行動ならば、もう少し粘るなり他の時間に再度訪れるなりするところだが、背後にいる2人の様子を見るとあまり楽しそうではないようなので、崖を登って戻ることにした。
帰りは豚児も岩場に慣れたようで来る時よりも半分の時間で戻ることが出来た。

駐車場に戻ったのは8時頃。次は「橋立吊橋」という名所に行くことにしている。
実は当初、城ヶ崎海岸の観光定番の「門脇吊橋」へ行こうかと計画していたのだが、事前のリサーチによればそこの駐車場が数年前から有料となったとのことで、無料駐車場のある「橋立吊橋」に変更した。こちらのほうはあまり知られておらず、観光客もかなり少ないらしい。我輩は人混みや行列が苦手なので、全てにおいて好都合。

目指す駐車場は「伊豆急行伊豆高原駅」の裏手にあるらしいのだが、事前リサーチでは場所をハッキリ特定出来なかった。そのため少々回り道となってしまったように思うが、それでも15分程度で到着した。

<伊豆高原駅裏の無料駐車場>
伊豆高原駅裏の無料駐車場
[OLYMPUS OM-D E-M5/7-14mm/ISO400] 2012/07/23 08:19

クルマを停めてエンジンを切ると、強い日差しで途端に温度が上がる。この時間でももう暑い。
外に出ると、裏手の伊豆高原駅から列車が走る音が聞こえてきた。そう言えば、この駅には足湯があるらしい。我輩はまだ大丈夫だが、連れの2人は先ほど岩場を歩いた疲れもあるだろうし、しかもこれから「橋立吊橋」までは少々歩くので、足湯に浸かれば疲れもリセットされるのではないかと考え、急遽駅へ向かうことにした。

駅へ行くには踏切を渡らねばならぬので少々遠回りになってしまうのだが、駅舎はモダンな感じで観光地にふさわしく思った。
ちなみに帰宅後に気付いたのだが、実はこの駅へ来たのは初めてでは無かった。8年前、まだクルマを運転しなかった時代に家族旅行で伊豆を訪れてここから伊豆急行に乗ったのだが、違う入り口から入ったために景色が全く違って見えたのだ。これは、雑文496「いつも歩いた道、いつも歩いている道」と同じような体験と言える。

<伊豆高原駅>
(※画像クリックで横1500ドットの拡大画像が別ウィンドウで開く)
伊豆高原駅
[OLYMPUS OM-D E-M5/7-14mm/ISO400] 2012/07/23 08:23

駅構内はかなり広く店舗も色々と入っていたのだが、まだ朝が早いため開店準備がちらほら始まるような雰囲気であまり人影が無い。
足湯のほうにも人がいなかったので、3人それぞれ好きな場所に座って足を浸けた。湯は端から出て反対の端へ流れ出るので、上流と下流では温度が違う。そのため、好みの温度は座る場所によって決まるのである。しかし豚児は下流側に座りながらも「アチアチ」と騒いでいた。

<伊豆高原駅の足湯>
伊豆高原駅の足湯
[OLYMPUS OM-D E-M5/7-14mm/ISO400] 2012/07/23 08:36

しばらく足湯に浸かった後、改めて海岸方面に行くことにした。
駅側から小さな川が流れているのだが、この川沿いに小道があり、この道を進むと海岸に出る。事前リサーチによれば、この川は滝となって海へ流れ出るとのことで写真も紹介されている。写真があるということは、そこに行けば見られるということだ。
しかし普段は水量が少なく滝が見えないこともあるらしいのだが、2日前に雨が降っているので水量もそれなりにあるように見える。

<川沿いを歩いて海岸に向かう>
(※画像クリックで横1500ドットの拡大画像が別ウィンドウで開く)
川沿いを歩いて海岸に向かう
[OLYMPUS OM-D E-M5/7-14mm/ISO400] 2012/07/23 09:03

駅から20分くらい歩いてようやく海岸へ辿り着いた。
川の先のほうは滝になっているようなのだが、その場所は滝の手前側になっているので当然ながら滝そのものはそこから見えない。どうやら別の場所から回り込まねば滝は見えないらしい。

とりあえず、吊り橋のほうへ歩いて行く。
5〜6分ほど歩くと、橋が見えてきた。観光客は我々以外には誰もいない。考えてみれば平日なので当然かも知れない。もしかしたら「門脇吊橋」もこんな感じなのだろうか?

吊り橋の両側には大きなコンクリートのアンカーが設置され、そこから太いワイヤーを引っ張っている。これだけ頑丈ならばどうやっても吊り橋が落ちることは考えられない。しかし、吊り橋の中央まで来るとその高さに足がすくむ。良い景色なので写真に撮るわけだが、腰が引けてしまい端に寄れない。
ところが豚児はあまり怖がる様子は無く、普通に端に寄って写真を撮っていたのは意外だった。
ちなみにこの「橋立吊橋」は「門脇吊橋」の半分くらいの高さだと言う(長さはこちらのほうが10メートルほど長い)。

<吊り橋の上から撮影>
吊り橋の上から撮影
[OLYMPUS OM-D E-M5/7-14mm/ISO400] 2012/07/23 09:03

それにしても、滝がどこから見えるのか分からない。このまま海岸線を辿っても横方向に離れるばかりで滝の正面に回り込むとは思えない。
橋の上から見ると、戻る方向に「大淀小淀」と呼ばれる潮溜まりが見えた。そこは岬の突端にあるので、もしかしたらそこに行けば滝が見えるのかも知れない。

<大淀小淀>
大淀小淀
[OLYMPUS OM-D E-M5/14-140mm/ISO400] 2012/07/23 09:29

元来た道を戻り、途中波打ち際へ降りる看板があったのでそれに従った。するとさらに下のほうに柱状節理の広がる広場があり、その先に「大淀小淀」が見えていた。

ヘナチョコは少し疲れたようで、我輩と豚児2人がそこに降りることにした。
先ほどの「かんのんの浜」の岩場歩きで鍛えた成果があったのか、ここでの豚児の歩きはスイスイとスムーズであった。しかもここは礫が集まったものではなく一体化した岩石なので、乗ってもグラつくことなく安定して歩ける。

<岩歩きも慣れた様子>
岩歩きも慣れた様子
[OLYMPUS OM-D E-M5/7-14mm/ISO200] 2012/07/23 09:40

「大淀小淀」では先客の1家族が水着で泳いでいたためカメラを向けるわけにもいかず、「大淀小淀」の写真は撮れなかった。
しかしその先のほうへ行くと滝が見えるだろうと思い、豚児と共に頑張って海に囲まれた突端の岩場をよじ登った。ここから見えなければ、他に見られそうな場所は無い。だから、絶対に見えるはず。

<大淀小淀から振り返った海岸>
(※画像クリックで横1500ドットの拡大画像が別ウィンドウで開く)
大淀小淀から振り返った海岸
[LUMIX DMC-GF1/7-14mm/ISO100] 2012/07/23 09:45

海岸を振り返ってみると、何となく水が流れ落ちているような場所が見えた。しかしまだほとんど岩に隠れている。とりあえず豚児には「あそこに滝がある」と教え、高波が来るとマズイので豚児にはこれ以上進むなと言い、我輩はもう少し先まで頑張ってみた。
少し進むと期待通り滝が見えてきたが、少々距離があるのでレンズを交換し望遠撮影せねばならなかった。

<先ほどの川から流れ落ちる滝が見える>
先ほどの川から流れ落ちる滝が見える
[OLYMPUS OM-D E-M5/14-140mm/ISO200] 2012/07/23 09:47

あまりヘナチョコを待たせるわけにもいかないので、それ以上長居せず戻ることにした。
暑さもあったので戻りは足が重く、駐車場に戻るのに30分くらいかかった。

それにしても朝が早かったせいでまだ10時20分。その気になればまだまだ名所を回れそうに思うが、体力が付いていかない。特にヘナチョコは疲れが出ているので、次は歩かなくても良いように、城ヶ崎遊覧船に乗ってみようかと考えた。これならば船に乗っているだけで済む。洋上は風もあって涼しかろう。

事前に調べた運行表を見ると、次の出航は10時40分とのこと。あと20分しか無い。カーナビゲーションによれば10分で着くらしいので、とにかくクルマを出して乗り場へ向かう。
確かに10分後に乗り場に着いたが、乗り場前の駐車場は満車となっており、戻る方向にある第二駐車場に停めることになった。そしてそこから歩いて乗り場に向かうのだが、そのせいで時間をロスし、小走りするハメになってしまった。

<城ヶ崎海岸の遊覧船>
城ヶ崎海岸の遊覧船
城ヶ崎海岸の遊覧船
[OLYMPUS OM-D E-M5/14-140mm/ISO200] 2012/07/23 10:39-10:41

時間ギリギリだったため、船に乗り込んですぐに出航となった。
船が小さく海面まで近いせいか、速度は意外に速く感じた。海のうねりによって大きくゆっくりと揺れるので、手すりに掴まっていないと危ない。

間もなく「門脇吊橋」が見えてきた。
こちらは平日にも関わらず先ほどの「橋立吊橋」とは違って観光客も多く歩いていた。もちろん時間帯による違いもあろうが、こちらは少々開けた観光地という感じがするので人気もあるのだろう。
遊覧船が汽笛を鳴らすと、橋を歩く人の何人かが手を振って応えた。

<門脇吊橋>
(※画像クリックで横1500ドットの拡大画像が別ウィンドウで開く)
伊豆高原駅
[OLYMPUS OM-D E-M5/14-140mm/ISO200] 2012/07/23 10:49

さらに行くと、大室山が見えてきた。
豚児に「あの大室山から溶岩が流れて手前の海岸を形作ったんだぞ」と説明したが、あまり反応が無かった。とりあえず山の形は認識したようだがあまり元気が無い。暑くてだるいのか?
その時は気付かなかったのだが、実は豚児とヘナチョコ妻は軽く船酔いしていたらしい。豚児はフェリーが好きだと言っていたが、さすがに小さな船は揺れるのでダメなようだ。

<大室山と海岸地形>
(※画像クリックで横1500ドットの拡大画像が別ウィンドウで開く)
大室山と海岸地形
[OLYMPUS OM-D E-M5/14-140mm/ISO200] 2012/07/23 10:53

我輩のほうは海岸地形を撮影するのが忙しく、船酔いするヒマは無かった。
船の揺れがブレに繋がるので、上半身を揺らさないようにして撮影した。これは、毎日の通勤電車で吊革も持たずに立って目をつぶることで養われたスキルである(※)。
(※吊革を持つと吊革への依存心が生まれるため逆に不安定になる。足場がしっかりした状況ならば、吊革を持たないほうが寧ろ安定する。)

もしかしたらこの船は、ポットホールのある海岸まで行くだろうか? もしそうならば船からそれが見えるだろうか?
しかし残念ながら、船は直前で引き返してしまった。
もっとも、後でポットホールの写真を確認すると岩が隠しているようだったので、先まで行ってもポットホールは見えなかったことだろう。

遊覧時間は約30分であった。
そろそろ昼食時であるが、我輩が「暑いのでざるそばでも食べようか」と提案すると、豚児が「回転寿司にしよう」と言い出した。仕方無いので大通りまで出て目に付いた回転寿司店に入ることにした。

<回転寿司>
回転寿司
[OLYMPUS OM-D E-M5/7-14mm/ISO200] 2012/07/23 11:49

ところがメニューを見ると最低でも1皿130円、通常よく見る寿司の皿が230円〜350円、その上が530円という。おすすめ品でも1皿400円を下らない。こんな店でいつもの調子で食べると軽く5千円を越えるに違いない。

確かに、産地調達の新鮮ネタの寿司店ならば値段相応と言えるのかも知れないが、この値段ならば回転させてはダメだろう。貧乏人向けの店を選んだつもりがワナにかけられたようで気分が悪かった。
何も食わずにそのまま店を出ようと思ったが、豚児がちょっと食べたいというので2皿注文し、代金5百円少し払って外に出た。全く頭に来る。

その後、隣のファミリーレストランに入り直して改めて食事した。冷たいデザートも付けて、貧乏人なりに豪勢な食事とした。
食事をしながらポータブルタイプのカーナビゲーション画面を見てみると、この日巡った軌跡がハッキリ残っていた。船の軌跡を見ると、確かにポットホール直前で引き返していた。

<城ヶ崎海岸周辺での行動軌跡>
城ヶ崎海岸周辺での行動軌跡
[OLYMPUS OM-D E-M5/7-14mm/ISO200] 2012/07/23 13:01

それにしてもヘナチョコの様子がおかしい。かなり身体がだるいらしい。
午後の予定として大室山へリフト登頂するつもりだったのだが、この状態のナチョコを連れ回すのは無理だと判断し、とにかく休憩出来る場所を探すことにした。
・・・しかし、休憩と言ってもどこがある?
いくらファミリーレストランでも横になって寝られないし、クルマの中はかなり暑い。困った・・・。

今夜のホテルへ行くことを考えたが、まだ13時半なのでさすがにチェックインには早過ぎる。
しかし念のため携帯電話でホテルに電話をかけてチェックインの時間を訊いてみたところ、意外にも「今からでも入れますよ」とのことだった。

そこで急遽、ホテルのある伊東駅方面へ向かうことにした。
せっかくなので大室山の側を通るルートをとり、麓の駐車場でクルマを降りずに大室山を眺めた後、すぐにクルマを出した。
伊東駅まで行くと、線路を渡って山側へ行かねばならないのだが、踏切に入る道路が目立たないところにあって2度ほど行き過ぎてしまい時間を浪費した。人通りの多い商店街の狭い道路をクルマで走るので、あまり脇見運転出来ないせいもある。

ようやくホテルに到着したのは14時半。順調ならば15分は早く着いたはずだった。
いずれにせよこの時間帯では当然ながらまだ陽は高く、こんなに明るい時間にホテルに入ったのは初めてである。

<伊東パレスホテル> (※この写真は翌朝撮影)
伊東パレスホテル
[OLYMPUS OM-D E-M5/7-14mm/ISO200] 2012/07/24 09:56

部屋を案内されるとそこは和室で、ホテルというよりも旅館的だった。しかもゆったりと広い。
食事は部屋出しで用意されるとのこと。それも期待出来る。

<メインの客室> (※この写真は翌朝撮影)
メインの客室
[OLYMPUS OM-D E-M5/7-14mm/ISO200] 2012/07/24 09:40

見るとメインの部屋の他に別室もあったので、別室のほうに布団を敷き閉め切って暗くし、そこにヘナチョコを寝かせておいた。2つの部屋それぞれにエアコンがあったのは有り難い。

<別室> (※この写真は翌朝撮影)
トンボの群れ
[OLYMPUS OM-D E-M5/7-14mm/ISO200] 2012/07/24 07:55

風呂は、通常の屋内風呂の他に、外が見渡せるオープンな半露天風呂まであった。風呂上りで涼む縁側もある。
宿泊券による利用なので値段は分からないが、まともに払うならばかなり高い宿泊プランではないかと思われた。

<半露天風呂と縁側> (※この写真は翌朝撮影)
(※画像クリックで横1500ドットの拡大画像が別ウィンドウで開く)
半露天風呂と縁側
[OLYMPUS OM-D E-M5/7-14mm/ISO200] 2012/07/24 06:53

豚児と我輩は、時間が早いので館内を探検したりしたが、それでも時間が余ってやることが無い。
よく考えると我輩も少々疲れていたので、布団を出して涼しい部屋で昼寝することにした。我輩は柔らかい枕が大の苦手で、自宅で使っているソバガラのものを持ち込んだ。これでグッスリ眠れるだろう。豚児にも寝るかと誘ったが、「ゲーム機で遊ぶから」と寝なかった。

18時頃、豚児に起こされた。どうやら夕食の用意の人が来たようだ。
見ているうち、テーブルの上に次々に料理が並べられた。凄いなこれは。
我輩としては、部屋出しの食事は熱海旅行での「西熱海ホテル」宿泊以来20年ぶり。

まず、あわびの踊り焼きが衝撃的だった。火を点けるとアワビが踊り出す。少々残酷だが、焼きたてをバターに絡めて食べると旨かった。
他にも、イセエビ・アジ・タイなどの刺身、フカひれの茶碗蒸し、シラウオの卵とじ、キンメダイ切り身の煮付けと豪勢で、1品1品は少量ながらも全てを食べるとさすがに腹一杯のボリューム。

<夕食 −ここに写っている以外にも白飯と味噌汁が付く>
(※画像クリックで横1500ドットの拡大画像が別ウィンドウで開く)
夕食
[OLYMPUS OM-D E-M5/14-42mm/ISO200] 2012/07/23 18:03

しかしヘナチョコのほうは体調が最悪で、料理にはほとんど手を付けなかった。病院へ行くか訊ねたが、こういう体調不良はたまにあるようで、大抵は1日寝れば回復へ向かうという。以前も九州帰省時にそういうことがあった(参考:雑文580「夏の帰省2006(その1)」

結局、我輩がヘナチョコの分まで食べようとしたが、豚児も少し残したのでそちらも頑張ることになり、最終的にはかなり残してギブアップ。白飯も山ほどある。とても手に負えん。
残された豪華な料理に心を痛めた。こんな気分になるならば、料理は無くとも良かった。

風呂は大浴場に行く選択肢もあったが、ヘナチョコの不調のため部屋風呂に入った。
そして早めに寝た。

−−−

翌朝、ヘナチョコの体調を確かめると、昨日よりは良いという。
朝食も部屋出しだったがこれまた豪勢で、味噌汁の中に伊勢エビの縦割り半分が丸ごと入っていた。

<朝食>
朝食
[OLYMPUS OM-D E-M5/14-42mm/ISO200] 2012/07/24 08:09

ヘナチョコも少しは食欲が出たようだったが、それでも急に元気になるわけでもない。この日はあまり色々と回らないほうが良いだろう。かと言ってどこにも寄らずそのまま自宅へ直行するのも何なので、どこか1カ所、あまり動き回らなくても良い施設に行ってから帰ることにしたい。

ところで朝食については、我輩が頑張ったものの、やはりヘナチョコの分が少し残ってしまった。
ただし白飯は5回ほどお代わりして何とか全部片付けた。
くそ、腹が張って苦しい・・・。

チェックアウト時、各種パンフレットが置いてあるのに付いた。豚児がその中から「ねこの博物館」のパンフレットを見付けて「ネコちゃんかわいい〜!」と声が裏返ったようにハイテンションで言うので、その日はそこに行くことにした。
ネコは暑いのが苦手なのできっとその場所は涼しく快適なはず。触れ合いコーナーでネコを撫でていれば、あちこち歩き回る必要も無い。

クルマで向かっている途中、見たことのある風景に出会った。8年前に伊豆旅行でバスを待った交差点だった。
当時はクルマが無かったのでバスや鉄道を利用するしか無かったが、年末の寒い中でバスを待つ時間が長かった印象がある。
このように、見たことのある風景が何の前触れも無く突然現れるとビックリする。

<8年前にバスを待った交差点>
8年前にバスを待った交差点
[[LUMIX DMC-GF3/14-42mm/ISO200] 2012/07/24 10:30

到着は10時半頃。施設内に入ると、少し動物臭かったがしばらくすると慣れた。
1階は虎やライオンなどのネコ科の動物の剥製が展示してあったが、我々はネコと触れ合うのが目的のため、展示を素通りして2階へ上がった。

<ねこの博物館>
ねこの博物館
[OLYMPUS OM-D E-M5/7-14mm/ISO400] 2012/07/24 12:30

そこにはネコがたくさんいたが、多くのネコたちはケージの中で寝ていた。実際に触れ合えるのは6〜7匹ほどである。もちろんそれは事前リサーチどおりだったので問題無い。しかも平日の午前中のためか訪問者も少なく、心ゆくまでネコと触れ合える。

<ネコと触れ合うコーナー>
ネコと触れ合うコーナー
[OLYMPUS OM-D E-M5/7-14mm/ISO400] 2012/07/24 11:00

撫でていると、時々鋭い爪がザン!と出てきて眼がキラーンと光るのが怖いしそれが面白い。

<ネコたち>
ネコたち
(※画像クリックで縦1500ドットの拡大画像が別ウィンドウで開く)
ネコたち
[OLYMPUS OM-D E-M5/14-42mm/ISO400] 2012/07/24 11:16-11:55

結局、「ねこの博物館」には2時間ほど、12時半までいた。豚児はまだ物足りないようだったが、「じゃあ後は一人で帰ってな。」と言うと慌てて付いてきた。
食事時なので、とりあえず帰る方向にクルマを進めながら食べる店を探そうと思う。

せっかくなので、観光有料道路の「伊豆スカイライン」を走ることにした。
大室山の脇を抜けて天城高原料金所に行くと、係員にどこのインターチェンジまで行くかを訊かれた。事前に目的地までの料金を払うシステムらしい。慌ててカーナビゲーション画面で確認し、「山伏峠」と答えて料金を支払いチケットを受け取った。

山道のためかカーブが多いが、対向車もほとんど無く走り易い。むしろセダンはコーナリングの愉しさもあるので、調子に乗って無理の無い範囲で少々スピードを上げた。
それにしてもこんなに走り易いのに制限速度の表示が40km/hとなっているのは妙だ。
(※後で知ったが、ここはバイクの事故が多いらしい。)

ただ、山道のため木々が両脇にあって眺めがあまり良くない。スカイラインと言うにはイメージが少し違う。
しばらく走って出口の「山伏峠」が近付いていたのだが、昼食をどうするかちょっと考えた。このまま行っても山の中では食べるところがあるだろうか? 目に付いたレストランにヘタに入るとまた失敗しそうなので、よくあるファミリーレストランに入りたいのだが。
そう思っているとちょうどレストハウスが見えたのでちょっと寄ってみることにした。

<伊豆スカイラインのレストハウス>
(※画像クリックで横1500ドットの拡大画像が別ウィンドウで開く)
伊豆スカイラインのレストハウス
[OLYMPUS OM-D E-M5/7-14mm/ISO400] 2012/07/24 13:53

そこにはレストランがあったが、あまり値段が高ければやめておこうと思う。
見ると、値段は平均的。時間も13時半に近かったのでそこでざるそばを食べることにした。

やはり平日のためか客は少なく、我々の食べ始める頃には誰もいなくなってしまった。前払い食券制のためか、店員も見えなくなった。まあ、それはそれでリラックス出来る。

<客が誰もいないレストランでざるそばを食べる>
客が誰もいないレストランでざるそばを食べる
[OLYMPUS OM-D E-M5/7-14mm/ISO400] 2012/07/24 13:45

食後、クルマを出して本線に入ろうとした。
逆走をしないよう車線に注意して慎重に合流しようとしたのだが、ちょうど本線後ろから軽ワゴンが勢いよく走ってきて我輩のクルマの後ろに着いた。バックミラーで見ると、その軽ワゴンは異常に接近して激しくパッシングをしているようだったが、どういうつもりなのか様子を見るため制限速度40km/hで維持してみたところ、そのまま後ろにベタ付けしたまま右側に顔を出した状態でまたパッシングを繰り返す。
もしかしたら道を譲ったほうが良いのだろうかと一瞬思ったのだが、譲ったとしてもカーブでは追い付いてしまうのは確実。今のうちに引き離してみることにした。しかし相手もスピードを上げたがっているわけだから、すんなり引き離せるかどうか。

アクセルを踏み込むが、スーパーチャージャーが効くまで一瞬のタイムラグがあるので、余程思い切って踏み込みキックダウンさせない限りは急激な加速は無い。しかしスーパーチャージャーの回る「フオーン」と音がすると徐々に加速が始まり軽ワゴンがどんどん遠ざかっていく。そしてカーブを1つ過ぎると軽ワゴンはかなり小さくなっており、やがてバックミラーから姿を消した。

さて、カーナビゲーションの画面によれば、出口の「山伏峠」はもうすぐらしい。ところが注意深く見ていたつもりだったが見通しが悪いせいか出口を見誤り通り過ぎてしまった。
「困ったな、引き返すわけにもいかぬし・・・、超過料金は出口で精算すれば大丈夫なのか・・・?」

仕方無くそのまま走っていると、急に見晴らしが良くなった。これこそスカイラインの名にふさわしい。結果的に「山伏峠」を通過して正解だった。
途中、展望スペースがあったのでクルマを停めて景色を眺めた。

<展望スペースで小休止>
(※画像クリックで横1500ドットの拡大画像が別ウィンドウで開く)
展望スペースで小休止
[OLYMPUS OM-D E-M5/7-14mm/ISO400] 2012/07/24 14:14

クルマを停めている間、例の軽ワゴンは現れなかったので、恐らく「山伏峠」で降りたのだろう。
我輩は5分ほどそこで「OM-D E-M5」を使って景色を撮影していたのだが、なぜか露出が暗く固定されて困った。プログラムモードに設定し露出補正もしていないのになぜか露出が固定されたまま変わらない。一旦マニュアルモードにしてからプログラムモードに戻したのだが変化無し。何度かスイッチを切ったりしているうち、突然正常に戻った。
困るな、このカメラは・・・。

再びクルマを走らせたが、見晴らしが良いのでスピードが乗って仕方が無い。
しばらくは単独走行で快調だったのだが、やがて遅いミニバンに追い付き頭を抑えられてしまった。しかし先ほどの軽ワゴンのような真似をするのは避けたく、50メートルほど車間距離をとって付いて行った。だがそれでも前車にとってはプレッシャーだったのか、間もなく道を譲ってくれた。
譲ってくれた手前、スピードを上げて追い越して再び快調に走らせたのだが、しばらく走るとまた前にクルマが現れた。今度は車間距離を100メートルくらいに開け、プレッシャーを与えぬよう後ろに付いて行った。しかし速度40km/hはかなり遅い・・・。

その状態で10分くらい走ったろうか、あるものが道路の脇に見えた。すぐ、スピード計測用レーダーだというのが分かった。
まさかこんな観光有料道路でネズミ捕りをやっているとは思わなかった。

<ネズミ捕りのレーダー>
ネズミ捕りのレーダー
[車載ビデオカメラ] 2012/07/24 14:28

そしてその先に隠れるようにして警察車両と警官たちがおり、こちらのほうを向いて歯を見せて笑っていた。なんだ、この笑いは・・・? もしかして検挙出来なかった苦笑いか?
いずれにせよ、前を走るクルマに救われた。

<ネズミ捕りのサイン会場>
ネズミ捕りのサイン会場
[車載ビデオカメラ] 2012/07/24 14:28

もし車間距離が50メートルだったならば、また道を譲られてスピードを上げてしまったかも知れない。それを思うとヒヤリとする。
しかしいくらなんでも制限速度40km/hというのは遅くないか・・・?

その後、箱根スカイラインの終点「熱海峠」まで到達、そこで超過分を精算。
そして以前走行会で2度ほど走ったことのある箱根新道へ抜けてから高速道路に入り、17時半くらいに自宅に到着。
運転中はひたすら帰ることだけに集中していたので、帰路で特筆すべきことは何も無い。

以上、たった1泊だったが、何日も家を空けていたような感覚だった。やはり暑い時期の旅行は疲労が溜まる・・・。

<今回得られた教訓>
・早朝出発は体調に気を付けろ
・ホテルのチェックイン時刻は事前確認しろ
・金の有り無しに関わらず宿泊は食事(特に夕食)無しプランにしておけ
・ネズミ捕りには気を付けろ

<走行集計>
全走行距離 409km
ガソリン消費量 37.49L
ガソリン代(ハイオク@144円) 5,399円
燃費 10.9km/L
高速道路 4,650円(予想)
伊豆スカイライン 960円
<その他費用>
宿泊費(子供追加分) 8,550円
入場料・乗船料 5,930円
食費 6,591円
土産代 2,310円