電波時計の出始めの頃を振り返って想い出すと、シチズンから出た腕時計は衝撃的だった。
コイル状の大きなアンテナが文字盤を縦断して配置される大胆なデザインで、「電波時計というのは大変だな、そうまでして正確な時間が必要なんだろうか?」と思っていた。日常生活ではクォーツで十分だろうに。しかしながらいつの間にかアンテナも小型化したようで、気付かないうちに電波時計が身近になり、当たり前のように暮らしている。
さて、先日購入した「Nikon D600」。
テスト撮影のために博物館で写真を撮ったわけだが、自宅に戻って画像ファイルをパソコンに移動させて日時で一括リネームしたところ、なぜか途中から日付をまたいでいた。見ると、明らかに昼間の開館時間のはずなのに、ファイル名が真夜中の時刻になっているではないか。
原因は、「D600」の最初の日時設定にて午前・午後を間違えていたせいであった。何たる失敗・・・。
画像ファイル管理については、以前
雑文649でも書いたとおりである。時間軸で並ばせるため、一括リネームツールを使い、画像ファイル内のExifデータから取得した日付情報をファイル名へ置き換える。
だが同じようなタイミングで複数台のカメラを使い分けると、数秒の違いでも写真の順列がおかしくなってしまうことがある。最悪の場合、それぞれの連続したシーンの画像が、2台のカメラで互い違いに混ざった状態で並んでしまう。
下の写真は、「D600」の午前・午後を正しく設定し直した後に改めて博物館にて撮影したものだが、見れば「D600」と「E-M5」の写真が交互に入り乱れてしまっている。秒単位で正確に設定しなければ、我輩のファイル管理方法ではこのようになってしまうのだ。