2000/04/05
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表紙

1.主旨と説明
2.用語集
3.基本操作法
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5.カメラ雑文
6.写真置き場
7.テーマ別写真
8.リンク
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10.アンケート
11.その他企画

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カメラ雑文

[689] 2010年04月28日(水)
「Canon EOS 5D Mark2 オークション出品騒動」


1年前に32万円で購入したフルサイズデジタル一眼レフカメラ「Canon EOS 5D Mark2レンズキット」(参考:雑文658)を、今回ネットオークションに出した。

元々、我輩はこのカメラを暫定的なカメラとして位置付けており、2,000万画素やフルサイズという点とハイビジョンビデオ撮影が可能という点について必要を感じたから購入した。
しかしながら、下記の問題点があり、そのうち幾つかは事前に判っていたことだが、実際に使っているうちに苦痛になってきた。

・コントラストが強過ぎる
RAWデータの後調整でも厳しいものがある。


・レンズキットの周辺部描写が意外に良くない
白色エッジ部の色ズレが起きたり、手ブレ補正機能を使った場合に周辺が不自然に流れるなど。


・内蔵ストロボが無い
メモ撮影用途のため、内蔵ストロボが無いのが使いにくい。高感度特性が良くとも、そもそも光が無い環境では撮影不能。


・ビデオ撮影ではAF追随不可能
撮影中にはAFが動作しないので日常撮影向きではない。映像そのものは素晴らしいだけに非常に残念。


・ビデオ撮影でなぜか絞り開放で撮れない
撮影前の液晶画面ではバックがボケてても、いざ撮影スタートさせると微妙に絞られているのかバックがボケない。ファームウェアのアップデートでフルマニュアル撮影可能となったが、それでも同じ結果。


・ビデオファイルがクイックタイムで生成される
クイックタイムの編集はかなり面倒。保存時に再圧縮をせず画質が劣化しない編集ソフト「QuickTimePro」を購入したものの、カット編集はクセがあってかなり苦労させられる。しかもヘタをすればすぐに再生不能データを吐き出すのでタチが悪い。ソフトそのものも、ちょっと負荷をかけるとすぐに異常終了する(有名な現象らしい)。

ハイビジョンビデオ撮影に関しては、別途HDDハイビジョンビデオカメラ(AVCHD方式)の中古を5万円で購入したことで解決を図った。それにより撮影の苦労は減ったものの、画質が並になってしまったのは少々残念。

それにしても、「EOS 5D Mark2」を手放すタイミングはなかなか難しいところがある。
2,000万画素のフルサイズというのはやはり大きなメリットで、乗り換え先が無い状況では手放したくない。
我輩としては、高性能レンズ「AF-S NIKKOR 14-24mm F2.8G ED」(参考:雑文643)の性能を余すこと無く使えるフルサイズのNikonカメラに期待をしており、現行の「Nikon D700」に2,000万画素イメージセンサーとハイビジョンビデオ撮影機能が追加された新機種を待ち続けている。

しかしながら、いったん新型カメラが出てしまった後では、「EOS 5D Mark2」を始めとする既存の機種の相場が暴落してしまうことになろう。
だから、手元の「5D Mark2」を売るのは、新型カメラが出る直前が一番良いわけだが、そのタイミングが難しい。ウワサレベルでは、Nikonからそろそろ「D700」後継となる新型カメラが出るぞ出るぞと言われ続けているが、なかなか出てこない。

結局今回、新型カメラが出ぬまま、相場の自然低下に促されて手放すことを決めた。
「このままでは新型カメラを購入するための原資がどんどん失われる。とりあえず、今、現金化しておくしか無い・・・。」
苦渋の選択とは、まさにこのことであろう。

価格コムで調べたところ、新品の「EOS 5D Mark2レンズキット」の最安価格は約28万円。我輩が手に入れた時よりも5万円も安くなっている。
1年間使った中古であるから、25万円以上では売れぬか・・・?
ネットオークションに出品する際の値付けは、開始価格20万円で、即決価格25万円とした。

商品の写真は実物よりも美しく写してしまうと、擦りキズの有り無し等でトラブルになりかねないのだが、いつもの照明で撮影するとどうしても擦りキズが見えなくなってしまう。
いつもの商品撮影ならばキズが目立たぬよう撮影しているのだが、擦りキズが見えるように写すというのは勝手が違って難しい。
仕方ないので、擦りキズについては文章で説明しておいた。

また、イメージセンサーにホコリが若干あるが、ブロアで飛ばないので静電気で付いているように思う。サービスセンターに行く手間を考え、現状渡しとしておいた。
それから、ストラップの束ね樹脂パーツが1つ割れていることも明記した。

さすがに人気商品なだけに、出品直後からオークションアクセス数が増え始め、ウォッチリスト登録のほうもアクセス数の1割くらいの数で増え始めた。

1日後、早期終了の希望が入った。
「24万円での早期終了はいかがでしょうか」とのこと。
その値段ならばいいかと思い、メールで連絡を取ってみた。

しかしながら、相手はイメージセンサーのホコリについての記述について気になるようで、最後には「イメージセンサーに電気的不具合が出ないか心配」という意味不明な話が出たので「ホコリが乗っているだけなので電気的に問題無いはず」と答えたらそこでメールが途絶えた。

次の日、今度は別の者から「オークションのシステムを通さずに取引すれば、5.25パーセントの手数料を払わずに済むので、手数料を抜いた23万7千円でどうでしょうか」という内容の打診があった。
しかしこの日に入札が1件入ったため、この状態でオークションを取り消すと手数料525円が別途発生する。
そこでその分を加えた額で提示したところ、「ストラップの樹脂パーツが割れているのでそれくらいは大目に見てくれませんか」という返信が来た。「23万7千円即決でなければ諦めます」とも明記されていた。

ストラップの樹脂パーツは事前に説明しておいたことであるから、それを理由に減額する理由が解らない。そういったことを最初から加味した中古価格のつもりだが?
もしこの要求を呑んでしまうと、事前説明のある「スリキズがあるから」とか「イメージセンサーにホコリがあるから」とかいう理由でさらに減額される理屈になってしまう。
言っている意味が解らない・・・。

まあ理屈はともかく、トラブルになりそうなニオイのするメールであったし、我輩は駆け引きが嫌いな直球勝負の人間なので、お互いの条件が合わないことから「では今回は諦めます」と即座にメールを送った。

すると今度は、なぜか「では提示価格で結構ですのでぜひ譲って下さい」と来た。アホか。数分前に「23万7千円即決でなければ諦めます」と言ってただろうが? 男らしく諦めろ。
相手の出方次第で態度を変えるというのは、信頼に足らぬ人間であることを自ら認めるようなものだ。

この後、何度かやり取りがあったが、途中、別の者から即決依頼が来た。「23万7千円でどうでしょうか。入札があるようなので取り消し手数料は別途お支払致します。」とのこと。まるで今やりとりしている内容が見えているかのような内容に違和感を覚えた。そのオークションIDを見ると、どうもひっかかる。
仮に、今やり取りしている者の名前を「山下さん」だとするなら、新たに現れた即決希望者のオークションIDが「Yamap123」なのだ。
「う〜む、限りなく黒い灰色だ・・・。」

とにかく、今メールのやり取りをしている者はスッパリ拒絶し、以上3人のオークションIDをブラックリストに登録した。高額商品ゆえにトラブルはゴメンだからな。出品者の立場であろうとも、イタズラで落札されただけで1万数千円もの損害が出てしまう。用心するに越したことは無い。

後で調べてみると、オークション外での取引は色々と問題があるようで、そもそもオークション規約違反であった。この点については我輩が浅はかだったと言わざるを得まい。
その後、オークション説明には、オークション外取引には一切応じないとの説明書きを加えておいた。

それからしばらくは平穏だったが、入札も最初の1件のみで最終日まで値が上がらなかった。
しかしアクセス数は2,000近く、ウォッチリストは100を越えている。そろそろ来ないかと思ったのだが、動きがあったのは終了10分前だった。

千円単位で徐々に値が上がる。しかし入札が入ると終了時間が少し延びるオプションにしてあるので、終了直前になると入札があるのだがその都度時間が延びる。つまり、なかなかオークションが終わらない。

あと30秒で終わるところまで待ってから入札が入り、また終了時間が5分延びる。そしてまた直前になって入札、そして5分延長・・・。
こんなことが延々と繰り返され、最終的に30分も延長となった。

結果的に、最終価格は23万8千円。入札者は13人となった。
満額25万円で落札された場合と比べれば1万2千円ほど安くなったが、まあ、トラブル回避のためには仕方なかろう。

しかし話はこれで終わらなかった。
通常、ネットオークションで落札者と連絡を取るにはメールではなくシステムを介した「取引ナビ」でやり取りするのだが、支払い方法等の連絡が終わったにも関わらず、翌朝、落札者から再度取引ナビで連絡が入った。

「我輩さんから支払いを待ってくださいとの連絡が取引ナビではなくメールで午前2時ごろあったみたいなのですが。真意はどうなのでしょうか?」

一瞬、意味が分からなかったが、どうやら我輩を騙った者からの詐欺メールが相手先に届いたようだ。
メールの内容を見せてもらったが、「出先なので必ずメールにて返信お願いします」との内容。恐らくこれに返信すれば、別の振込先を案内されるに違いない。

危ういところだったが、取引相手が事前に確認してくれたおかげで難を逃れることが出来たのは幸いだった。
最近はネットオークションに出品していなかったが、近頃はこういう輩が跋扈(ばっこ)しているのか。全くやりにくくなったものだ・・・。

さて、ようやく現金化した「EOS 5D Mark2」だが、この金を、いつか出るであろう「Nikon D700」の後継カメラを購入するための資金として大事にとっておかねばならぬ。
我輩の根拠の無い予想では、後継機は9月過ぎに出るのではないかと思う。それまでこの金に手を付けぬままでいられるかどうかは、ハッキリ言って自信は無い。
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イラスト提供:シェト・プロダクション