2000/04/05
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表紙

1.主旨と説明
2.用語集
3.基本操作法
4.我輩所有機
5.カメラ雑文
6.写真置き場
7.テーマ別写真
8.リンク
9.掲示板
10.アンケート
11.その他企画

12.カタログ Nikon
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カメラ雑文

[667] 2009年05月08日(金)
「北海道ドライブ(7日目)」


<5月2日(土)>

「おうちに帰り着くまでが遠足ですよ」
この言葉は、小学生の頃によく聞かされた言葉である。「寄り道をせずに帰れ、最後まで気を抜くな」という意味であるが、我輩としても、フェリーで北海道を発ったとは言っても「北海道ドライブ」の途上であることを肝に銘じたいところである。

小樽発新潟行きのフェリーは、6時に新潟港に到着する予定。その場合、到着予告アナウンスは5時頃に流れるのだが、我輩は4時くらいに起きてしまいそのまま眠れずにいた。もうすぐ帰れるという興奮のためか、あるいは船室の臭いのためか、あるいは早起きのクセがついたためか。
とにかく、いったん起きたら眠れなかった。

<間もなく新潟港に到着 (船内ロビーに設置されているモニタ画面)>
間もなく新潟港に到着 (船内ロビーに設置されているモニタ画面)
[Canon EOS 5D Mark2/24-105mm] 2009/05/02 05:16

6時に下船であるから、千葉の自宅に帰り着くのは遅くとも昼頃になる予定。家には昼食は帰ってから一緒に食べると連絡しておいた。

クルマへの搭乗は、下船10分前と直前であった。
カーナビゲーション画面を見ると、クルマはまだ小樽港にいると思っているようだ。

それにしても自分のクルマに乗り込むと、船という閉鎖空間から間もなく解き放たれるという開放感があり心が弾む。この気持ちは、フェリーから降りる時にはいつも感ずることである。

<船内車庫>
船内車庫
[Canon EOS 5D Mark2/24-105mm] 2009/05/02 05:54

6時を回って、いよいよゲートからタラップが下ろされる。そして、係員の指示に従って次々にクルマが降りて行く。

<いよいよタラップが下ろされる>
いよいよタラップが下ろされる
[Canon EOS 5D Mark2/24-105mm] 2009/05/02 06:04

我輩も搭乗が先頭に近かったおかげで降りる時も早めだった。
タラップを降りて行くと、カーナビゲーションが「新潟県に入ります」とアナウンスした。意外に早く自車位置が補正された。

自宅までの距離は350kmほど。高速道路ならば遠くもなく近くもない微妙な距離だが、眠くなったりトイレに行きたくなるなどしなければノンストップで走り通してもいいかも知れない。
土日のETC千円料金のため混んでるかと思ったが、地方のためか特にクルマが多いとは感じられず走り易い。

<ノンストップ走行>
ノンストップ走行
[Canon EOS 5D Mark2/24-105mm] 2009/05/02 07:48

しばらく走っていると、クルマも増えてきた。前車が遅く感じられた時は、追い越しをかけた。
高速道路での追い越しは、下手をするとキリが無い。遅いクルマを追い越そうとして前の1台を追い越すと、次にもまた遅いクルマがいたりする。だから、ずっと先を見て、まとめて数台を追い越そうと思ってしまうわけだが、その区切りを付けておかねば延々と追い越し車線を走り続けることになる。

我輩は、追い越しを短時間で済ませるために速度を上げて左車線のクルマを追い抜いた。適当な割り込み場所が見付からないので、そのまましばらく追い越し車線を走ろうかと思ったのだが、後ろから黒いクルマが接近してきたので、道を譲ろうとして狭い場所ながらも左車線に割り込もうと左ウィンカーを出して車線変更を始めた。
その瞬間、後方の黒いクルマから赤色回転灯が点灯した。

「覆面パト・・・?!」

さすがにこの時の動揺は大きい。以前覆面パトカーに捕まった時(参考:雑文585「蔵王のお釜(7)」)の記憶が蘇ってきた。
我輩はとりあえず左車線への変更をそのまま行い、覆面パトカーの動きに注意した。恐らく、パトカーが我輩の前に割り込んで電光掲示板で指示が出るはず。
それにしても、速度超過とはいえ今回は目立つような速度は出していなかったはずなのに、なぜこんなことに・・・?

覆面パトカーは徐々に我輩の隣まで近付いてきた。
どうなるんだろうかと思っていると、なぜかそのままゆっくりと過ぎ去って行った。

「つ、捕まえないのか・・・?」

この後、しばらくの間は全体の流れがかなり遅くなった。走行車線も追い越し車線も、時速80kmの流れ。
我輩は落ち着くために次のパーキングエリアで休憩でもしようかと思ったが、しかしこの遅い流れの中にしばらくいたほうが逆に自分のためかも知れないと思い、そのまま走ることにした。

結局のところ、自宅へは10時半に帰り着いた。
家に帰り着くまでが北海道ドライブ。 エンジンを停めて、熱が冷めていく時の「チンチンチン・・・」という音を聞きながら、ようやく、足かけ1週間もの北海道ドライブが終了したと感じた。

クルマに積んである荷物を全て家の中に入れたのだが、「よくこれだけ入ったな」というほどの荷物の山が出来上がった。

豚児には北海道のお土産を渡し、昼食のお好み焼きをゆっくり食べた。

<お土産>
お土産


今回のドライブのまとめは下記の通り。

●期間 2009年4月26日〜5月2日(7日間)
うち、北海道での行動は4日間
●車中泊回数 4回
宿泊場所としては2カ所
●デジタル撮影総枚数 約2,500枚(AEB撮影含む)
とにかく、「EF24-105mmF4L IS USM」の周辺描写が悪いのが印象に残った。
●走行距離 1,574km
行ったり来たりと無駄な走行が多く走行距離が増えてしまったのは大きな反省点。
●燃料消費量 約135L
多少の誤差はあるとは思うが、出発時と帰着時の燃料計の針がほぼ同じ値だったため、今回の給油総量を燃料消費量として採用した。
●平均燃費 11.7km/L
満タン法にて算出した。ちなみにクルマの燃費計では高速道路で14.6km/Lを出した。
●旅行費用 79,737円

<内訳>
・フェリー代 :40,850円(往復割引)
・高速道路代(ETC) :4,050円?(予想)
・ガソリン代 :16,235円
・食費 :7,922円
・銭湯代 :1,840円
・入館・駐車代 :6,140円
・土産その他 :2,700円 

やはりフェリー代の占める割合は大きい。例え青森までクルマで走ったとしても、フェリー代はほとんど変わらないし、安くなるどころかガソリン代で逆に高くなる。安価に北海道へ行ってドライブ出来ないというのは残念と言うほか無い。