「心霊写真(その2)」からだいぶ経ったが、今回は(その3)である。
8月11日、
霊になったオバチャンの初盆のため、寺でお経をあげてもらったという話をした。
我輩はその様子を後ろの席から小型デジタルカメラで何枚か撮影した。記録的な意味だったが、「もしかしたらオバチャンが写るかも知れない」という意識も同時にあった。
帰省後、自宅でその画像をチェックしていると、何か変なものが写っているのに気付いた。
それは一見、発光ダイオード(LED)を思わせるような赤い光点であった。それが線香立ての位置で写っている。
2枚目の写真を見ると、そんなものはどこにも写っていない。CCDのノイズだったか?
だが3枚目を見ると、今度は仏像の辺りに赤い光点が写り込んでいた。しかもその3枚目は多少手ブレしていたのだが、その光点も周囲のブレと同じ軌跡を描いていたのである。これはCCDのノイズではなく、確かにレンズを通ってきた映像と言える。
そのような写真は合計3枚あったのだが、それらの写真を比べてみたところ、その光点はフラフラと移動しているように思えた。ますます気味が悪い。