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撮影について


撮影コンセプトはカタログ撮影
植物写真、特に花の写真では、一般的にはフォトジェニックな写真作品が好まれる。
例えば、大きくボケた背景の中に浮かび上がらせたり、夕日の茜色に染まっていたり、あるいはハイキー露出でパステル調の色彩になっていたりと、ファンタジックな表現によって花の美しさが強調された写真である。
だが、このような美しさの表現を主体としたものでは、必ずしも植物そのものを表現する写真になるとは限らない。


一方、当サイトではフォトジェニックな写真は考慮せず、あくまでも植物という物理的な存在を表現することに務めるのみ。
これは、見た目そのままに写すという意味ではない。なぜならば、撮影場所の状況によっては逆光であったり、強い影があったり、色被りがあったりなど、植物の本来の色や質感が現れていないことが多いからだ。

そこで、撮影場所の自然な光を可能な限り排除した上で、あらためて商品撮影の手法により能動的なライティングを行い、その植物の持つ本来の色や質感などを焙り出すことを狙った。

本来ならば屋内スタジオにて撮影すべきであろうが、植物そのものの持ち帰りは不可能ゆえに、スタジオのほうを屋外に持ち出すものとする。
自然光に頼らぬライティングのため、夜間のような暗黒中であっても、撮影上何ら支障は無い。

なお、ストロボライティングは基本的に「メイン光」、「サブ光(陰起こし)」、「エフェクト光(輪郭付け・背景照明)」の3灯での運用とし、現地の状況によりその灯数を増減させる。


これは商品撮影に準じたライティングであることから、そのライティングエリア内にカメラなどの小物をそのまま持ち込んでも、商品撮影としての撮影が成立する。

そのまま商品撮影可能なライティング
そのまま商品撮影可能なライティング

このことは同時に、撮影した植物写真を切抜き加工すればカタログ写真として成立することを意味し、当ウェブサイト「植物カタログ」のコンセプトを満たす。

切り抜きでカタログ写真として成立
切り抜きでカタログ写真として成立
切り抜きでカタログ写真として成立



使用カメラ

SONY α-7RIV(6,100万画素)
SONY α7RII
2019年10月からメイン機として植物撮影に投入。パソコン環境にて4Kディスプレイを使っていると「α-7RII」の4,200万画素がそれほど大きく思えず、近いうちにスタンダードになる8Kディスプレイの時代になれば縦画像ではギリギリサイズとなってしまう。そのため、もう少し画素数が必要だと思っていた時に6,100万画素の「α-7RIV」が登場した。
ボディのみ40万円近い高価格だったが、発売後半年くらい我慢すれば5万円程度は値が下がる見込み。しかしながら、その半年間にそのカメラで撮れないことを損失だとすれば、5万円高は仕方ないと考え、発売前から予約し購入した。金策としては、使用頻度の低いカメラやレンズ、ノートパソコン類などの売却によって得た。


SONY α-7RII(4,200万画素)
SONY α7RII
2016年からメイン機として植物撮影に投入。ボディのみ40万円近い高価格のため、所有していた中判カメラのほとんどを売却せざるを得ず、それに伴いフィルム撮影は完全撤退とした。
このカメラはメインスイッチがシャッターボタン同軸にあるため片手撮影が可能。また画素数が多く、4Kディスプレイに縦位置写真を表示させてもまだ余裕がある。
一方、シンクロスピードは1/125秒と平均的。また5軸手ブレ補正機能があるものの、OLYMPUSのOM-Dシリーズより補正能力はかなり劣る。
そしてイメージセンサー上のゴミはかなり目立つ。目いっぱい絞込んで撮影することが多いせいで少々困っているが、総合点では利点のほうが圧倒的に大きいので我慢している。


SONY α-7R(3,600万画素)
SONY α7R
「α-7RII」のサブ機として導入。「α-7RII」が1ヶ月で2度修理で手元から無くなることがあったことがきっかけ。ストロボ撮影は絶対にブレないので、5軸手ぶれ補正無しでも問題無しと考えた。中古で10万円だったが、中判カメラの残りを下取りに出して工面した。


SONY NEX-7(2,400万画素)
SONY NEX-7
APS-C用の30mm(換算45mm)マクロレンズを使うために導入。フルサイズカメラのα-7RIIにもAPS-C用レンズは使用可能なのだが、クロップによって画素数がNEX-7よりも少なくなってしまうので、APS-C用のレンズはNEX-7で使うほうが良いと考えた。
植物撮影では広角マクロ撮影が主なのでこのカメラの出番は少ないが、通常のマクロ撮影をしたい時には必要となる。


PENTAX Q7(1,200万画素)
PENTAX Q7
1/1.7インチイメージセンサーを備えた超小型ミラーレスカメラ。
そのコンパクトさから、通勤カバンに常備して通勤路(横浜みなとみらい地区)で目した花を撮影している。
レンズシャッター式カメラのためストロボとの相性がすこぶる良く、そしてマクロ撮影にも使える高性能広角レンズにより、小サイズイメージセンサーで撮ったとは思えないダイナミックな写真が得られる。
ただ、4Kディスプレイを導入した今では1,200万画素ではさすがに少なく感ずるため、2,400万画素クラスの代替カメラを探しているが、同じような写真が撮れるものはなかなか見付からない。


OLYMPUS OM-D E-M1(1,600万画素)
OLYMPUS OM-D E-M1
2015年までのメイン機。
植物撮影で役立つ特長として、防滴性に極めて優れておりレインウェアの上から雨ざらしの状態で撮影したこともある。また、シンクロスピードが1/320秒と高速なことから日中でのストロボ撮影に強い。そして5軸手ブレ補正能力が非常に高いためスローシンクロにも有効。
またマイクロフォーサーズカメラ全般の地味な特長として、イメージセンサーのゴミに悩まされたことが1度も無いという点は有難い。
一方、欠点としては、メインスイッチが左手にあり右手だけの撮影には難があることと、画素数が1,600万画素で今となっては少々不足気味であるということ。しかし現在は外見がかなりヤレており売却も出来ず、予備機として使っている。


OLYMPUS OM-D E-M5 Mark2(1,600万画素)
OLYMPUS OM-D E-M5 Mark2
背面液晶パネルがバリアブルアングルが可能であるため、縦横関係無くローアングル撮影が可能。またE-M1と同様に5軸手ブレ補正能力が非常に高い。シンクロスピードは1/250秒とまあまあ。しかし欠点はE-M1と同様。
なおハイレゾリューションモードについては、4,000万画素超のアウトプットが得られるのだが、このモードでのストロボ撮影はシンクロスピードが1/20秒以下で、しかも連続8発もストロボ発光せねばならなず、ほとんど実用性は無い。
結局、E-M1があれば事足るという結論に至り、「SONY α-7RII」購入の金策のため売却。

[月別 植物カタログ]
http://cam2.sakura.ne.jp/plants/index.html