2000/04/05
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表紙

1.主旨と説明
2.用語集
3.基本操作法
4.我輩所有機
5.カメラ雑文
6.写真置き場
7.テーマ別写真
8.リンク
9.掲示板
10.アンケート
11.その他企画

12.カタログ Nikon
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カメラ雑文

[826] 2014年09月22日(月)
「2014年夏の帰省日記(5日目)」


●8月13日(5日目)
この日、4人で別府の「スギノイパレス」に行くことにしている。

スギノイパレスへ行く狙いは、夏は暑いので外を出歩かずに1つの建物内で過ごすということ。
しかし良く考えると、スギノイパレスは昔は賑やかだったが、今はもう健康ランド的な空間に成り下がっていた。そんな場所で退屈せず1日過ごせるだろうか。

だが我輩は、子供の頃に遊んだスギノイパレスのイメージがどうしても残っており、「行けばそれなりに楽しかろう」と思ってしまう。
少なくとも、屋内温泉プール「アクアビート」とボウリング場「スギノイボウル」に行けば、豚児も退屈しないはず。今回、そう考えた。

ポータブルナビのルート検索によれば、スギノイパレスまでは2時間くらいかかるようだ。もし我輩の単独行動ならば自分の都合だけで早朝出発し渋滞回避とするだろうが、それも出来ないので所々で渋滞にハマることとなった。
出発は7時半を目標としていたが、少し過ぎて8時に近くなってしまった。

途中、道の駅に寄ったところ、我輩の母校である豊津高校のポスターが掲示されていた。なお豊津高校は、我輩が卒業後に中高一貫として生まれ変わり、「育徳館高校」と名を改めている。当然ながら、中学校としての我輩の母校はここではないということになる。

<我輩の母校のポスターがこんなところに>
(※画像クリックで長辺1200ドットの画像が別ウィンドウで開く)
我輩の母校のポスターがこんなところに
OLYMPUS OM-D E-M1/7-14mmF4.0/ISO200/F5.0/1/100sec. [2014/08/13 09:18]

山あいを抜ける有料道路を走り、間もなく別府インターに着こうかという時、道路が濃い霧に包まれた。ここは以前も霧があったので、よほど霧の名所なのだろう。

<霧の名所か>
霧の名所か
OLYMPUS OM-D E-M1/7-14mmF4.0/ISO200/F9.0/1/320sec. [2014/08/13 10:30]

霧を抜けると、久しぶりに見る別府の風景。あちらこちらに白い湯気が立ち昇って風情があり、「別府に来たなあ」という実感に浸れる。温泉に浸る前に雰囲気に浸る、というわけか。
なお、別府までは結果的に3時間かかってしまった。

<別府に立ち昇る湯気が見えてきた>
別府に立ち昇る湯気が見えてきた
OLYMPUS OM-D E-M1/7-14mmF4.0/ISO200/F8.0/1/250sec. [2014/08/13 10:33]

杉乃井ホテルからスギノイパレスまでの立地は急な坂となっている。大きな建物が坂に沿って建っている様子は、まるでこちら側に覆いかぶさるような錯覚があり、いつ来ても迫力がある。それにしても、この坂をクルマで上るにしても一苦労。

<杉乃井の坂を登る>
杉乃井の坂を登る
OLYMPUS OM-D E-M1/7-14mmF4.0/ISO200/F9.0/1/320sec. [2014/08/13 10:44]

駐車場にクルマを停めてスギノイパレスへ。
昔は結構高い入場料を取られたスギノイパレスも、今では無料のスルーパス。かつては、大ホールなどは夏場ともなれば色々と出し物が催されていたが、今は高校野球のテレビ中継が大スクリーンに投影されているだけの寂しい空間となっている。単に広いだけで銭湯の休憩室と変わらない。なぜこうなった? 全く残念で仕方無い。

<スギノイパレス大ホールは今や単なる休憩所>
(※画像クリックで長辺1200ドットの画像が別ウィンドウで開く)
スギノイパレス大ホールは今や単なる休憩所
OLYMPUS OM-D E-M1/7-14mmF4.0/ISO200/F4.0/1/1.3sec. [2014/08/13 11:21]

あと1時間で12時という少々中途半端な時間なので、ここで休憩し、そのまま昼食とするつもりである。ただし食事は隣接する売店で売っている麺類程度のものしか無い。それでも昔は賑やかな中で催し物を見ながら食べていたので楽しかったが、今はガランとした空間でただ高校野球を眺めて麺をすするのが寂しい。

<麺をすする>
麺をすする
OLYMPUS OM-D E-M1/12-40mmF2.8/ISO200/F2.8/1/3sec. [2014/08/13 11:27]

食後、早速屋内プールの「アクアビート」へ行くことにした。母親は温泉とマッサージコーナーにするというので、そこでいったん別れた。
「アクアビート」は昔からあるが、我輩はなかなか縁が無く、今回初めて行く。人工の波があるというので面白そう。

ところが入場料が大人2,700円、子供1,400円とかなり高い。まあ、スギノイパレス入場料がタダになった分文句は言えないだろうが、プールにそれだけ払うということに抵抗を感じた。
とは言うものの、ここまで来て止めるというわけにもいくまい。渋々3人分のチケット(合計6,800円)を買って入場した。

「アクアビート」全体の空間は大変広く、その空間内に幾つかのプールがあるのが見える。
目を引くのは人工波のプールで、扇状でそこそこ広いのだが、人も多く混み合っていたので泳げるような状態ではない。浮き輪などを使ってプカプカ揺れて楽しむ場のようだ。
それ以外には、そこから階段を少し上がった所には流れるプールがあり、そしてさらに上にはスライダープールや幼児用プールなど幾つかあった。

プール内では記念撮影している家族も多かったので、我輩も「OLYMPUS OM-D E-M1」をロッカーに取りに行って豚児などを撮影してみたが、あいにくプール全体を撮ったものがピンボケとなってしまった。しかし当雑文で掲載するのであればプライバシー的な問題でピンボケでも良かろう。

<ピンボケながらもアクアビート内写真>
ピンボケながらもアクアビート内写真
OLYMPUS OM-D E-M1/12-40mmF2.8/ISO200/F3.2/1/80sec. [2014/08/13 13:43]

プールの後、休憩室に戻って母親と合流。今度はボウリングの「スギノイボウル」へ行くことにした。
まだ豚児が小さい頃にも行ったが、当時は「幼児レーン」というガーターの無いレーンでやったが、今回はガーターのある普通のレーンでやった。

<スギノイボウル>
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スギノイボウル
OLYMPUS OM-D E-M1/7-14mmF4.0/ISO200/F4.0/1/10sec. [2014/08/13 15:05]

我輩は力任せにブン投げるので、ガーターかストライクのどちらかしか無い。しかし、勢い良くストライクが決まると素晴らしい音が響くのがいかにもボウリングらしくて気持ち良い。
ただ、選んだ玉が指に合っていなかったせいか、親指の爪が割れてしまった。

ボウリングの後は土産物コーナー。
ここは比較的昔のスギノイパレスの様子が残っているように思う。オモチャコーナーは縮小しているが、それでもまだ沢山のオモチャが売っている。
子供の頃はオモチャ売り場が宝の山のように見えたものだ。近所では売っていない珍しいものがたくさんあり、マルイの組み立て式モデルガンや、金属製手錠もそこで買った。LSIゲーム全盛の頃にはゲームウォッチも買ったかも知れない。
さすがに今の品揃えは全く違うものになっているわけだが、我輩にとって想い出の場所がまだあることが慰めである。

とは言いつつ、かつて華やかで楽しい思い出を提供してくれたスギノイパレスはもう存在しない。ここに行けば昔の楽しい思い出が甦るはずだと期待して行くものの、ここ最近は寂しい思いをすることが多くなった。昔の記憶と比べれば比べるほど、そういうことになる。
もう、ここを主目的として訪れることはやめようか。

16時半近くにスギノイパレスを出てクルマに戻った。
帰りは坂を下っていくことになるが、この角度は杉乃井ホテル関連の建物が全て見渡せるので我輩のお気に入りの風景である。こうして見ると、中はかなり変わってしまったものの、外の風景は昔楽しかった風景そのままであることに気付く。

<杉乃井ホテル全景>
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杉乃井ホテル全景
OLYMPUS OM-D E-M1/12-40mmF2.8/ISO200/F8.0/1/400sec. [2014/08/13 16:24]

途中、物足りなさを補うために地獄めぐりの「地の池地獄」だけでも寄ってみようかと向かってみたものの、交通の流れが悪く、時間も中途半端で落ち着けるかも分からないので、諦めて帰路に就いた。
やはり帰りも3時間近くかかり、19時過ぎに小倉のアパートに帰着した。

<無事に帰着>
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無事に帰着
OLYMPUS OM-D E-M1/12-40mmF2.8/ISO200/F2.8/1/13sec. [2014/08/13 19:14]