2000/04/05
OPEN

表紙

1.主旨と説明
2.用語集
3.基本操作法
4.我輩所有機
5.カメラ雑文
6.写真置き場
7.テーマ別写真
8.リンク
9.掲示板
10.アンケート
11.その他企画

12.カタログ Nikon
 F3 (F3H)
 FM3A
 FM2
 FM
 FE2
 FE
 FA
 FG
 FM10
 FE10
 F4
 F-401X

Canon
 AE-1P
 AE-1
 newF-1

PENTAX
 K1000
 KX
 KM
 LX
 MX
 MZ-5
 MZ-3
 MZ-M

OLYMPUS
 OM-3Ti
 OM-4Ti
 OM-2000

CONTAX
 ST
 RTS III
 Aria
 RX
 S2

MINOLTA
 X-700
 XD

RICOH
 XR-7M II
 XR-8SUPER

カメラ雑文

[757] 2012年05月16日(水)
「2012年ゴールデンウィーク一人旅(1日目−4月28日)」


我輩は勤務地が川崎市のため、千葉自宅からの通勤は乗り換え3回の時間ロスもあり片道2時間近くかかっている。
一人旅出発前日について、業務終了後に川崎から2時間近くかけて千葉に戻り、そして改めて島根に向かうのは無駄に思う。どうせならばこの日はクルマで川崎まで出社し、定時後は帰宅せず川崎から直接島根を目指せば無駄が省けるのではないかと考えた。駐車場代は必要だが、たかが知れている。

しかし勤務先ではクルマ出勤は禁止されているので、残念だがやめたほうが良いだろう。事故でも起こせばバレる。
そもそもクルマ出勤は時間が読めないので、余裕をもって家を出ねばならず起床が早くなる。寝不足状態で業務に就き、それが終わった後そのまま長距離運転に出るのは無謀かと思う。

結局、いつもどおり19時に帰宅し、夕食と入浴を済ませ、少々準備をしていたら22時を過ぎてしまった。
24時には出発したかったのだが、これでは寝る時間があまり無い。やむなく起床は1時とし、急いで床に入った。

起床は1時過ぎ。ほとんど寝た気がしないが、眠気に関してはそれほど無い。
クルマへの荷物積み込みはこれから行う。なぜならば、布団一式は今まで使っていたからだ。

クルマの後部座席をトランクスルー状態とし、布団を敷いたり荷物を順序良く積み込んだりしていると案外時間が経ってしまう。夜なのであまり物音を立てられないし、そもそも暗いのであまりテキパキと動けない。
一番苦労したのは、折畳み自転車の積み込みだった。車内のスペース的には問題無いはずだが、狭い駐車スペースではドアが全開出来ず、入れる方向を色々変えたり苦労させられた。

出発は1時50分。
まず最初にガソリン給油。
これで満タンリセットとし、ここから帰着直後の給油までの範囲が今回の旅でのガソリン消費分となる。高速道路サービスエリアでの給油は高いので、片道800kmは無給油で走り切りたい。

走行中、いつも聴いているmp3音楽ファイルも聴き飽きてきたので、FMラジオ「Bay-FM」に切り替えた。
夜の道を都内に入り、首都高速道路に乗る。
首都高速道路は夜中でもそれなりに通行量が多いので気が抜けない。

なるべく夜のうちに走れるところまで一気に走りたい。
首都高速道路から東名高速道路に入るとホッとしたが、この先で新東名高速道路に入るので気を付けねばならない。何しろ、新東名は開通したばかりの高速道路で従来のカーナビゲーションでは新東名高速道路のデータが入っていない。案内板を見落とさないことが重要。
途中見えた案内板によれば、新東名高速道路への分岐は左車線からとのこと。事前の想像では、新東名高速道路は東名高速道路から見て内陸側にあるので、てっきり右車線から分岐するのだと思っていた。

<新東名高速道路への分岐>
新東名高速道路への分岐

夜中のせいか、それほど混雑は感じられない。
片側3車線の区画はあるが、時々左車線が無くなって2車線になる区間がある。新しいだけあってさすがに路面は滑らかで走り易い。
ガソリン消費を抑えたいのであまりスピードを出さず、なるべく一定速度で走れるように心掛けた。エンジンオイルを交換したばかりなので、燃費が向上することを願う。

<新東名高速道路を走行>
新東名高速道路を走行
[OLYMPUS OM-D E-M5/14-42mm/ISO200] 2012/04/28 4:43

カーナビゲーション画面を見ると、やはり道路の無いところを走っていることになっていた。たまに一般道を走っている状態になって「この先を右折して下さい」などとうるさいので音声をミュートにした。

途中、サービスエリアでトイレ休憩しようかと思ったが、どこも満車で停められない。駐車場内で空いている所を探して徐行するものの、結局本線のところまで出てしまうのだ。サービスエリアが混んでいるのに本線上では渋滞無く流れているということは、仮眠組が多いのだろうか。

それにしても、トイレ我慢はもはや限界。もう、次のサービスエリアでは駐車スペース脇の路肩でも構わず停めるしか無い。

<どこも満車表示 (トリミング掲載)>
どこも満車表示
[OLYMPUS OM-D E-M5/14-42mm/ISO200] 2012/04/28 4:56

サービスエリアに入り、通路を徐行するが、やはり空きは無い。どこか路肩に停めねばと焦ったが、路肩すら停められそうなところが無い。あったとしても別のクルマが停まっている。
そうこうしているうち、バス駐車場のところまで来た。そこの路肩には何台かクルマが停まっていたのだが、空きもあったのでそこに縦列駐車した。

<路肩に緊急駐車>
路肩に緊急駐車
[OLYMPUS OM-D E-M5/14-42mm/ISO200] 2012/04/28 5:06

トイレから帰ってクルマに乗り込むと給油所が目に入った。
ハイオク170円。出発前に千葉で入れた時は157円だったが、さすがに高速道路では高いな。

そろそろ仮眠を取りたいが、路肩駐車のままでは落ち着いて仮眠は出来ない。もう少し頑張り、何とか東名高速道路まで出てからサービスエリアに入ろうと思う。 トイレ危機も脱したので、その後しばらくは快適なドライブが続き、そして夜も明けて朝日が差し、さらに走り易くなった。

<夜が明け朝日が差す>
夜が明け朝日が差す
[OLYMPUS OM-D E-M5/14-42mm/ISO200] 2012/04/28 5:44

新東名高速道路は浜松辺りで終わり、再び東名高速道路に合流する。

<東名高速道路へ合流>
東名高速道路へ合流
[OLYMPUS OM-D E-M5/14-42mm/ISO200] 2012/04/28 6:01

合流後、「赤塚パーキングエリア」というところに入った。時間は6時20分頃。早速トランクスルーの布団に入り、仮眠に入る。本来ならば大阪、それが無理なら名古屋辺りまで行って仮眠としたかったのだが、時間的に猶予が無い。これ以上仮眠が先に延びると陽が昇って暑くなり、仮眠どころの話ではなくなる。

目を覚ましたのは1時間半後の8時少し前。空は快晴で、外はそれほど暑くないが車内は少し温度が上がってきた。
眠気は無くなったので、直ちにクルマを発車させ名古屋方面を目指す。途中、横風を見るための吹き流しが目に入ったが、子供の日が近いせいか、吹き流しが鯉のぼりになっていた。

<鯉のぼりの吹き流し (トリミング掲載)>
鯉のぼりの吹き流し
[OLYMPUS OM-D E-M5/14-42mm/ISO200] 2012/04/28 9:03

その後何度か車列が詰まって減速したり一時的に停止することもあったが、四日市辺りで本格的に渋滞にハマってしまった。

<四日市辺りで渋滞>
四日市辺りで渋滞
[OLYMPUS OM-D E-M5/14-42mm/ISO200] 2012/04/28 9:56

この渋滞は40分ほど続いたが、それ以降は特に目立った渋滞は無かった。

昼近く、コンビニエンスストアで弁当でも買おうと、大津サービスエリアへ寄った。しかしコンビニエンスストアは見付からない。
諦めて次のサービスエリアに行こうと思ったが、ふと、昔の記憶が蘇った。10年以上前、京都に出張に行った際に、帰りにクルマで新幹線の駅まで送ってもらったことがある。その時に立ち寄ったのがこの大津サービスエリアであった。

「あの時は琵琶湖が一望出来たはずだが・・・?」と見渡してみると、上り方向側のサービスエリアがそれであることが判った。そこへは連絡路によって徒歩で行けるようになっており、懐かしい風景を見ることが出来た。

<大津サービスエリアの連絡路と琵琶湖の眺め>
大津サービスエリアの連絡路
[OLYMPUS OM-D E-M5/14-42mm/ISO200] 2012/04/28 11:54
琵琶湖の眺め
[OLYMPUS OM-D E-M5/14-42mm/ISO200] 2012/04/28 11:59

その後しばらくは、自宅から持ってきたパンを食べて腹を落ち着かせ、中国自動車道まで到達。
昼食にありつけたのは、西宮名塩サービスエリアに着いてから。その時点で13時過ぎになっていた。

クルマの窓を全開にして食事をしたのだが、エンジンがしばらく止まっていると途端に温度が上昇し温度計の表示が36度となった。しかし外の空気がそれほど熱くないせいか、窓を開けている分には体感温度は真夏ほどではない。

<車内の温度>
車内の温度
[OLYMPUS OM-D E-M5/14-42mm/ISO200] 2012/04/28 13:51

自宅を出発してから12時間ほど経った。しかし意外にも、当初恐れていたほどの疲労感は無い。
残すはあと200km少し。
やはりこの辺りは田舎道なので、中央分離帯の無い対面通行の区間が多くなる。

16時頃、蒜山(ひるぜん)サービスエリアで小休止。遠景に大山(だいせん)が見えている。大学時代はこの山で、研究室仲間たちとスキーをしたものだ。
ガソリンメーターを見てみると、残り1/4を切っていた。ここから松江市までは70km程度なのでギリギリ大丈夫だとは思うが、警告ランプの点灯は間違い無かろう。

<ガソリンメーター (左の針)>
ガソリンメーター
[OLYMPUS OM-D E-M5/14-42mm/ISO200] 2012/04/28 16:01

16時過ぎになって大山(だいせん)が間近に見えてきた。ここまで来れば、もう大学時代の生活圏。まさかここまで到達出来たとは自分のことながら信じられない。

<大山(だいせん)>
大山(だいせん)
[OLYMPUS OM-D E-M5/14-42mm/ISO200] 2012/04/28 16:17

米子市で高速道路を降り、一般道に入った。そしてしばらく走り、この地域のガソリン単価を探った。
田舎だけあって単価表示の無いところもあったが、ハイオク単価は大体164円前後とみた。もっと安いところもあったが、その時点ではまだ様子見中だったので惜しいことをした。
意外なことに、ガソリンメーターの警告ランプがまだ点かない。

安来市まで来て、ハイオク単価163円という店があったのでそこに入ることにした。
入ってみると、Tポイントカードを使うと単価が161円になるそうで、それを使った。
ガソリン給油量は54.41リットル。走行距離は785kmだったので、平均燃費は14km/Lとまずまず。新しいエンジンオイルや無渋滞、そしてエアコンの負担が軽い季節という好条件が効いたのかも知れない。

松江市内に入ったのは17時半頃。
大学時代に友人ヤスのクルマで走った馴染みの風景が次々と現れる。ここまで来ると「帰ってきたなぁ」という気分になる。
くにびき通りを北上し大学方面を目指す。通りの雰囲気はあまり以前と変わった様子は見られない。

<くにびき通りを北上>
くにびき通りを北上
[OLYMPUS OM-D E-M5/14-42mm/ISO200] 2012/04/28 17:39

しかし大学前の通りに入ると、少々様子が違うことに気が付いた。それもそのはず、5年前の訪問時にこの辺りの道路は工事中だったので、「次に来る時は変わっているだろうな」と思っていた。
当然ながら道路路面はキレイになり、歩道が広くなっていた。バス停も屋根付きで見違えるようになっていた。そして大学そのものも立派なものになっており驚いた。

<大学前通り>
大学前通り
[OLYMPUS OM-D E-M5/14-42mm/ISO200] 2012/04/28 17:43

とりあえず、本日の夕食を調達するために大学隣のスーパーマーケット「みしまや」の駐車場に停めた。
とは言え少々時間が早いので、買い物前に周辺をちょっと歩いてみることにした。

この季節、陽が長くなったおかげで18時近いというのにまだ明るい。とりあえず超広角ズーム7-14mmを装着した「OM-D E-M5」を片手にクルマを降り、かつて住んでいたコーポまで歩いてみることにした。
まるで当時に戻って自分の部屋に帰るような気分になる。周辺は当時とは少々変わっているが、5年前の訪問時からは変化が無いように感ずる。

<帰り道を辿る>
帰り道を辿る
[OLYMPUS OM-D E-M5/7-14mm/ISO200] 2012/04/28 18:01

ただ、当時利用していた床屋が見当たらない。5年前の訪問時にはちゃんとあったのだがどうしたことだろう。
やはり月日の経過には逆らえなかったか。残念・・・。

さて、かつて住んでいたコーポは今も変わらずそこにあった。当時も古かったが、さらに古くなっており痛々しい。当時、隣はスーパーの広い駐車場で見通しも良かったが、今では建物があって影となり全体的に暗い。
だがそれでも、ここは我輩の帰ってくる場所である。

<かつて住んでいたコーポ>
かつて住んでいたコーポ
[OLYMPUS OM-D E-M5/7-14mm/ISO200] 2012/04/28 18:08

次に、大学方面へ戻ることにした。
来る時と少しルートを変えてみたところ、いつも利用していた床屋が目に入った。どうやら勘違いしていたようだ。
それにしても、ここもそれなりの年数が経つはずなのに新築のようにキレイだ。

<いつも利用していた床屋>
いつも利用していた床屋
[OLYMPUS OM-D E-M5/7-14mm/ISO200] 2012/04/28 18:17

我輩が大学を卒業する前に、床屋のマスターに「また松江に来ることがあったら寄ってよ」と言われたが、さすがにもう覚えてはいまい。
その後、大学キャンパス内に裏門から入り、メインストリートを歩いてみた。孫を連れた老人が歩いていたので(恐らく近道としてキャンパスを横断していた)、特に部外者立ち入り禁止というわけではない様子。撮影しながら歩いたのだが、陽の角度が浅いので、本番撮影は改めて別の日に行おうと思う。

クルマに戻り、撮影してきた写真をチェックした。すると、大学キャンパス内を写した写真に異常が認められた。画面中央部の狭いエリアに比較的ハッキリした白いモヤがある。
ハッと気付いてレンズ表面を見ると、超広角ズームの大きく突出した前玉レンズ中央部に手の脂が付いているではないか。
「しくじった・・・。」

超広角レンズだけに、前玉に付いた汚れは画像上ではかなりハッキリ現れる。撮り直そうにももう陽が落ちて薄暗い。
単なるモヤ状のものならば画像処理で黒を締めれば良いのだろうが、拡大表示するとそのエリアだけディテールが失われて解像感が無く救済出来そうにない。
本番撮影ではないとは言え、救済出来ない画像が表示されるたびに憂鬱になりそうだ。これは今後の士気に関わるので即刻削除した。最初から撮影しなかったことにしておく。
ただ幸いなことに、大学キャンパスに入る前の画像に異常は無かった。

しばらく車内で休憩した後、スーパーマーケット「みしまや」で今夜の夕食と明日の朝食を調達した。2リットルペットボトル飲料と、50%割引の惣菜を各種。500円ほどで済んだ。
レジ袋は念のために持って行ったが、やはりここもレジ袋は有料とのことで持参したレジ袋が役に立った。

夕食は風呂に入ってサッパリした後に食べたいので、まず銭湯へ行くことにした。
松江周辺は温泉が色々とあるが、我輩は観光に来たわけではないので、とにかく安く入れる銭湯という条件だけで探しておいたのだが、それが宍道湖の南側にある来待(きまち)の「大森の湯」である。大人300円とリーズナブル。
クルマで湖岸道路を来待へ向けて走る。途中の信号はどこも黄色点滅でほとんど停まることが無い。

<湖岸道路を来待へ向けて走る>
湖岸道路を来待へ向けて走る
[OLYMPUS OM-D E-M5/7-14mm/ISO200] 2012/04/28 19:16

現地に着いてみると、駐車場が満車状態で停められない。いや、それ以前に駐車場そのものが狭く、6台くらいしか停められないではないか。
まあ確かに、これまで訪れた数々の銭湯の中で地元密着型の銭湯ではこういうこともあった。
仕方無いのでしばらく待っていると1台空いたので、狭いところをバックで注意深く入りそこに停めた。

<来待温泉「大森の湯」>
来待温泉「大森の湯」
[OLYMPUS OM-D E-M5/7-14mm/ISO400] 2012/04/28 20:14

我輩は石鹸派なので、液体石鹸やシャンプーの備え付けがあっても使わない。自分で石鹸を持ち込み、それ一つで頭から身体まで洗う。だから逆に言えば、備え付けがあるかどうかなど気にせず行ける点では気楽だ。
ロッカーがあるか分からないので、クルマはメカニカルキーを使ってドアロックし、そのキーに付けたゴムバンドを腕にはめておいた。メカニカルキーならば湯に浸かっても問題無い。

ここでは、番台の横にある券売機で券を買い、それを番台のカゴに入れて館内に入る方式であった。
土産物売り場や休憩場などあってそこそこ標準的な日帰り温泉施設という感じである。これくらいの規模ならばもっと広い駐車場があっても良さそうなもの。

浴場は木造で天井が高かった。露天風呂もある。
この日は屋内風呂しか入らなかったが、風呂の底には大小の石が敷き詰めてあり、それを踏むと足裏のツボが刺激されて気持ちが良い。

夕食がまだなので、風呂から上がった後、休憩室には寄らずクルマに戻った。
ふと見ると、今いる駐車場とは別の所に広い駐車場があるのに気付いた。入る場所が少し違ったので最初は気付かなかった。次の日は広い駐車場のほうに停めよう。

さてこれから、8km離れた道の駅「湯の川」へ向かう。そこで夕食を食べ、車中泊とする予定。
最初、銭湯から宿営地まで8kmとは少々離れすぎているかと思ったが、黄色点滅信号のノンストップ走行ではそれほど遠いとは感じなかった。

道の駅「湯の川」に到着後、運転席で夕食を食べ、部屋着に着替えて後部座席の布団に移った。その日に撮影した写真を見るなどして過ごした。脇には折り畳み自転車を入れたバッグを立て掛けてあるが、意外と邪魔にならない。

<道の駅「湯の川」で車中泊>
道の駅「湯の川」で車中泊
[OLYMPUS OM-D E-M5/7-14mm/ISO400] 2012/04/28 20:33

それにしてもこうして外の景色を眺めていると、クルマで島根に来ていることが本当に信じられない。よく800kmも運転してきたものだ。事前に恐れていたほどの疲労を感じていないのはなぜだ?

考えてみれば、夏の帰省の時は渋滞の中で、おまけに酷暑のせいで体力消耗が甚だしい。休憩しようにも渋滞の中では逃げ場は無く、ジリジリと確実に体力が奪われた。千葉〜大阪間で16時間もかかるなど、長距離運転と言うよりもむしろ長時間運転であった。
それと比べると今回は渋滞も少なくスムーズで、しかも真夏ほど暑くも無く、体力消耗も最小限で済んだのであろう。

明日はいよいよ、松江市街で自転車で回る。体力勝負の撮影となろう。
22時半頃に布団に入ったのだが、少々暑かったので下着になり掛け布団をかけぬ状態で気温が下がらぬかと様子を見ていたのだが、いつの間にかそのまま眠ってしまった・・・。

<この日の島根での移動範囲>
この日の島根での移動範囲

その後、ふと起きたのは午前1時過ぎ。寒さで目が覚めた。
身体が冷えきっており、慌てて部屋着を着る。歯も磨いていなかったので、道の駅のトイレで歯を磨き、改めて布団に入り、毛布を被って寝た。