2000/04/05
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表紙

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カメラ雑文

[737] 2012年01月06日(金)
「正月の買い物(準備)」


正月というタイミングは不思議なもので、何か買い物をしたくなる。
かなり昔の話だが、2006の正月にも「カメラのチャンプ」にてデジタルカメラ「RICOH GR-D」を衝動買いしたことがあった。その件については雑文558に書いてある。

さて、今年も正月がやってきた。
豚児がお年玉で3千円もの思い切った買い物をしたのを見て、我輩も何か買いたくなってしまったカメラがある。それは、"ナノ一眼"と呼ばれる「PENTAX Q」。
並のコンパクトデジタルカメラより小さいかも知れない。

最初に「Q」を知った時、あまりに小さなそのイメージセンサーに驚いた。
「ナノ一眼とは言ってもマウントの径はそこそこあるのに、なぜイメージセンサーだけが極端に小さいんだ?」
説明によれば、イメージセンサーは小さくとも、裏面照射イメージセンサーと最新の画像処理エンジンによって高画質を実現しているという。

確かに技術進歩で解決出来るものなのかも知れないが、だとしてもなぜあのような小さなイメージセンサーを選ぶのかが解らない。開発陣はあのサイズが一番相性が良かったなどと言っているらしいが、物には限度があろう。あれでマトモな画が得られるなら苦労は無い。

ところが正月になると「Q」が気になって仕方無い。なぜだ?
よくよく自己分析してみると、どうやら昔の「PENTAX auto110」で感じていた魅力を「Q」に見出したようだ。それが正月気分によって呼び起こされたらしい。

<PENTAX auto110>
PENTAX auto110

「auto110」というのは、主にポケットカメラに使われていた110(ワンテン)サイズというカートリッジ式フィルムを使う超小型の一眼レフカメラである。
それまでの110フィルムを使うポケットカメラでは、フィルムのラチチュードや深い被写界深度に頼って露出やピント調整が省略された、いわば"簡易カメラ"しか無かった。

110フィルムはカートリッジ式ゆえにフィルム押さえの圧板が使えずフィルムの平面性を保つことが構造上難しい。だから、多くのカメラメーカーは110カメラには精密なピント合わせは無意味だと思っていたのだ。
ピント固定のカメラであれば、それ以外の部分で真面目に作られるはずも無い。

そんなところに、突如として本格的な110サイズ一眼レフカメラ「auto110」が出現したのである。

「auto110」は、小さいながらもレンズ交換可能なところが凄かった。
小さなマウントには、当時の35mm判カメラそのままの仕組みがミニチュアで再現されており、広角レンズやズームレンズが用意されていた。
そしてレンズだけでなく、ワインダーや専用ストロボなどシステム化されているところは、まさに一眼レフならではと言ったところ。

<auto110のシステム (一部)>
auto110のシステム (一部)

当時の我輩は、特に小型カメラを必要としていたわけではなかったし、110サイズの根本的な画質の悪さも承知していたので「auto110」に手を出すことはなかったが、それでも、ギミックにあふれたそのミニチュア一眼レフに心がときめいたものである。

そんな「auto110」が、今、デジタルカメラとして甦った。それが、「Q」である。

てのひらに収まるほどの小さなカメラでありながら、立派にレンズ交換が可能。「auto110」の再来として見ると、途端に面白く感じられるのが不思議であった。
レンズも1万円以下のものがあるらしいので、正月気分のこの時に、写真の撮れるオモチャとして買ってみても良いかも知れない。

ただそうは言っても、デジタルカメラの価値は結局のところ吐き出す画像の良し悪し。最後の決め手は画質である。
銀塩カメラの場合、カメラ本体は画質に関わらない。しかしデジタルカメラでは、カメラ選びは画質を左右する大きな問題。
もし、画質が悪くともコンパクトなものが良いのであれば、カメラ付き携帯電話で事足るという話になってしまう。やはり、低感度限定の画質だとしても最低限の画質は確保したい。

「Q」の画質についてメーカーでは高画質に自信を持っているようだが、本当のところはどうなのか?
そこで、「Q」の作例を公式Webサイトから見てみたところ、意外にもノイズが少なく感ずる。写っている猫の毛もそれなりにキレイに見える。少なくとも、フォーサーズカメラと同等というところか。

ここで、一気に購入の方向に傾いた。
正月気分の勢いのまま、これ以上細かいことは気にせず「Q」を買ってみよう。使ってみれば楽しいはず。

欲しい時が使いたい時であるから、最安のものをWebショッピングするにも待ちきれぬ。実店舗ですぐさま手に入れたい。
しかし正月でもやっている店となると限られてしまい、そうなると標準のキットでも5万5千円。1月中ならば5千円のキャッシュバックがあるそうなので実質5万円となるのだが、それでもやはり高い買い物。我輩の所持金は2万5千円なのだから無理。

こうなると、禁断の家計からの借金に頼ることになるか・・・と一瞬思ったが、間もなく登場する予定の「Nikon D800」を購入することは決めてあるので、借金はその入手のために温存しておきたい。
となれば、やはり「Q」の正月購入は無理か。

少々気落ちして、引き続きWebからの情報収集を続けることにした。
それにしても、Web情報は断片的情報しか無く、そして数多くのサイトを巡った結果を最後にまとめることが困難である。
また、作例写真もJPEGばかりでRAWデータを見付けられない。RAWデータを自分で現像して結果がどうなるかが重要であるのに困ったものだ。

そこで、まとめ情報を得るためにムック本を購入した。この本だけで2千円近くするのだから、それだけ「Q」の購入資金を削ぐことになる。しかし本気で購入を考えるならば買っておくべきだろう。
それから、電器店に置いてある展示品の「Q」にて試し撮りをし、RAWデータとJPEGデータ、そして動画ファイルを得た。
ついでに、原寸大のカタログも入手。

<「Q」の研究のために>
「Q」の研究のために
「Q」の研究のために

さあこれで、いつでも衝動買い出来る準備が整った。
後は、どう金策するかを考えるのみ。