さて、単焦点レンズを選ぶとすれば、何を選べば良いか。
我輩の場合、通常のメモ用途には広角レンズ、被写体までの距離がある場合や写真描写を求める撮影には中望遠レンズ、この2本があれば常備カメラとしては事足りると思う。
逆にこの用途では、ズームレンズがあったとしても、広角と中望遠の焦点距離しか使うことがない。
そこで選んだのが、「DA 15mmF4ED AL Limited(換算23mm)」と「DA 70mmF2.4 Limited(換算105mm)」である。
カタログの写真ではフードが装着されており分かりづらいが、どちらのレンズもフードを使わなければパンケーキレンズとまでは言わないまでもかなりコンパクトになる。
というわけで、レンズ選択の目星は立った。
次は、カメラボディの選定を行う。
とにかく、メモ用途としてカメラは小型でなければならない。そして他の所有デジタルカメラとの足並みを揃えるため、少なくとも1,000万画素は必要となる。
そうなると選択肢は「K-m」、「K-x」、「K-r」に限られてくる。
実を言うと、これら3機種の違いが分からない。そこで改めて調べてみた。
すると早い話、「K-m」、「K-x」、「K-r」の順にモデルチェンジしたということらしい。当然ながら、性能アップや細かい改良などは新しいものほど施されているが、また当然ながら新しいものほど実売価格も高い。
ちなみに現在、「K-x」と「K-r」は新品で併売されているものの、「K-x」の生産は終了しており、在庫販売という形となっているとのこと(販売店談)。
気になる高感度特性については、やはり新しいものほど良くなっているらしい。しかし金が無いので、中古でも4万円はする「K-r」は無理。中古3万円の「K-x」が限度か。
ただ、その時点での預金残高は約2万円。どのみち金策せねば何も買えぬ。
最終的に、ボディは「K-x」、レンズは「15mm」と「70mm」と決まった。
すべて中古で買い揃えることにするが、それでも合計11万円となることが判った。2万円残高では到底無理。
しかしタイミング良く小遣い日になったので1万円がプラスされ所持金は3万円となった。これで、少なくともボディは買える・・・。
(その2へ続く)