2000/04/05
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カメラ雑文

[704] 2010年10月06日(水)
「2010年夏 九州帰省日記(4日目)」−8月9日(月)


この日は主に、「叔母さんとの昼食会」と「源じいの森温泉」の2つが予定に入っている。
祖父が亡くなった後なので、祖母の気分転換のためにも、近場ではあるが一緒に温泉に行くのも旅行気分で良いのではないかと考えた。

<位置関係>

9時頃、母親を含めた4人で小倉のマンションを出発。京都郡(みやこぐん)へ向けて南下する。
途中、ショッピングモール「ゆめタウン」で食料品を買い、実家に到着したのは11時過ぎだった。

今年2月に他界した祖父の遺影に線香をあげ、皆で手を合わせて無事に着いたことを報告。
祖父の死については、豚児はあまり実感が無いようであった。葬儀に出席していないので当然と言えば当然。

くつろいだのは、最近リフォームした応接室。エアコンも新しいものが付いている。
ここは戦闘機が真上を飛び爆音が轟く地域のため、防衛省からの補助金が出るはず・・・なのだが、リフォームの際にうっかり防音材を撤去してしまったため、補助金支給の条件を満たさなくなってしまい、自腹でエアコンを取り付けたという。

<実家に到着>
実家に到着
[Nikon D700/24-120mm] 2010/08/09 11:31

最近、沖縄の普天間米軍基地を築城へ移すかどうかというバカげた話があるだけに、防音材を撤去して大丈夫なのかとその点が心配になる。年寄りは爆音など大丈夫なのか?
もっとも、小さい頃からそういう爆音には慣れていると、ほとんどセミの鳴き声程度にしか気にならなくなるものだが、ただそうは言っても、音が響いている間は会話が出来なくなってしまうのは不便。

さて、叔母さんが食事に招待してくれているので、実家に着いたばかりだったが12時頃にまた出た。
叔母さんの家に寄って叔母さんをクルマに乗せ、叔母さんの道案内でクルマを進めた。八景山という小さな丘を切り崩して作られたニュータウンの中にあるらしい。

目的の店には、12時半に到着。
小ぢんまりとして落ち着いた雰囲気のあるところだ。田舎なので静かということもあるが。

<店に到着>
店に到着
[Panasonic DMC-GF1/14-42mm] 2010/08/09 12:29

毎度の事ながら、叔母さんの招待してくれる店はこじゃれた感じで、恐らくこういう機会が無ければほとんど縁の無いような料理が出てくる。
値段も相当なものかと思うのだが、金の話をするのも野暮であろうし、そもそも聞くのが怖い。
我輩がいつも会社に持っていく弁当の原価がおよそ150円なだけに、その落差たるや凄かろう。

<料理>
料理
[Panasonic DMC-GF1/14-42mm] 2010/08/09 12:30-14:03

ちなみに、「Panasonic DMC-GF1」を持ってきたので、それを使って料理を一つ一つ撮影した。
このカメラは外見上はコンパクトカメラそのものなので、周囲に威圧感を与えないのが良い。しかも赤色ボディ。
もしこれが黒ボディの一眼レフカメラならば、いくら小さくとも、その場にそぐわない存在となったであろう。

一眼レフカメラを持ち込むことが躊躇される場面では、GF1のようなカメラは重宝する。
レンズを選べば呆れるほどの接写が可能となるので、撮影の自由度は一眼レフカメラと変わらないのが嬉しい。

ただ、GF1はフォーカルプレーンシャッターの音が「シャキン!」と甲高いので、外見とのギャップが大きい気がする。また、コンパクトデジタルカメラよりも画質が良いとは言うものの、やはりAPSサイズのイメージセンサー以上の画質があればなあと思うこともしばしば。
まあ、上級と比較すればキリが無く、並のコンパクトカメラの画質と比べればマシだと割り切るしか無かろう。


さて食事中、突然の豪雨で周囲が「ドォー!」という音に襲われた。まるで滝のよう。
夏に良くある"夕立ち"の風景のようにも見えるが、昼間に降るとなれば"夕立ち"という感じもしない。最近は少々気候が変化し"南国のスコール"に近くなってきたのだろうか。
しかし食事時間が長かったこともあり、店を出る14時半頃には雨はすっかりやんでいた。

駐車場に戻ってみると、クルマの上に数多くの竹の葉が散っている。見上げると、クルマに覆いかぶさるように背後の竹林から枝が伸びていた。恐らく、先ほどの豪雨で竹の葉が叩きつけられたのだろう。クルマのボディに竹の葉が雨で張り付いていて、取るのに難儀した。

叔母さんの家に寄ってしばらく談笑。
その際、祖母を「源じいの森温泉」に誘う計画を話をしてみたところ、「どうやかね、ばあちゃんっち温泉好かんやろうけんねぇ〜(訳:どうだろうね、ばあちゃんって温泉は好きじゃないだろうからねぇ〜)」という反応が返ってきた。
年寄りというのは温泉が好きなものだと思っていたが・・・。

そして15時半ごろ実家に戻った。
戻ってすぐまた空が暗くなったかと思うと、また激しい雨が降り出しカミナリが鳴った。これくらいの時間になれば、立派な"夕立ち"と言える。
それにしてもこういう風景は印象に残るものであるから、子供時代の夏休みの風景と重なって懐かしく思い、思わず写真を撮ってしまった。雨の激しさを表現するためにシャッタースピードを調節するのだが、デジタルカメラのモニタ画面を見ながら調節するクセが付いてしまい、経験による一発決めをしなくなったのは良くない傾向。
次はなるべく、自分の意思で1つのシャッタースピードを選択したい。


<夕立ち>
夕立ち
[Nikon D700/24-120mm] 2010/08/09 15:50

夕方は、「源じいの森」へ行って温泉に入る予定。
一緒に温泉に行こうかと祖母に提案してみたが、即座に「温泉っち好かんっちゃ〜!(訳:温泉って好きじゃないわ〜!)」と否定。まあ、ハッキリしていて分り易いと言えば分り易い。
仕方無いので、母親を含めた4人でクルマに乗り、17時頃出発した。

「源じいの森」へは30分で到着。
しばらく休憩室で涼んだ後、温泉に行ったのだが、男は我輩一人なので寂しい。

<温泉>
温泉
[Panasonic DMC-GF1/14-42mm] 2010/08/09 17:22

風呂から上がった後、食事をするためにレストランへ。時間は19時半になっていた。
食べたいメニューは色々あり、「とんかつ定食」にするか、あるいは「ちゃんぽん」にするかを迷ったが、結局後者にした。

<ちゃんぽん>
ちゃんぽん
[Panasonic DMC-GF1/14-42mm] 2010/08/09 19:50

家路についたのは20時過ぎ。
温泉と食事で気持ちが緩やかになったものの、我輩はこれから運転せねばならないので、最後に気を引き締めてハンドルを握る。

<夜の運転>
夜の運転
[Panasonic DMC-GF1/14-42mm] 2010/08/09 20:44

夜の田舎道は本当に暗い。T字路では、道を知らなければそのまま突っ込んでもおかしくないほど。当然ながら、ヘッドライトは上向きがデフォルトである。この時間になると、対向車すら1台も無い。
行きと同じように、帰りも30分後に家へ着いた。
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イラスト提供:シェト・プロダクション