2000/04/05
OPEN

表紙

1.主旨と説明
2.用語集
3.基本操作法
4.我輩所有機
5.カメラ雑文
6.写真置き場
7.テーマ別写真
8.リンク
9.掲示板
10.アンケート
11.その他企画

12.カタログ Nikon
 F3 (F3H)
 FM3A
 FM2
 FM
 FE2
 FE
 FA
 FG
 FM10
 FE10
 F4
 F-401X

Canon
 AE-1P
 AE-1
 newF-1

PENTAX
 K1000
 KX
 KM
 LX
 MX
 MZ-5
 MZ-3
 MZ-M

OLYMPUS
 OM-3Ti
 OM-4Ti
 OM-2000

CONTAX
 ST
 RTS III
 Aria
 RX
 S2

MINOLTA
 X-700
 XD

RICOH
 XR-7M II
 XR-8SUPER

カメラ雑文

[673] 2009年09月12日(土)
「2009年夏 九州帰省日記(3日目)」

●8月9日(日) 3日目
<事前計画:宗像市ホテル→ハウステンボス→佐世保市ホテル(泊)>


この日は長崎の「ハウステンボス」へ行く予定。少し遅くなっても現地で泊まれる安心感があるからこの日が良かろう。

しかし宗像市から長崎へ移動するとなれば、到着は昼頃となる。そうなると、意外に「ハウステンボス」で過ごす時間が短いことに気付いた。
ならば、この日の午後は「長崎バイオパーク」でカピバラたちとノンビリ過ごし、「ハウステンボス」のほうは翌日の朝一番から行くのが良いかも知れない。

そういうわけでこの日は「長崎バイオパーク」へと行き先を変更。
途中、昼食を摂ろうと思ったが、昼には微妙に早かったので、園内のレストランで食べるつもりでそのまま現地を目指す。

<長崎自動車道>
長崎自動車道
[Canon EOS 5D Mark2/24-105mm] 2009/08/09 10:25

高速道路から一般道に降りた後、しばらく走ると綺麗な景色の見える橋を渡った。
渡りきってしばらくして気付いたが、この橋は観光名所の「西海橋(さいかいばし)」らしい。理由は後で述べるが、この橋は子供の頃からいつか自分の目で見てみたいと思っていた橋なのだ。

<西海橋を渡る>
西海橋を渡る
[Canon EOS 5D Mark2/24-105mm] 2009/08/09 11:04

西海橋を渡って20分後、「長崎バイオパーク」へ到着。
かなり辺鄙(へんぴ)な場所にあったため、なかなかクルマ以外でのアクセスは難しいと思った。
バイオパークの駐車場は無料で、誘導員に従いクルマを停めた。エンジンを切った瞬間に車内温度がグンと上がるのを感ずる。この暑さのため、携行する荷物はカメラ機材の他に飲み物は必須。
ちなみにカメラ機材は、ビデオ撮影用として「Canon EOS-5D Mk2」と、スチル撮影用に「BRONICA SQ-Ai」を選んだ。

園内に入る時に案内マップをもらったが、どうやらレストランに行くには少し歩かなければならないようだ。
今から考えるとたいした距離でも無かったとは思うが、この暑さの中を歩くのはかなり大変で、滝のように流れる汗をタオルで拭きながら、ヒーヒー言いながら歩いた。経路の途中に動物が何種類かいるようだったが、ほとんど目に入らない。

やっとの思いでレストランに辿り着いたところ、レストランと言うよりも行楽地にありがちな"軽食売店"という感じで少しガッカリさせられた。
しかしそれでも、食事する場所はガラスで仕切られエアコンが効いていたのは有り難い。

<バイオパーク園内で食事>
バイオパーク園内で食事
[Canon EOS 5D Mark2/24-105mm] 2009/08/09 12:16

食後、さっそくカピバラ放牧地へ行き、そこで大小様々なカピバラと触れ合った。
カピバラは非常におとなしく、また驚いたことに、あの風体には似合わず「ピー、ピュルルルル」という小鳥のようなかわいい声を発する。
予想通り、豚児はカピバラをとても気に入ったようで、一生懸命なでたりマッサージしたりして交流を深めていた。そして我輩はその様子を「EOS-5D Mk2」でハイビジョン撮影した。

<カピバラとの交流>
カピバラとの交流
[Canon EOS 5D Mark2/24-105mm] 2009/08/09 13:04

しかしやはり直射日光の当たるところにいると身体がダルくなる。飲み物も底を尽きた。
カピバラは泳ぎも得意で、暑くなると水に飛び込んで泳いだりする。見ると、足には水かきもあった。
我輩たちは水の中で涼しそうにしているカピバラを羨ましく思った。特に我輩は、中判一眼レフカメラの「BRONICA SQ-Ai」の重量が負担に感じていた。
「くそ、この程度の重量が負担になるとは情けない。本当に殺人的な暑さだな・・・。」

こういう場所では、ちょっとした飲み物でも300円もする。普段なら絶対にそんなものを買わないのだが、この日ばかりはそうも言っていられない。暑さに負けて2回も飲み物を買ってしまった。

<酷暑のため売店に寄ってしまう>
酷暑のため売店に寄ってしまう
[Canon EOS 5D Mark2/24-105mm] 2009/08/09 14:49

その後、昼食のためにパスした途中経路の動物たちを改めて訪問して回った。
16時を過ぎると暑さのピークを越えたようで幾分涼しくなり、余裕も少し出てきた。
再び、カピバラ放牧地へ戻り、今度はゆったりした気持ちでカピバラとの触れ合いを楽しんだ。

<夕方にまたカピバラと触れ合う>
夕方にまたカピバラと触れ合う
[Canon EOS 5D Mark2/24-105mm] 2009/08/09 16:27

それにしても、このバイオパークは色々な動物と触れ合えるという意味では、他のどんな動物園と比べても特徴的だと思う。
ここでは特に写真掲載していないが、もちろんヤギやモルモット、リスザルなどのオーソドックスな動物とも触れ合える。

<色々な動物との触れ合い>
色々な動物との触れ合い
色々な動物との触れ合い
色々な動物との触れ合い
[Canon EOS 5D Mark2/24-105mm] 2009/08/09 13:48-15:11

豚児も色々な動物と触れ合い、調子に乗って「今度はキリンとシマウマに触れ合いたい〜」などと言い出す始末。そんな動物と不用意に触れ合ったら蹴り飛ばされるぞ・・・。
ちなみに、キリンとシマウマはあまりの暑さのためか日陰に入ったまま動かない。

<キリンとシマウマも酷暑は苦手か>
キリンとシマウマも酷暑は苦手か
[Canon EOS 5D Mark2/24-105mm] 2009/08/09 13:58

最後に、出入り口近くの売店に寄り、動物のハンドパペットを買おうかということになった。
実は、我輩は動物のハンドパペットにこだわりがある。その我輩の目で見ると、ここのハンドパペットは期待したほど作りが良くなかった。中の下というところか。
しかし豚児がしつこく欲しがったので、仕方無く豚児専用として買ってやることにした。

<子供だましのハンドパペット>
子供だましのハンドパペット
[Canon EOS 5D Mark2/24-105mm] 2009/08/09 17:03

さて、この日の宿泊は佐世保市の「潮音荘」というホテルに泊まる予定。
ここは、家族3人で4,000円ちょっとという値段だったので決めた。部屋が道路側という理由のためだそうだが、一人あたり千数百円程度というのはどんなにボロ旅館でもそうはあるまい。・・・いや、このホテルが超ボロホテルというだけのことかも知れないが。

帰省計画時にインターネットでこのホテルの口コミ情報を見たところ、「潮風のせいか、布団が湿っていました」という書き込みが数件あった。そのことを豚児に言ってみたところ、「布団が湿ってんのぉ〜?!、カンベンして〜(ゲラゲラ笑い)」とウケていた。
そこで我輩は、面白そうなのでそのホテルに泊まることに決めた。

さて、格安ホテルは当然ながら食事は出ないので、夕食の後チェックインしようと思う。
長崎に来たのでちゃんぽんが食べたくなった。あのモヤシの香りを思い浮かべるとたまらない。
カーナビゲーションシステムで検索すると、宿の近くに「リンガーハット」があったのでそこに行くことにした。

途中、行きでも渡った西海橋を渡ったので、ふと駐車場に停めてみた。
クルマから降りて見てみると、海峡は潮の満ち引きのため、大きな川のように水の流れや渦が発生している。
そういえば我輩は小学生の夏休みの宿題で、長崎旅行の絵として西海橋を描いたことがあった。その旅行では西海橋には行かなかったのだが、絵葉書を見て西海橋を描いた。だから、実は現物を見たのは今回が初めてである。

<西海橋>
西海橋
[Canon EOS 5D Mark2/24-105mm] 2009/08/09 17:56

しばらくしてクルマに戻り、佐世保市のリンガーハットまで走った。
駐車場は周辺のドラッグストアやスーパーと共同だったのでそこそこ広かったが、店内のほうは狭く満席で、席に着くまで15分くらいは待たされた。言葉遣いから関西人が多くいたようだったが、我輩と同じく観光客だろうか。

<ちゃんぽん>
ちゃんぽん
[Canon EOS 5D Mark2/24-105mm] 2009/08/09 19:21

大盛りちゃんぽんを食べて満足したところ、もうチェックインの夜8時に近かったので宿に急いだ。
宿は鉄筋建てではあったがかなり古そうな様子。想像通りとも言えた。

<今夜の宿泊ホテル>
今夜の宿泊ホテル
[Canon EOS 5D Mark2/24-105mm] 2009/08/09 20:11

しかし通り沿い、しかもカーブの出口であったため、クルマを一時停止させて駐車場を聞きに行くことも出来ずにそのまま通り過ぎ、先のコンビニエンスストアでクルマを停めて改めて電話で駐車場の場所を聞いた。
クルマで引き返すとホテルの人が誘導してくれ、駐車場に停めることが出来た。

それにしても意外だったのは、フロントの対応がかなり丁寧で、しかも安い道路側の部屋を取ったはずだったが、空いているということで海の見える側の部屋にしてくれた。そうでなくては、潮風で湿った布団には会えない。

部屋の中は殺風景で、狭くは無いが閉塞感はある。ちょっと昔の研修宿泊施設という感じか。
問題の布団だが・・・、特に湿ってはいなかった。
布団の上には浴衣があった。それに、テーブルにはポットに入った冷たいお茶があり、暑い季節には有り難かった。これで4,000円ちょっとという料金は破格だろう。もちろん、風呂・トイレは共同だが。

<ホテル室内>
ホテル室内
[Canon EOS 5D Mark2/24-105mm] 2009/08/09 20:24

窓を開けると、ザーッと川の流れる音がする。
だがここは川ではなく実は海峡で、潮の満ち引きで水流が発生するとのこと。今は真っ暗で何も見えないので、翌朝の景色が楽しみだ。