2000/04/05
OPEN

表紙

1.主旨と説明
2.用語集
3.基本操作法
4.我輩所有機
5.カメラ雑文
6.写真置き場
7.テーマ別写真
8.リンク
9.掲示板
10.アンケート
11.その他企画

12.カタログ Nikon
 F3 (F3H)
 FM3A
 FM2
 FM
 FE2
 FE
 FA
 FG
 FM10
 FE10
 F4
 F-401X

Canon
 AE-1P
 AE-1
 newF-1

PENTAX
 K1000
 KX
 KM
 LX
 MX
 MZ-5
 MZ-3
 MZ-M

OLYMPUS
 OM-3Ti
 OM-4Ti
 OM-2000

CONTAX
 ST
 RTS III
 Aria
 RX
 S2

MINOLTA
 X-700
 XD

RICOH
 XR-7M II
 XR-8SUPER

カメラ雑文

[516] 2004年12月03日(金)
「携帯電話のカメラを進化させろ」

道を歩いていると、前方にフラフラと歩いている者数人。
追い越そうとすると、わざわざ我輩の前に出てくるのでなかなか追い越せない。見ると、それぞれが歩きながら携帯電話を操作してメールを打っていた。
対向して歩いてくる女も、同じく携帯電話を操作中で、我輩と軽くぶつかった。

別の日、駅のホームで電車を待っていると、並んでいる同じ列に、連続した3人が携帯電話でメールを打っていた。
ホームに電車が入ってドアが開いても、その中の1人がなかなか動かなかったため、非常に邪魔だった。

先日、自転車に乗りながら携帯電話のメールを打っている女を見掛けたことがあったが、あれはさすがに危ない。以前、マンガを読みながら自転車に乗る高校生も見たことがあるのだが、メール打ちの場合はメール作文とボタン操作のために注意力がかなり奪われてしまい、マンガ読み以上に危険である。

自分や相手の都合に合わせた発信が便利なはずの電子メール。それがなぜか「受け取ったらすぐに返信しなければならない」というのが一般的になってしまった。その結果、どんな時でもメール送信が優先され、携帯電話を使う者とその周囲の安全性が著しく損なわれているのである。

このように、メールとして誤った使い方が定着してしまうと、もはや覆すのは不可能に思える。そうなると、携帯電話メーカーは、そのような使い方を前提に対策をせねばなるまい。だがヤル気が無いのか、あるいは問題意識そのものが無いのかは知らないが、現時点でそのような対策は何もない。

そこで我輩は、携帯電話メーカーの代わりに一つのアイディアをここに提示したい。アイディア料は不要なためメーカーは心配せず即座に研究開発しろ。

我輩のアイディアとは、以下のようなものである。

現在の携帯電話にはカメラが付いている。そのカメラをメール操作中には作動させておき、液晶画面に前方の様子を表示させる。
つまり、前方の景色をカメラで捉えて画面表示させておき、メール文章をそこにオーバーラップさせるのだ。そうすれば携帯電話の画面を見るために下を向いても前方の視野が確保出来る。
レンズの画角を広げたりCCDの画素数を増やしたりすれば、カメラが多少前方を向いていなくても対応出来る(そういう工夫はメーカーが考えればよい話だが)。

また、動体の検知することによって衝突危険度を画面上でアラートさせても良かろう。場合によっては自動車に搭載されているようなレーダー機能も補助として付けるのも方法の一つ。

このような工夫によって前方が見えるようになれば、携帯電話依存症の患者たちも少しはシャキシャキと歩いてくれるのではないかと期待する。
もちろん、それでも危険性は残るだろうが、シャキシャキ歩いてくれさえすれば横から車に轢かれても特に問題は無い。


それにしても、携帯電話にカメラ機能が搭載されてしばらく経つが、未だに何の進化も無いのが笑える。
未来社会21世紀であるというのに、写真を撮っても「見る」「送る」程度とはな。せっかく電子的に画像を得てデジタル化(符号化)しても、解析処理を通さずそのまま液晶画面に出しても意味は無い。