2000/04/05
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表紙

1.主旨と説明
2.用語集
3.基本操作法
4.我輩所有機
5.カメラ雑文
6.写真置き場
7.テーマ別写真
8.リンク
9.掲示板
10.アンケート
11.その他企画

12.カタログ Nikon
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 FM3A
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 FM
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カメラ雑文

[344] 2002年03月31日(日)
「長期休暇計画」

我輩よく子供の頃から大分県の別府温泉に行ったものだった。
実家は福岡県にあるのだが、県内の博多に出るよりも、別府のほうが特急で1時間と近かった。そのため我輩は別府温泉がお気に入りで、ここ数年、何度か撮影のために足を運んでいる。しかし、それらはすべて35mmカメラで撮影したものであり、情景描写には少しツライものがある。やはり情景を空気感を込めて描写するには、テクニック以前にフィルムの面積が欲しい。写真を眺める自分がその情景に入り込めるよう、キッチリと写真に収めたい。

別府温泉は観光地らしく昔から同じ情景を保っているが、小さな部分を気にすれば、やはり時の移り変わりを感ずることも多い。そんな小さな変化の積み重なりが、我輩の別府の想い出を過去の物とする。写真を撮るなら、早ければ早いほうが良い。
だが、観光地は連休に混むのが運命。年末・年始やゴールデンウィーク、そして盆休み。そんな日しか旅行に行けないサラリーマンであることが悔やまれる。

ところが今年度、我輩は勤続年数が一区切りを迎えることとなり、特別長期休暇を取ることが出来る。土日を加えれば1週間の連続休暇となる。この制度を利用するとオフシーズンに行動出来るため、観光地でもかなり動きやすい。
多くの観光客で混んだ場所で慌ただしくシャッターを切るよりも、ゆっくりした時間の中で一枚一枚を噛みしめるようにシャッターを切る。そんな自分の姿がイメージとして浮かんでくる。

まだ漠然とした計画ながらも、ちょっとしたヒマがあれば撮影アングルなどを考えたりし始めている。
そんな時、大阪の万博記念公園にあるエキスポ・タワーが、老朽化のため今年の夏から来年にかけて取り壊されるというニュースを目にした。
なんということか。

我輩は、大阪万博EXPO'70フリークでもあり(正確に言うなら'70年代フリーク)、当時の万博写真集や特集記事のある週刊誌、ガイドブックなどを手に入れて飽きずに眺めている。
我輩の頭の中では大阪万博は開催中のようなものだった。いずれ、万博跡地(万博記念公園)へ赴き、万博の残り香を写真に収めて持って帰ろうと考えていた。
だが、万博のシンボルの1つ、エキスポタワーが消滅するとなれば、のんびりと構えているわけにはいかぬだろう。

一つの案として、別府温泉撮影のために帰省する新幹線を新大阪駅で途中下車しようかと思う。
エキスポタワーが撤去開始され始める8月まであと4ヶ月。それまでに何とか撮影計画を立て、アングルシナリオを絵コンテにまとめねばならない。

さあ、にわかに忙しくなってきた。