2000/04/05
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カメラ雑文

[284] 2001年07月24日(火)
「EOS-D30の野外テスト」

日曜日、葛西臨海公園へ出かけた。
ここへは何度も行っているが、最近やたらデカイ観覧車が竣工したとのことで、「Canon EOS-D30」の野外テストを兼ね、行ってみることにした。
デジタルカメラはイマイチ信用ならぬため、魚眼レンズを装着した「Nikon F3」も同行させた。

「JPEG最高画質」で260枚撮影可能なマイクロドライブを装着しているが、果たしてバッテリーがそこまで保つだろうか? 一応、スペアバッテリーを持っていくことにする。購入時は野外使用を考えていなかったため、バッテリー一体型グリップは持っていない。そのため、バッテリーが切れれば入れ替える必要がある。まあ、大した手間でもないが。

この葛西臨海公園は、東京ディズニーランドのすぐ隣にある。公園だけあって、ゆったりとした造りが好印象である。東京ディズニーランドのような閉じきられた窮屈な空間ではない。
ここはヘナチョコ妻と最初にデートした場所であるが、その時の映像記憶は断片的でしか残っていない。やはり写真は想い出として残すには重要である。

さて、観覧車の間近で写真を数枚撮った。魚眼レンズを装着した「Nikon F3」で撮影したのだが、さすがの大観覧車もかなり小さく見える。
当初、「かなり混んでいるだろう」との予想で観覧車に乗ることは考えていなかったが、実際に行ってみるとテレビで見たような行列は無かった。ちょうど良いタイミングなのか、あるいは一時期混んでいただけなのか。とにかく切符を買って階段を上がった。そこにはフジのデジタルカメラ「(フジックスDS-300)」を持つスタッフ。
「記念写真をお撮りします」ときた。背景は何も無いところ。こんなところで記念撮影とは・・・。大体のオチは分かってはいるが、面倒なので素直に撮られた。

観覧車はゆっくり回るので、乗ってしばらくはヘナチョコを撮ったりして過ごす。数分後、かなり高く上ったところで魚眼レンズで撮影を始めた。魚眼レンズはNikon用しか無いため、銀塩でしか撮れない。しかし、魚眼の面白い景色を早く見たいので、Nikon用レンズを強引にCanonマウントにくっつけて撮影した。ピントは苦労するが、我輩のテクニックをもってすれば何の問題も無い。露出も最初からマニュアルであるから簡単である。

さて、観覧車から降りてくると、先ほど撮られた写真が出力されていた。1枚800円だったろうか。フチが飾られている程度だが、頼みもしない写真を買うなどということは我輩のプライドが許さぬ。結婚式の時と同じだ。



わりとサッパリした印象の観覧車。だが夜間イルミネーションでダイヤモンド形が浮かび上がるらしい。

Nikon F3に装着していた魚眼レンズを使ってEOS-D30で撮影。フルサイズでないので、画面の上下がケラれるのは仕方ない。

魚眼レンズを使うと、自分たちが宙に浮いているのが実感出来る。

117メートルの高さの景色。あまりに込み入った画像では、細部が妙に劣化しているように感ずる。「JPEG最高画質」の設定であってもダメらしい。かといって「RAW形式」ではハンドリングが悪い(ハッキリ言って面倒くさい)。

ポートレートは特に問題なし。


さて、葛西臨海公園には有名な「葛西臨海水族園」がある。ここはマグロの回遊が見られるのが特徴である。
水槽の撮影は、照明が暗いためにかなり苦労した。デジタルカメラでは感度を上げることが出来るものの、あまり感度を上げるとノイズが乗って画面にザラつきが出る。
また、帰宅してから気付いた問題だが、ブレがあっても小さな液晶画面ではそれが判らない。いや、上手く写っているように見えるので、逆に安心してしまうという弊害がある。その場で確認出来ない銀塩写真ならば、もっと慎重に用心深く撮ったろう・・・。液晶モニタはあくまでフレーミング確認用だと割り切らねばならない。




水族園の入り口のドーム。青空が濃いためか露出は理想的。

奥行きのある水槽を移動する魚を写真に捉えるにはMFで撮影する以外ない。さもなくばシャッターさえ下りない。

暗い室内では、液晶画面で露出の見当が付く。だが、ブレててもその場で判らない。

さすがに、ほとんど動いていない被写体についてはブラさずに撮れた。

小さな液晶画面では一見流し撮りが成功しているように見えるので注意が必要。(画面中央縦線はアクリル水槽の繋ぎ目)

水鳥「エトピリカ」。寄生虫で身体がかゆいため、水面を激しく暴れまくる。

水中を羽ばたくように泳ぐため(上下にジグザグに泳ぐ)、流し撮りではどうしても上下のブレが出る。もっとも、これは修行(通いつめること)によって克服可能な範囲と見た。


今回判明した問題点

(1)バッテリー能力
バッテリー能力は予想以上。1個だけで260枚を撮り切った。途中、ディスク容量が足らなくなり、液晶画面にて明らかに失敗と思われるカットを探して消去をしていた。時々このような作業を行いながらの撮影では、当然電力を余計に消費すると思われる。そのことを考えると、バッテリーの保ちはまずまずと言える。

(2)液晶パネル
なぜかこのEOS-D30は、ほとんど当てにならない露出計を搭載している。背面の液晶画面では、強い外光によって液晶の確認が不可能となった。直射日光が当たれば、それこそ画像は見えない。晴天の野外では、液晶パネルの画像は、フレーミングの確認にとどめておくべきだ。我輩は液晶画面の濃度に惑わされてかなりオーバーな露光を与えてしまった。やはり単体露出計は必須だ。
また先ほども書いたように、ピンボケやブレの確認は、よほど極端なものでない限り不可能。

(3)自動OFF機能
一定時間無操作となれば、電力消費を抑えるためにカメラのスイッチが自動的に落ちる。しかし、いざ撮影しようとシャッターボタンに触れると起動時間が長いためなかなかシャッターが切れない。これはカスタム機能で機能を無効に出来るので、一般撮影ではぜひ自分の意志でカメラのスイッチをON/OFFしたい。

(4)画面ノイズ
水族館内は暗く、明るい望遠50mm f1.8を使わざるを得なかった。もちろん、EOS-D30では感度を1600まで引き上げることが出来るが、ノイズが乗って画面を粗くすることになる。

(5)AF補助光
暗い場所でAFをさせると補助光が投光される。しかしながら水族館の水槽に補助光を当てても無意味であり、周囲に迷惑でもある。これはカスタム機能で無効に出来るはずだが、撮影に忙しくMFに切り替えることで対処した。