さて、先日の
ミノルタα-303siの絞り機構が故障したという件だが、我輩は中古保証が1ヶ月しかないと勘違いしており、ヨドバシカメラを通じて修理に出してしまった。
実際は中古カメラ店での保証は3年あった。そちらに出すべきだったのだ。
それからしばらくしてヨドバシカメラから電話があり、修理代の見積りは8,100円だと言われた。
まあ、値段としては安いほうに入るだろう。工賃だけでも5,000円は越えるはずなのだ。
もちろん、中古カメラ店の保証が効いているあるため、修理作業をキャンセルさせたことは言うまでも無い。あらためて中古カメラ店に持って行くことにする。
それにしても、ニコンF3やFA、ペンタックスLXくらいならば修理で金を使うことはあまり抵抗感は無い。ところが14,000円のカメラとなると、修理で8,100円も払う気になれない。確かに安いのだが、高い。
このカメラは
ヘナチョコ用に買ったものであるため、出来るだけ軽くて安いものを選んだ。しかし、こうも簡単に壊れるとは・・・。
まあ中古品であるため、我輩が手に入れた時は既に壊れる寸前だったと言えるかも知れない。
ただ、このカメラのマウント部はプラスチック製である。
購入当時は、とにかく「安くて軽いものを」ということにしか頭に無かったため、あらためてそのマウントを見ると寒気がした。
「まさか、これはカメラ界のプラガンなのか・・・」
我輩はこのα-303siの中身を知りたくない。
そこには、プラスチック製のギアや軸、そして軸受けがあるだろう。それらはコンピュータ上のシミュレーションではうまく動いていた。しかし、それはプラガンのメカニズムのように気持ち悪い動きを続け、ある時そのメカニズムが破損した。その破損は、必然であった・・・。
プラスチックのマウントは、我輩に余計な想像を誘う。
プラガンは壊れるものだと子供ながらに納得したものだが、このカメラも同じことを我輩に教えているのか。
ミノルタは多角経営が進んでいないメーカーの1つだが、もし商売を広げるとするなら、得意な技術で「プラガン」を作ることを勧める。
そこでマルイを越えてこそ、初めてカメラを作ることを許そうぞ。