2000/04/05
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表紙

1.主旨と説明
2.用語集
3.基本操作法
4.我輩所有機
5.カメラ雑文
6.写真置き場
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カメラ雑文

[112] 2000年 8月11日(金)
「真の宇宙カメラ」

ニコンFは、アポロ計画やスカイラブ計画で宇宙を飛んだ。だから「宇宙カメラ」である。しかし、ニコンFという存在自体が、宇宙的な意味を持っていると思うのは大袈裟だろうか・・・。以下は、我輩の他愛ない空想だ。しかし、真実かも知れぬ。


宇宙論には様々なものがあり、全ての研究者が納得する説は存在しない。有名な「ビックバン説」さえ、細々とした矛盾を抱えている。
しかし、ただ確かなことは、宇宙のどこでも同じような物理法則が支配しているらしいということが判っている。それは、遠い星からやってくる光をスペクトル分析した結果、そう結論付けられた。
もしそうなら、光の性質や、銀原子の化学反応も地球上と同じように起こっているということになる。

宇宙に知的生命体がいるとするならば、一体どんな文明を築いているだろうか。
どれほどヘンテコリンな宇宙人であろうと、物理法則を全く無視した機械を作ることは出来ない。宇宙のどこでも同じ法則が適用されるならば、銀塩写真技術も経験している可能性がある。
そう考えると、もしかしたらニコンFのようなものも存在したかも知れない。

ここでニコンFを持ち出したのは、やはりニコンFというのは一眼レフカメラのエッセンスだけを凝縮したムダの無いカメラだからだ。物理法則に従い、光を導くための装置を作れば、自然にニコンFの形へ収斂(しゅうれん)するような気がする。
あくまでそれは、発展途上の技術の中で生まれる道具であろうが、確実に通る「通過点」のようなものではないかと思う。
複雑ではないが故に、どの文明もその点を通る可能性が高い。

その星で名機と呼ばれたであろうそのカメラは、何という名前だろう? 人間の舌で発音できるだろうか? 想像は尽きない。

宇宙の星々に点在するニコンF。真の宇宙カメラだ。