2000/04/05
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表紙

1.主旨と説明
2.用語集
3.基本操作法
4.我輩所有機
5.カメラ雑文
6.写真置き場
7.テーマ別写真
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10.アンケート
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カメラ雑文

[091] 2000年 7月20日(木)
「電池切れ」

電子式カメラのアキレス腱の1つ、「電池切れ」。それは、我輩のメインカメラである「ニコンF3」も例外ではない。

バッテリーチェック機能を持ったカメラは事前に電池切れのチェックが可能であるが、F3の場合、「ファインダー内に液晶による露出表示が行われるかどうかで確認します(取扱説明書より)」という変なチェック法しかない。「車が動かなくなったら、その時がガソリンの切れた状態です」と言われているような感じだ。こういうのを「バッテリーチェック」と言うのか? 単なる「動作チェック」という気もするが・・・。
F3の電池は1年くらい保つらしいが、その長さゆえ、電池に対する気構えも薄れてきてしまう。実際には、F3で電池切れになったという体験は今まで無かったのだが、だからといって油断してもいい理由にはならない。

我輩が電池で困ったことは、恥ずかしながら、過去に1度ある。
ある時、「ゼンザブロニカSQ−Ai」を持って撮影に出掛けた。ところが、いざシャッターを切ろうとしても、シャッターは反応が無い。急いでバッテリーチェックをすると、赤色LEDが全く点灯しない。電池切れだった。
しかしおかしなことに、電池は1ヶ月前に入れ替えたばかりなのだ。だからバッテリーチェックもしていなかった。
どうやら、AEファインダーを本体に装着した状態では、スイッチを切っていても電池が消耗するらしい(あるいはこのAEファインダーの不具合かも知れない)。
普段は露出計の付いていないウェストレベルファインダーを使っていたのだが、たまたまAEファインダーを本体に装着して保管していた。
「ゼンザブロニカSQ−Ai」は電子シャッターのため、電池がなければ全く動かない。単3電池のように、どこでも手に入るような電池ならなんとかなったかも知れぬが、必要なのはボタン電池4個。
結局、その場の撮影は諦めざるをえなかった。

電池の問題は面倒だ。横着者の我輩には、全く頭が痛い。
電池というモノは、使わなくても自己放電する。湿度が高ければその速度は更に速くなる(空気が電気を通してしまうワケだからな)。スペアとして用意した電池も、管理がきちんとされていなければ意外に早く減っていくことになり、スペアとしての目的を為さなくなる。
結局、電池の交換された日付を記録し、定期的に交換するべきなのだろう。スペア電池も、非常食のように長期間放っておかないように気を付ける。しかし、経済上、そして環境衛生上、電池の交換は最小限に抑えたい・・・。

昔、リコーからソーラーバッテリーを備えたカメラが発売されていたが、設計者は我輩と同じようなことで苦労したのかも知れない。腕時計も同じようにソーラーバッテリーのものがあり、アイディアは決して悪くないが・・・、あまり欲しくなるようなカメラでなかったのが残念だ。
腕時計に学ぶなら、今度は、自己発電(キネティック)カメラか?