2000/04/05
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表紙

1.主旨と説明
2.用語集
3.基本操作法
4.我輩所有機
5.カメラ雑文
6.写真置き場
7.テーマ別写真
8.リンク
9.掲示板
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11.その他企画

12.カタログ Nikon
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カメラ雑文

[051] 2000年 6月10日(土)
「一眼レフ型デジタルカメラ」

我輩は、デジタルカメラが現れはじめた時から、一眼レフタイプのものが出ないものかと期待していた。しかし、それは空しい希望にすぎなかった。

数年前、オリンパスから発売されたものはまさしく一眼レフタイプだった。しかし、ファインダースクリーンに結像させるものではなく透過式のためにAFでしか使えないというシロモノであった。しかもレンズ交換は不可能。
当時は一般コンシューマ向けに発売されているデジタルカメラの中では唯一、一眼レフ形式であったため、かなりチヤホヤされていたと記憶する。
その後、CCDの画素密度の向上が図られたが、基本性能に変化は見られない。

最近ではニコンからF5をベースにしたと言われる「D1」が発売されたが、まだ誰もが買えるような値段ではない。ヨドバシカメラ上野店の店頭で実際に手に取ってみたが、これはかなり大きい。もしこんなカメラを構えられたら、子供なら泣き出す。動物なら毛を逆立て警戒する。
もうすぐフジフィルムやキヤノンから、さらに安価な一眼レフタイプのデジタルカメラが発売される予定だというが、それでもボディのみで三十数万円はする。いまだに決め手となるカメラは発売される様子が無い。

しかし、それほど一眼レフ型というのは難しいモノなのか?シロウト考えでは、既存の一眼レフのフィルム位置にCCDを置き、それをデジタル変換してメモリーに記録するだけではないのかと簡単に考えてしまう。
まあ、もっと難しい理論とやらがあるのだろうが、CCDの画素があっと言う間に増えている傍らで、こんな基本的な技術が確立できないというのも不自然な話だ。

まさか、「安価で小型の一眼レフ型デジタルカメラは儲からない」とでも思っているのだろうか。思い込みの激しいカメラ業界であるから、それも十分考えられる。それでいて、他社が成功すれば、プライドも無くサルマネをする。恥ずかしくないのか?

一度、どこかのメーカーが小型で安価な一眼レフ型デジタルカメラをヒットさせれば、様相がガラリと変わるに違いない。そのきっかけをどのメーカーが打ち出すのか。どのメーカーも、リスクを避けて高価格モデルを捨てきれない。

過去に、社運を掛けてα−7000を開発したミノルタ。その経験を生かし積極的に取り組めば、再びあの栄光を取り戻すチャンスが巡ってくる可能性がある。あの時は、ほんの2〜3年でトップの座を譲り渡してしまったが、今回はその経験を生かして頑張ってもらいたい。今回も一眼レフだ。今度こそユーザーをミノルタマウントに定着させることが出来れば、ユーザーの他メーカーへの乗り換えは起こらないだろう。
他のメーカーはカメラが無くても食っていけるが、ミノルタはカメラが無ければ生きては行けぬ。