[050] 2000年 6月 9日(金)
「買うモノが無い」
先々週、思わぬ臨時収入があった。
当然、ニコンのカタログを見る。
ニコンのカタログを見ると、MFレンズのラインナップがかなり縮小されている。気になったレンズも、最新のカタログで確認し直すと「生産中止」。
欲しいモノは、既にこの世に無し・・・か。無念。
あらためて見ると、いつの間にか専門分野のレンズが消えている。「メディカルニッコール」や「ノクトニッコール」、「UVニッコール」、「全周魚眼レンズ」、「受注生産の巨大望遠ズーム」はもう無い。確かに現実の世界ではお世話になることはないであろうレンズ群だが、その「専門家志向」にニコン臭さを感じていたのも事実。それらのレンズが消えたのはかなり前のことらしい。
まさかまとまった金がいきなり入るとは思わなかったので、今までそちらへは注意を向けていなかった。
ならば、カメラボディを考えるか。
しかし、現行カメラでは、欲しいモノが無い。F3は腐るほどあるし、FM2は使い道が考えつかない。FM10やFE10程度ならば、金の無い時でも買える。AFカメラも、必要と言えば必要なのだが、心から欲しいというわけではない。
チラリとD1の存在が気になるが、アレを買ったらAFレンズまでは買えない。それに、この秋にはEOS型のデジタルカメラが三十数万円で発売されるらしい。
中古カメラはどうか。
今しか買えないモノと言えば・・・「F3/H」、「F2チタン」、「FAゴールド」か。しかし・・・、それこそ使い道が無い。
まあ、目の前にあれば買ってしまうかも知れないが、わざわざ探してまで買おうという気も起きない。ムダ使いを避けるための自己防衛本能なのか。
よく考えると、本当に欲しいモノは、今までに無理してでも買っている。
カメラ関係は、もう手詰まりか・・・?
買うモノが無い。
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