[039] 2000年 5月25日(木)
「F4のペーパークラフト」
ニコンF4が発売された当時、ニコンが「ニコンF4ペーパークラフト」を作った。
それは少数しかなかったためか、カメラ雑誌の読者プレゼントとして出回ったくらいで、ほとんど知られていないと思われる。
しかし、あのアイデアはなかなか良い。
例えば、カメラのカタログの1ページに、その製品のペーパークラフトを掲載すれば、購入を検討している人間が実際に立体物を手にして検討することができる。
我輩は学生の頃、ミノルタAFレンズ、200mmF2.8レンズを買おうか迷っていた。写真で見るそれは、かなり大きく感じた。白レンズはどうしても大きく見える。
ところが実際に、製品サイズ通りにボール紙で工作したところ、思ったよりもコンパクトであることが分かった。そして、そのことが購入を決意させることとなったのだ(その後、ミノルタからキヤノンに切り替えたので購入には至らなかった)。
このように、ペーパークラフトというアイデアは、メーカー側としても、販促用の企画としてのメリットは大きいと思う。カタログは紙質も良く、ペーパークラフトには最適だ。
パパの作ったペーパークラフトを子供が遊び、未来のユーザーを育てることにもなる。ペーパークラフトなら、安心して子供に与えられるだろう?
一度はF4のペーパークラフトを作った実績があるのだから、また作れるだろうに。あとは印刷行程に回せば、あっと言う間だ。
何か出来ない理由でもあるのか?
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