[033] 2000年 5月17日(水)
「気になるF100」
ニコンF100が欲しくなった。
「オイオイ、あれはモロに液晶表示カメラだろーが。」
確かにそうだが、とりあえずそんなことは考えないことにする(笑)。
きっかけは、F80の登場だ。
このカメラはよく出来てるみたいだ。まるで15年前のカメラのようだ(笑)。
まだ実際に手に取って見たことは無いが、いくつかの雑誌に紹介されているのを見た。地味とも言えるような機能が手を抜かずにしっかりと入れられているし、使えない新機能も無い。
AF一眼レフカメラが現れて15年、カメラはいろいろな機能を追い求め、ぐるりと1周してきたような感じだ。こんなカメラ、作ろうと思ったら、15年前でも出来たろうに。いや、技術的に難しい部分はもちろんあるだろうが、もし15年前の人間がこのカメラを見たら、これが西暦2000年のカメラだとは信じられないだろう。それならまだα−7000のほうが、ボタンピコピコで未来的な雰囲気だ。
話がそれたが、F80は普及機〜中級機にしては実にカメラっぽい。
「何も考えずに撮れるカメラが手元に1台くらいあってもいい」と思っていただけに、このF80がとても気になった。
しかしこのF80、巻き上げ速度が秒間2.5コマと遅い。モータードライブ装着のF3や以前使っていたEOS−630が秒間5コマ前後であることを考えると、少し不安だ。
巻き上げが遅いということは、シャッターの切れの悪さを予感させる。1秒間に何コマ撮れるかという要求はしないが、テンポが遅いと撮影に支障が出る。人物や動物を撮る時に、ちょっとした表情の変化を捉えるのには重要だ。えてして、気軽に撮るというシチュエーションは、人物や動物を撮る場面が多い。
そう考えると、F100か。
以前なら、自分とは全く関係無いと思われたカメラだったのだが、どうにもF100が気になって仕方がない。
AFとなると、レンズは全て買い揃えねばならぬ。24mm、50mm、135mmの3本は必要か。金銭的には、まず無理だな。F3、LXと続けて購入した後だから、金など無い。
しかし・・・F100が気になる。
あまり考えすぎると、今度はF100の不満点が見えてきて、F5がターゲットになるかも知れぬ。ここまで来ると、さすがに気軽に撮れるというわけにはいかないな。
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