2000/04/05
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表紙

1.主旨と説明
2.用語集
3.基本操作法
4.我輩所有機
5.カメラ雑文
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カメラ雑文

[202] 2001年01月09日(火)
「吹けば飛ぶよな」

日本が電卓戦争の真っただ中にあった頃、電卓は低価格・小型化を突き進んでいた。その結果、カード型電卓や腕時計型電卓なども登場した。

そういった小型のものは、携帯性に優れている。常に持ち歩いても苦にならない。しかし、常時使うことを前提とすれば、小さい機器というのは使いにくいものだ。
カード型電卓はキーボード全体がフラットでクリック感が無く、腕時計型は小さすぎてペンの先でしかキーを押すことが出来ない。

人間が手に触れて使う物であるなら、それに適したサイズというものがある。人間工学の分野でも、使い易いキーボードの大きさが決められているくらいだ。



デジタルカメラは便利である。それゆえ、その扱いが気安くなる。

我輩のデジタルカメラ「オリンパスC-2020Z」はスマートメディアというメモリカードを使用する。容量は、当時一番大きな64MB。値段が張ったが、そこそこの撮影枚数を確保するためには仕方ない。

このスマートメディア、かなり小型で薄い。まさしく、「吹けば飛ぶよな」メモリである。接点も剥き出しで取り扱いには注意を要する。事実、ほんのちょっとの接点汚れでもエラーを起こす(この現象は、フジのFinePixでは経験したことが無いので、単にオリンパスC-2020Zがデリケートなだけか)。

先日、このメモリを部屋のどこかに落としてしまった。ちょうど散らかっている所に落としたようで、探す前から途方に暮れた。
幸い、1時間ほどで見付けることが出来たが、もし書類の間に挟まったりなどしたら、数ヶ月後に見付かったり、最悪の場合ゴミ箱行きとなったかも知れない。

小さいことは良いことなのだろうが、あまりに小さいと困る。
メモリはフィルムに比べて高価なものであるため、そのままポケットに入れることも出来ない。結局、それなりの大きさのケースに入れることになり、小ささのメリットも半減する。

最近、更に小さな「SDカード」なるものが出てきたが、もうそれくらいでやめておけと言いたくなる。リカちゃんごっこをやってるんじゃないんだぞ。そんなミニチュアを作ってどうするんだ?

小型化をする前に、もっと容量を増やしてデジタルカメラのメリットを生かせるようにしてもらいたいと思うのは我輩だけなのか。もし、フィルムカメラでは実現出来ないような大量撮影枚数を確保出来るなら、それだけで大きなメリットになると思うが。
まあ、撮影枚数に見合うだけのバッテリが確保出来ないのだから、それは触れてはならぬ問題かもな。