2000/04/05
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表紙

1.主旨と説明
2.用語集
3.基本操作法
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5.カメラ雑文
6.写真置き場
7.テーマ別写真
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カメラ雑文

[180] 2000年11月14日(火)
「我輩のストロボ事情」

先日の雑文でストロボ撮影をX接点以上のシャッタースピードをセットしてしまった件は、やはり気のせいではなく、1/500秒でシャッターを切っていたことが判明した。
ニコンFAはスクェア型シャッターのため、画面上部が切れていた。しかし、FAはシンクロスピードが1/250秒のため、1/500秒でもトリミングすれば何とか使える。


さて、ストロボ関連の話題として、我輩のストロボ事情をここに書こうかと思う。

我輩がEOS630を使っていた頃、専用ストロボ「420EZ」を2台使っていた。
これをTTL延長コードで接続し、多灯撮影としていた。

しかし、ストロボの電池はすぐに無くなる。2台のストロボで8本の単3電池を使うことになるが、使用済み電池を大量に生産することになり、これでは資源の無駄だと心を痛めた。
少なくとも室内では家庭用電源を使いたい。そうすれば廃棄物の問題も解決でき、更には安定したチャージも可能となる。もちろん、経済的にもありがたい。

そこで早速、ストロボを改造することにした。
ストロボの電池が4本であるからと、どこからか探してきた6ボルト用のACアダプタを無理矢理接続した。
結果は良好。チャージも早く、何枚撮影しても調子が変わらないのが良い。

ある日、このストロボにアンブレラを付けてテーブルトップ撮影をしていた。なかなか構図がうまくいかず、ストロボは電源が入ったまま待機状態であった。
どれ程時間が経ったろう、突然大きな音で「パンッ!!」と破裂音がした。見ると、2台のうち1台のストロボから煙が上がっている。大慌てでスイッチを切った。

キナ臭い匂いが立ちこめた室内でしばらく様子を見ていたが、落ち着いたので外観を見てみると、特に変わったところは無かった。
試しにもう一度電源を入れてみると、パイロットランプが点灯した。
「なんだ大丈夫か。故障したかと思ったぞ。」
しかし次の瞬間、またもや「パンッ!!」と音がして煙が上がった。

後日ストロボを分解してみると、主コンデンサーの端子部分が黒く焼け焦げていた(ビニール皮膜が多少融け、周囲にカーボンが付着)。高い電圧によって端子間で放電が起こったのか。原因といえば、我輩の改造しか考えられぬ。

我輩は、ストロボが使えなくなったことよりも家庭用電源が使えないということのほうが心残りだった。また電池を消費する生活に戻らねばならない。

そんな時、サンパックのストロボに家庭用電源が使えるものがあると知った。「B3000S」というものがそれだ。
これによって我輩は、電池の浪費を最小限に抑えることができるようになった。改造品ではないため、またあの時のような事故は起こらないだろうと思う。


さて、2台あった専用ストロボ「420EZ」のうち1台はまだ使える状態である。しかし、肝心なEOSを下取りに出してしまい、専用ストロボは活用出来なくなった。さすがに改造ストロボは下取りには出せない。

カメラを失った専用ストロボというのは、言うなれば「未亡人」である。他のカメラと再婚させようかとも思うのだが、専用ゆえに前のカメラへの未練が断ち切れず、もらい手は誰もいない。

そんなわけで、しばらく出番のなかった「420EZ」だったが、先日、その未練を断ち切るべく、新たな改造を行った。
それは、専用ストロボを汎用ストロボに変える改造である。

専用ストロボを専用たらしめているのは、沢山の電気接点である。余計な電気接点を取り除いてしまえば、単に「発光する」ということに専念出来るはずだ。
早速分解し、トリガー接点以外は全て取り除いた。


ニコンF3(ガンカプラー経由)やニコンFAに取り付けてみたが、特に問題は無い。ただしこのストロボは外光式ではないため、自動調光は出来ない。露出はフラッシュメーターで測ることになる。
一応、光量調整は背面パネルで段階的に行えるので、毎回無駄にフル発光しなくともよい。
また、ガイドナンバーと撮影距離で絞り値を割り出す「フラッシュマチック」による方法でも撮影も可能だ。面倒くさいのが難点だが・・・。



さて、家庭用電源を使うストロボ撮影の話に戻るが、いくら家庭用電源を使っても当然ながら光量が増えるわけではない。逆にアンブレラなどを使えば光は拡散して光量は小さくなる。
もし、絞り込んで被写界深度を深くしようと思っても、ストロボの光量が小さければどうしようもない。いくらシャッタースピードを遅くしようとも、ストロボの光は一瞬なので意味が無い。

やはり絞り込むにはもっと光量の大きいストロボが必要となる。そこで、スタジオ用のストロボを調べてみた。
どれも大きく、値段も40万を越えるものばかりだった。その中で1つ、コンパクトで安いものを見つけた。それが、「COMET ダイナライトM1000」だった。
それでも35万円くらいはしたが、執念のボーナス払いでなんとか買うことができた。出力は1000W/S。我輩にとってはそれでも充分過ぎる。

噂では、コメットのジェネレータはあまり評判が良くないと聞く。しかしこれは、製品そのものは「メイドインUSA」。7年くらい使っているが、特に問題は無い。

よく人には「バクダンの起爆装置かと思った」などと言われるが、これでもなかなかデザインが良いと思っている。

高い買い物だっただけに、今までは少し大事にしすぎたきらいもあるが、もっと使う機会を増やして自慢できるような写真を撮ろう。

自慢できる写真とは・・・?
決まっているじゃないか、生産中止となったニコンF3を美しく撮り、F3を持たぬ者を悔しがらせるのだ。

F3を持っていなかったら、多分買わなかったろうな。