2000/04/05
OPEN

表紙

1.主旨と説明
2.用語集
3.基本操作法
4.我輩所有機
5.カメラ雑文
6.写真置き場
7.テーマ別写真
8.リンク
9.掲示板
10.アンケート
11.その他企画

12.カタログ Nikon
 F3 (F3H)
 FM3A
 FM2
 FM
 FE2
 FE
 FA
 FG
 FM10
 FE10
 F4
 F-401X

Canon
 AE-1P
 AE-1
 newF-1

PENTAX
 K1000
 KX
 KM
 LX
 MX
 MZ-5
 MZ-3
 MZ-M

OLYMPUS
 OM-3Ti
 OM-4Ti
 OM-2000

CONTAX
 ST
 RTS III
 Aria
 RX
 S2

MINOLTA
 X-700
 XD

RICOH
 XR-7M II
 XR-8SUPER

カメラ雑文

[156] 2000年10月07日(土)
「デジタルカメラは不良品」

我輩の周りには、5〜6台のカメラが散らばっている。よく見ると、どれもメインスイッチが入りっぱなしになっているのに気付く。
これは、いきなり襲ってくるシャッターチャンスに迅速に対応するためである・・・というわけではないのだが、それほど気を遣わなくとも、ほとんど電池が消耗することは無いので放って置いているだけなのだ。

しかし、もしこれら全てがデジタルカメラだったとしたら、どうなっているだろう?
考えるまでもなく、バッテリーがあがっているだろう。いや、一定時間経つと自動的にOFF状態になってしまう。まあいずれにせよ、スイッチをいれたままで放置することは不可能だということだ。それほど、デジタルカメラは電気を食う。

さて、大抵のデジタルカメラは充電池を使用する。しかし、自己放電や電池の劣化により、いつも安定して使うことなど出来ぬ。電池を使い切ってしまえば、充電に時間を掛けるか、スペア電池に金を掛けるかしかない。あるいはACアダプタを接続して「ひも付き」で撮影をするか。

昔、電子ゲームに蛍光管(FL)を使ったものがあった。暗闇に浮かび上がるインベーダーの光る姿・・・。かなり懐かしいが、あれも電池を食うため、別売りのACアダプタが用意されていた。つまり、ACアダプタが必要だということは、電気を大量に浪費するということに他ならない。

銀塩カメラの中で、いくつか「電池食い」と揶揄された機種はいくつかあった。「キヤノンA−1」もその1つである。しかし、いくら電池食いのA−1であっても、ACアダプタまでは用意されていなかった。
そう、デジタルカメラの「電池食い」は次元が違う。


カメラと名の付く機器であれば、外に持ち出して使うということが前提であるはず。それなのに、すぐに電池切れで使用不能となるのは、そもそも不良品ではないのか?
いくら「そういうものだ」、「仕様なんだ」と言われたとしても、カメラとして使えないのであれば他に評価しようも無いだろうが。
デジタルカメラは、100%が不良品と認定す。


デジタルカメラのバッテリーが短時間しか持たないのは、その欲張りな設計に原因がある。
まず電源が必要な箇所を挙げていくと、「液晶モニタ」、「メモリの読み書き」、「CCD」、「ズーム、焦点調節」、「ストロボ発光」というところか。

まず、液晶モニタは必ず必要かと言えばそうでもない。確かに、あれば便利には違いない。撮影後の映像をその場で確認できるのは、デジタルカメラならではの特長の1つだ。しかし冷静に考えてみると、最も基本的な機能である「撮影」という動作で必要不可欠と言えるほど重要ではない。液晶モニタが無くとも撮影自体には関係無いのだ。少なくとも、従来の銀塩カメラと同じくらいの使いにくさに戻る
[2000.10.21追記]
調べてみると、「フジ・ファインピクスS1プロ」という一眼レフタイプのデジタルカメラは、内蔵ストロボと本体の電源を別立てにしているらしい。やはり、それが理にかなった配電だよな。